仮説 「淡路市の花とみどりのまちづくりの理念を パソナは淡路県立公園で壊している」仮説の検証

投稿No:9116

理念なきパソナの淡路市浸食 花とみどりのまちづくりの理念をパソナは淡路島公園で壊している  淡路景観園芸学校 修了課題制作発表会 受講記(54)

淡路景観園芸学校 修了の課題

課題は花とみどりのまちづくりに関して

まわりの身近なところから問題を探し出し、

その取り組みと解決方法について

レポートを出すことです。

レポートの提出は9月の講義の

最終日に時間設定されています。

一人の発表時間は原則わずか3分です。

まちづくりが 経済優先のパソナ色に染まっている

 

問題提起 まちづくりが経済優先のパソナ色に染まっている

淡路島景観園芸学校に昨年入学し、

花とみどりのまちづくりに関して学ぶことで、

人と自然の関わりから作られる

景観に意識が向くようになった。

淡路景観園芸学校の周りは素晴らしい景観であった。

景観園芸とはまちづくりを経済性からみるのではなくて、

そのまちのコミュニティづくりからみるものである。

しかるに淡路景観学校の周辺のまちづくりは

短期間で経済優先のパソナ色に染まってきている。

淡路島公園はパソナのゴジラやアニメランドになり、

フランスの森、ニジゲンの森、空中禅道場とか、

およそ景観園芸学校周辺の

景観にふさわしくない景観が増えてきた。

さらに地域を広げてみると淡路市の

北淡、西浦、松帆海岸、

松帆の浦、岩屋、東浦、常盤と

海岸線と丘陵地はパソナ色に染まって来ている。

地域にはその地域ごとに国、都道府県、市町村などの

行政側が計画した住民の生活と国土を守る

緑化基本計画の理念がある。

淡路市では兵庫県の基本計画に沿って

花とみどりのまちづくりの

理念にむかって漸進的に進められてきた。

しかし、近年地方創生の名のもとに、

県立公園に営利企業のパソナが有料娯楽施設をつくり

公園の中心部分を囲い込み、

有料のレジャーランド化してきている。

兵庫県、淡路市がこれまで税金を使って

市民のためにすすめてきた、

花とみどりのまちづくりの理念に反する景観である。

兵庫県・淡路島・淡路市の行政機関と

市民・企業とは花とみどりのまちづくりの

理念浸透ができているのであろうか。

花とみどりのまちづくりは、

確かに美しいストーリーである。

ストーリーを描くのは行政や公共機関、

研究機関などである。

この地域のまちづくりを

どのようにしようかと言う方向が理念である。

しかし、行政側の理念が住民・企業側に浸透しなければ、

行政の推進サイクルと市民・企業の実践サイクルの

チエーンは繋がらない。

本稿では淡路島公園を事例に、

花とみどりのまちづくりの理念が

市民・企業に及ぼす効果を問題とし考察する。

本稿の構成

本論の構成

①はじめに、研究目的となる問題提起

②問題の流れを概観

③仮説の設定

④データ収集とブログ記事発信

⑤集めた資料を分析することで、事実を論述

⑥上記の構成から仮説を検証

⑦おわりに、事例研究の意義について考察

仮説 花とみどりのまちづくりの理念をパソナは淡路島公園で壊している

淡路市には今、

パソナを代表とする外からの企業が、

淡路市の花とみどりの景観を変えている。

景観とは淡路市の日々の生活の積み重ね、

自から築きあげられた共有の価値観が、

市民に見える形で具現化されたものである。

パソナは私企業の営利中心の価値観で、

市民の価値観とは異なる価値観を優先する。

地元と進出企業の価値観と理念が異なると、

緑化推進の障害となり得る。

一度壊した環境、コンクリートであり固めた自然は

なかなか戻せない。

パソナは、花とみどりのまちづくりの理念

のもとにつくられた淡路島公園を壊している。

データ収集とブログでの発信

県立淡路島公園の施設の中心部分に

ゴジラをテーマとした施設を作り

周りを鉄条網で囲い、

大きな音でゴジラを撃退せよ!

とエンドレスでテープを

流していることをこれでよいのか??

