身近な木の枝を選んで 挿し木の実習 淡路景観園芸学校 受講記(41)

投稿No:9051

身近な木の枝を選んで 挿し木 淡路景観園芸学校 受講記(41)

淡路景観園芸学校の講義は、挿し木の講義です。

最初に理論を学び、そのあと、挿し木の実習をしました。

私は、挿し木で、ベンガルカズラ、アケボノカズラ、プルメリア、

ハイビスカス,ブーゲンビリアなどを増やしてきました。

挿し木をすることは、初めてではないので

聞いていて、知識の確認になりました。

植物の増やし方

植物の増やし方には

大きく分けて二通りの増やし方があります。

1.種から育てる方法

簡単で一度に多量の苗を増やすことができます。

2.栄養繫殖

根・茎・葉などの植物の一部を用いて育てる方法です。

具体的には挿し木、接ぎ木、取り木、株分けなどがあります。

挿し木繁殖の利点と欠点

利点

  • 母木と同一の形質を持つ個体が得られる。
  • 技術的に簡便で、一度に多数の苗が得られる。
  • 実生苗に比べて生育、開花、結実が早い。

欠点

  • 実生、接ぎ木苗に比べて、浅根の性質があり、寿命の短いものがある。
  • 挿し木困難な植物がある (斑入り植物は、新芽が斑を持たない層から分化するため、

  例えばサンスベリアなどは挿し木により発生した新芽は斑が抜ける)。

挿し木の用土

挿し木には、赤玉土、鹿沼土、川砂、水苔、パーライト、

バーミキュライトなどの用土が用いられます。

これらの用土は、挿し木をする植物によって使い分けられますが、

水はけが良く、清潔で肥料分がないことが条件です。

用土に肥料分や腐食分が含まれていると、

発根する前に切り口から腐ってしまう場合がありますので、

用土は単用で使用します。

出典 杜の広場

挿し木は時期があります。

●春挿し:2~3月

春挿しは 落葉樹の休眠枝を用いて行います。

●梅雨・夏挿し:6~8月

夏挿しは 新しい梢が伸長を一時停止して固くなった
当年枝を用いて行います。

●秋挿し:9~10月

秋挿しは常緑広葉樹の夏に伸びた充実した当年枝を用いて行います。

 

挿し木の実習

班ごとにグループで淡路景観園芸学校の広いキャンパスを

ぐるりと回ります。

自分たちで挿し木・挿し芽に使う植物を選びます。

そのあと実際に挿し木・挿し芽を行いました。

広いキャンパスには、

たくさんの種類の植物が植えられているので

どれを選ぶのか、

班ごとに相談しながら枝や葉を採集しました。

実習室に集まって、挿し木の実習をおこないました。

挿し木の仕方 ①育苗箱:木本用

(1)挿し床の準備

 

深さ7センチの容器に、鹿沼土小粒(あるいは赤玉土)などの

病虫害の心配がなく、保水性及び排水性、通気性がよく

肥料分の少ない土を入れて使用する。

②プラグトレイ:草本用

鹿沼土小粒にバーミキュライトを50:50で混合したものや

メトロミックス350を用いる

挿し木の仕方 ①育苗箱:木本用 (2)挿し穂の採取と調整

①穂木は、少し長めに採取し、後で調整する。

②挿し穂の長さは、10cm程度にする。芽挿しでは2~3cm程度にする

③切り戻しをするときは、鋭利な刃物で斜めに切る

④挿し穂の葉は、上部2~4枚を残す。

・花芽のある穂木は避けるか、花芽を取り除く。

・大きな葉は、1/2~1/3に切る。

⑤調整作業は日陰で手早く行い、水につけて水揚げしておく

挿し木の仕方 ①育苗箱:木本用 (3)挿し方

①挿し床にたっぷり灌水し、用土を落ち着かせる

②割りばしなどで、挿し穴をあける。

③木本植物は、挿し穂を用土に挿し穂の長さの1/3~1/2程度差し込む。

春挿しで葉のないものは2/3くらい挿す

④草本類や軸の柔らかいものは、1/3~1/2程度差し込む

⑤挿し穂の周囲と切り口に挿し床の土を密着させるよう、床土を軽く抑える。

※ここに隙間があると、吸水がされず萎れてしまう。

⑥挿す間隔は葉の先が擦れ合う程度にあける。

(葉がない挿し穂は葉が出た時を想定した間隔をとる)

⑦挿し終わったら、十分に潅水する。

挿し木の仕方 ①育苗箱:木本用 【挿し木の後の管理】

根が出る前には直接日光が当たらないようにします。

乾燥に注意して水やりを怠らないようにし、

乾燥しないように心がけます。

芽が出た後は徐々に水やりを減らしていきます。

根が出てしばらくすると薄めの液体肥料を施します。

 

 

 

2021年7月7日(水)

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