建国記念の日 神武天皇即位の日 新暦2月11日(旧暦1月1日) 現存する中で世界で一番古い国

投稿No:9796

建国記念の日 日本はいつ、誰がつくったのか 日本は、現存する中で世界で一番古い国

(画像出典:Wikipedia 神武天皇と八咫烏の肖像。 月岡芳年(1880年)

今日は建国記念の日です。

建国記念の日とは、国が出来たことを祝う記念日です。

建国記念の日は、

建国をしのび、国を愛する心を養う日として、

1966年に定められました。

日本はいつ、誰がつくったのかでしょうか。

日本は世界で一番古い国と言われています。

そう言われている理由には、

いくつか側面があります。

まずは、連続する皇室の歴史です。

古事記や日本書紀の記紀では

神武天皇が即位した、

旧暦の紀元前660年1月1日を建国日としています。

その後、王朝が一度も滅びることなく続いています。

以来、約2700年にわたり、

皇統で王権(王朝)をつないできた日本は、

世界唯一の単一王朝国家だと

いわれることもあります。

神武天皇の東征

ウィキペディア(Wikipedia)神武天皇東征之図 (明治24年)安達吟光

神話の中心は神武天皇が

宮崎から大和へ向かう、

東征の始まりからです。

神武天皇をお祀りする 宮崎神宮の創建

「宮崎神宮 略記」によれば、

宮崎神宮は神武天皇をご祭神としています。

神武天皇は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)から

五代目の御孫にあたります。

宮崎神宮が神武天皇とご縁が深いと言われる、

その理由は神武天皇は、

宮崎の美々津から兵を挙げて、

7年の後大和に至り、

橿原で第一代天皇として即位されたからです。

宮崎が全国統一への皇軍の

出発の地と伝えられているからです。 

古事記や日本書紀に記されている、

神話の話ですが、

一人の建国の英雄記として略記を読むと、

ストーリー性のある物語です。

神武天皇のご偉業 東征の決意

神武天皇は45才のとき兄や諸臣を集め東征を提案し、

東方の美しい地(奈良盆地)を紹介しました。

「全国を制覇し大和を都にしよう」と決意し、

美々津の港から船出され、

ご東征の途に就かれました。

青山が四方をめぐり、

その中に天磐船に乗って天降った神がいるということです。

この地こそ都をつくり天下を治めるのに

適した場所だろうと言うと皆が賛成しました。

10月、諸皇子と水軍をひきいて東征に出発しました。

目指すは中洲(大和国)です。

九州制覇

皇軍は、豊予海峡を通過して大分県に入り、

さらに福岡県を制覇して広島県にお寄りになりました。

中国地方制覇

挙兵した翌年、3月にはさらに岡山県に至りました。

そこで、3年をかけて軍備を整えられました。

大阪から大和へ向かおうとして苦戦

岡山から、大阪府の河内に上陸されたのですが、

大阪では、大和を治める豪族の

長髄彦(ナガスネヒコ)が神武天皇を迎え討ちました。

ナガスネヒコの軍勢は強く、

神武天皇軍は歯が立ちません。

土地の豪族が降伏しなかったので、

道を改めて海路紀伊の

国熊野地(和歌山県)から攻め入りました。

神武天皇は「太陽の神の子孫である自分たちが

太陽(東)に向かって戦うのは良くない」

と考え方向転換して紀伊半島の

東へ回り込むことにしました。

熊野から奈良は、苦難の連続

熊野に上陸すると、熊野では大熊が現れ、

軍勢は気を失います。

この大熊は熊野の荒ぶる神の化身だったそうで、

神武天皇も気を失いました。

そこへ、熊野のタカクラジという人が

天照大神と高木神(タカミムスビ)から

届けられた太刀を持って来ました。

神武天皇は目覚め太刀を握ります。

すると、荒ぶる神は自然に切り倒されしまい、

軍勢も目覚めました。

神武天皇は、高倉下(たかくらじ)や

八咫烏(やたがらす)のチュウキンによって、

大和に攻め入り、大和は平定されました。

初代天皇、神武天皇即位

神武天皇は、橿原に宮殿を建てて、

第一代の天皇(神武天皇)に即位されました。

ここに、我が国の建国が成就されたとされています。

この即位の日が、新暦2月11日に置き換えられ、

現在は「建国記念の日」になっています。

【参考資料:略記(宮崎神宮)】

ただこれは伝承による部分もあり、

実在性に諸説がある初代の神武天皇から

25代の武烈天皇までをのぞいても、

実質の建国は

古墳時代(6世紀頃)と考えられています。

そうだとしても、

1400年以上も続く日本は、

現存する中で世界最古の国となるのです。

何をもって世界で一番古いかと言えば

基準は様々だと思いますが、

王朝が続いていることとするならば

日本が圧倒的に古い国となります。

世界の歴史を遡れば日本より

古い国はあるのですが、

すでに滅びてしまっているため、

現存している中では日本が最古の国なのです。

いつ、誰が建国したのか 一般的な理解 

日本の成立については、

具体的な「誰が作った」という話よりも、

長い歴史の中でさまざまな民族の流入や

文化の混交によって形成された国という見方が一般的です。

日本列島に人類が住み始めたのは

約3万年前と考えられており、