と思っています。

このことは私の個人的なブログに書きました。

▶パソナ記事はコチラ

「花とみどりのまちづくりの理念を

パソナは淡路島公園で壊している。」 

この仮説を検証するためのパソナが淡路市民、淡路島民、

兵庫県民の理念に背いていないか調査を行った。

調査の方法は、パソナの淡路市での事業展開を

筆者のブログで発信することで、読者の反響を調査した。

パソナの問題には関心が高く、

2020年11月から2021年8月までに

45,582の多くのアクセス数を得ることができた。

テキストデータマイニングでコメントを分析

パソナが行っている淡路市の

まちのコミュニティづくに関して、

多数のブログ記事を発信した。

その中で、「パソナは嫌われている 

淡路市のみんなに嫌われている 都市公園

(淡路島公園)の景観を壊す」の記事が

SNS「はてな」に紹介された。

記事に対して300件を超えるコメントが寄せられた。

テキストデータから、

有益な情報を取り出すため自然言語解析の手法を使って、

文章を単語(名詞、動詞、形容詞等)に分割し、

それらの出現頻度や相関関係を分析することで

有益な情報を抽出した。

入力テキストA は、2020/11/29 

「パソナは嫌われている 淡路市のみんなに嫌われている都市

公園(淡路島公園)の景観を壊すゴジラの施設、

利目的のパソナの施設」の記事を 分析対象と

した。(全4081文字)

入力テキストBは、

同記事がSNS「はてな」に取り上げられ、

読者から300件を超えるコメン

トが書き込まれ、全部のコメントを分析対象とした。

コメントの特徴な単語は、パソナである。

テキストAでは公園施設である。

テキストBでは壊すである。

「ニジゲンノモリ」、は、「自分本位」であり、

「近隣」、「住民」、には、

「ひどい」ことと評価されている。

テキストBによく出る単語は「壊す」である。

壊すは多くの意味を包括的に表している。

仮説の検証 2つのデータを分析

仮説「花とみどりのまちづくりの理念を

パソナは淡路島公園で壊している」を検証するための

ブログ記事Aと、コメントBを

対比し分析することで仮説を検証した。

実践活動として、問題点を指摘して、

ネットやブログなどで啓蒙活動をおこなった。

SNSを使って実情を知らせた結果、

多くの反響があった。

淡路市の花やみどりのまちづくりは、

パソナのような経済優先の企業誘致することで

仮説 花とみどりのまちづくりの理念をパソナは淡路島公園

で壊していると思うことが中心的な意見であった。

市民の意見、県民の意見をインターネット

に掲載したブログへの反響から測定しても、

啓蒙記事に対する投稿意見をテキストマイニングで

分析し、意見の傾向を見ると、

ブログ記事に対する、記述的な文章から、

仮説は検証された。

考察

花とみどりの理念が市民側に伝わらなければ、

2つのサイクルは好循環しない。

パソナは警戒され、嫌われていた。

このような企業は市民には、

淡路市の目指す花とみどりのまちづくりの

理念と価値観とは適合しない。

SNSでパソナの淡路市での事業展開、

緑化への配慮を記載することで、

読者から多くの反響が得られ、

関心の深さの測定にも一定の成果があった。

社会的関心度が高まれば、ソナの経済優先の

抑止力になる。

パソナは花とみどりのまちづくりの理念と

価値観を地元の市民と共有しなければ

地元市民からは嫌われる。

「緑化はひとのためならず」と言うように、

花とみどりでのまちづくりは、

みんなのための緑化サイクルは、

何時か循環して自分に戻ってくることである。

先人たちが築いてきた景観への理念を壊していると

パソナは警戒され、嫌われていた。

このような企業が、淡路市の目指す

花とみどりのまちづくりの価値観とは相いれない。

本事例では、行政側と市民側に

この2つのサイクルを結ぶ理念浸透が、

双方の満足を生む要因で

あることが明らかになった。

行政と市民(企業)の緑化の好循環

景観はコミニティを作ることが大切な役割であり

景観の主観から見るとコミニティつくりは

経済よりも優先されるべきことです。

守っていくことが、政府や地方自治体の役目でもありました。

このように緑花を守る景観づくりから見ると

公共の県立公園にゴジラの施設を作ることは

これまでの理念に反することです。

発表を終えて

このような内容をレポートにすると

30ページくらいありますが

与えられた制限時間は3分で発表を終えました。

淡路市は外から見ると

パソナアイランドと揶揄されている

状況を理解していただきたいと思います。

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2021年9月6日(月)