起業しても 広告活動は八方塞がり どのように、軌道にのせたのか 【社長経営学】シリーズ 19

投稿No:9637

起業したものの、広告活動は八方塞がり どのように、軌道にのせたのか 【社長経営学】シリーズ 19

社長経営学シリーズ18 「会社のロゴとマークも制定」

広告活動は八方塞がりで、

念願の起業はできたものの、

路面店と違って、

3階の奥にあるコンタクトレンズ販売店に

通りすがりに入ってくるお客様は望めず

すぐには、お客様は来てくれません。

どのようにすれば、

コンタクト購入者に,認知されるのか悩みました。

会社勤めなら、お給料は毎月いただいていましたが

独立すれば、あとは自己責任です。

手元の資金はどんどん減っていき、

売り上げの目途は立たず

どうしようかと、困った時は神頼みです。

神社に行って祈祷を受けた

ダルマさんを買ってきました。

ダルマさんにお願いしたのは、

顧客1名から始まって

顧客1000人までの達成でした。

1000人の顧客が出来れば

雪ダルマを造るときの、芯となって

芯を転がして回していけば、

段々雪の芯は大きくなると考えていました。

そのあとは、紹介とか、リピート購入で

販売が広がると思ったからです。

雪だるまの代わりに達磨さんに毎日手を合わせて、

お客様が増えますようにと祈りました。

お客様から良い評判をいただき、

再購入と家族・知人・友人への紹介を頂けるよう、

アフターサービスに努めるようにしました。

最初の千人達成には、3年ほどかかりました。

具体的には顧客の名前を覚えるため、

販売録を家に持ち帰り、

大学院進学までの

およそ30年間で延べ100万人の方に

お誕生日のお祝いカードを

毎晩毛筆で書き続けました。

誕生日は毎日毎日、

一日として途切れることなく続きます。

この誕生日の前日にカードが届くように

日程の調整を考えながら投函し、

カードに貼りつける切手には

美しい絵柄の記念切手を使うようにしました。

お蔭で筆文字が上達し、

1万人ほどのお名前とお顔が

一致するようになりました。

顧客一人ひとりを認識し、

会話をカルテに記録し、

後日の会話につなげるように

データの蓄積を行ないました。

忘れたときはこのカルテを見ることにより、

次回の再購入の時には

会話は前回と繋がるように記録しました。

購入後のアフターケアを重視して

春、夏、冬の年3回 

コンタクトレンズの相談日を設け、

ハガキで案内してレンズの使用状況を

お伺い続けてきました。

売りっぱなしにならないよう、

忘れられないよう、

時候のご挨拶を兼ねて、

ご機嫌伺いの手紙を書きました。

気長に、コツコツ顧客づくりに努めていると

少しづつ、顧客名簿が増えてきました。

社長経営学 シリーズ20へ続く

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