縄文時代、弥生時代を経て、

徐々に現在の日本の基盤が形成されていきました。

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日本という国家が成立したのは、

7世紀後半の飛鳥時代に入ってからとされています。

この時期、推古天皇と聖徳太子の下で

仏教の導入や冠位十二階の制度、そして大化の改新など、

国家としての基盤を作る重要な政策が実施されました。

また、710年には平城京(現在の奈良県奈良市)に首都が置かれ、

これをもって日本の国家としての形が

より明確になったとされています。

しかし、それ以前から各地には

小規模な政治組織が存在しており、

それらが徐々に統合される形で

国家が形成されていったという過程があります。

したがって、

「誰が作った」という単純な問いに対する答えは存在せず、

多くの人々と時代を超えた文化的・政治的な動きによって

日本は成立していったというのが現在のところの一般的な理解です。

日本は、古代から独自の文化と

政治体制を発展させてきました。

3世紀から7世紀にかけての古墳時代には、

強力な王権が存在し、これが後の

日本の国家形成の基盤となりました。

また、奈良時代(710年-794年)には、

国家としての体制が確立し、

中国の影響を受けつつも

独自の文化や法律が生まれました。

これでは、建国記念日を制定するには漠然としているので

神話に、建国の日を頼らざるを得ないようです。

文化の連続性

日本の文化は、長い歴史の中で形成され、

維持されてきました。

古代から続く伝統、祭り、芸術などは、

現代においても重要な役割を果たしています。

日本の文化や社会の構造が、

変遷を経ながらも基本的な部分で

続いていることも、世界で最も古い国の

一つとされる理由に挙げられます。

日本の民族は、

興亡することなく

一貫して国を維持してきました。

天皇を元首とする政体が

一度も変わることなく維持されてきたのです。

かつて最古はエチオピアで、

これは日本より長かったのですが、

皇帝が廃位してから日本が繰り上がり1位になりました。

古い国と言えば、

他にエジプトやギリシャがあります。

エジプトという国は4700年以上前からあり、

現代では文字や文化は別モノになり、

文明としては消滅しています。

ギリシャは4600年ほど前にでき始めています。

文化はローマなど他国に受け継がれて発展しました。

ただし双方とも名前は後から付けられたもので、

発足当初は別の名前です。

中国文明圏は甲骨文字に始まる当時できた

基礎的な文明が未だに生きている場所ですが、

国家成立はエジプトより後発になります。

中国は歴史はありますが、

王朝が滅ぼされているのです。

だから国は続いてません。

それでも3000年以上の歴史があります。

歴史上の一番最古の国は

1万1000年前ごろにできた

シュメール人文明圏の都市国家です。

シュメール人はメソポタミア文明の中でも

一番最初に国家を作った人々です。

シュメール人は都市国家を形成し、

世界最古の文字である楔形文字を使用しました。

当然のことながら、シュメール人というのも、

メソポタミア文明というものも、

何一つ現代に継がれていません。

(参考:Discover Japanyahoo

何を基準にするかで国の長さは変わります。

政治体制なのか、元首なのか、民族なのか、

名前なのか、文明・文化なのか、

様々な基準が存在し、

一概にこれが一番とは言えません。

建国日を法律で定めて

国民の祝日とする国は多いですが、

その制定の背景は国によって異なります。

なかでも多数を占めるのが、

植民地支配からの独立や

革命による新しい国家の誕生といった、

主に近代国家が成立した日を建国記念日とする国です。

アメリカは、

独立宣言が交付された1776年7月4日、

フランスでは革命の発端となった

バスチーユ監獄襲撃の日である1789年7月14日、

ドイツは1990年10月3日の

東西ドイツ統一の日、

中国は天安門で新国家の成立が宣言された

1949年10月1日にちなんだ日付が、

それぞれ建国記念日となっています。

「建国記念日」ではなく「建国記念の日」

とされたのにも理由があります。

日本では実際の建国日が明確ではないため、

神話をもとに建国を祝う日として定められたのです。

名称に「の」の字が入っているのは、

この日が歴史的に建国された日ではなく、

建国されたという事柄を記念する、

という意味が反映されているのです。

世界で一番新しい国は?

現時点で、世界で最も新しい国は南スーダンです。

南スーダンは、2011年7月9日に

正式に独立を宣言し、スーダンからの

分離独立によって成立しました。

この独立は、長年にわたる内戦と紛争の後、

2005年の包括的和平協定(CPA)に基づく

独立投票の結果に従って行われました。

その結果、南スーダンは国際連合の加盟国となり、

現在では世界で最も新しい主権国家と

みなされています。

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