月桃の香り 健康願う 沖縄では旧暦12月8日の 伝統行事「ムーチー(鬼餅)」

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月桃の香り 健康願う 沖縄、きょう「ムーチー」

月桃の香り 健康願う 沖縄

 
  琉球新報 1月10日配信の記事によると 琉球新報
 
 

(以上琉球新報から転載)

月桃と言えば、ムーチーです。

月桃は、熊笹よりも、もっと大きくした、

笹に似た葉をしています。

この月桃を使ってお餅をくるんだり、お魚を巻いたりします。

月桃と言えば、ムーチーです。

作り方は、餅粉1kg、砂糖300g、水760~800cc、

月桃の葉35枚(幅の広い方が良い)、結び紐35本、

①月桃の葉は綺麗に洗って水気を拭いておく

②もち粉、砂糖をボールに入れ、

水を加え、耳たぶの柔らかさにこねる

③2つのネタを月桃の葉の裏側に

1枚あたり50~60gずつ、小判型にして包む

④蒸し器に並べ、30~40分蒸したら出来上がり。

月桃の効果

葉:抗菌作用を生かして食材を包む、お茶として飲用する、

粉にしてお菓子やパンに混ぜる、

蒸留してして化粧品や防虫・消臭スプレーなどにも使われます。

花:5~7月に白い花が房のように咲きます。

月光に照らされた白い花が桃のようだという説があります。

実:秋に丸い2cmくらいのオレンジ色の実がなります。

乾燥させ、茶色くなったものを煎じてお茶にする、

胃腸の調子を整え、冷えを原因とする

諸症状に良いと言われています。

茎:成長した物で2m以上にもなます。

繊維が強いので、以前はサトウキビを

結束するものにも使われていました。

葉と同様に蒸留して、防虫・消臭スプレーや、

化粧水の原料になります。

根:肥満防止効果や、

抗菌作用など、様々な成分が含まれ、

医薬品原料などとして活用されています。

土にしっかりと根が張るので、土砂の流失防止や、

防風林代わりに畑の周りなどに植えられます。

月桃の活用方法

  • 月桃茶
  • 月桃染め
  • 月桃の料理
  • 月桃ロープ
  • 月桃蒸留水
  • 虫除け&消臭スプレー
  • アロマ効果
  • 根っこの力

 

淡路市の温室で育てる月桃

5月から7月くらいにかけて、

ゲットウの株からは、花が咲き始めます。

葡萄状に房になった花はとても美しく、気品があります。

沖縄のホテル「ルネッサンスリゾートオキナワ」で、

月桃の湯に入った事があります。

露店風呂の浴槽いっぱいに月桃の葉が浮かんでいました。

 

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