パソナが買収  ゆうなぎ荘(神戸製鋼所 健康保険組合 あわじ保養所) 松帆岬と松帆の浦の文化遺産と社会的価値をどうするのか? 兵庫県民、淡路市民は心配しています。

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パソナが買収 ゆうなぎ荘(神戸製鋼所 健康保険組合 あわじ保養所松帆岬と松帆の浦の文化遺産と社会的価値をどうするのか? 兵庫県民、淡路市民は心配しています。

神戸製鋼所 健康保険組合 ゆうなぎ荘 保養所の空室照会

神戸製鋼所健康保険組合の保養所、淡路ゆうなぎ荘は、

公園のような広い敷地で、市民の憩いの場所として、

神戸製鋼所の関係者だけでなく、

一般市民も景観を楽しめた処です。

磯からは、投げ釣りができるところです。

それが、2021年5月23日でゆうなぎ荘は閉鎖され

5月末には、パソナに引き渡されるようです。

ここ、松帆海岸は明石海峡を挟んで、

向かいの舞子とは最短距離にある場所です。

歴史的景観の価値のある場所なので、

淡路市民としては、日本国・兵庫県・淡路市のような

公共団体の管理に収まることを望んでいました。

松帆岬の文化的遺産 ① 松帆の浦 恵比寿神社

ゆうなぎ荘の敷地には3つの大切な文化的遺産があります。

1つ目は松帆海岸に漁業関係者が祀っている、

岩屋恵比寿神社です。

一説によると、岩屋恵比寿神社は、西宮の恵比寿神社より

歴史が古い神社とも言われています。

岩屋恵比寿神社は、明石海峡大橋と、松帆海岸の直ぐ側です。

ただ、岩屋恵比寿神社の由来については詳しい記述が見当たりません。

松帆海岸から、海に向かって鳥居が建てられていて、

その後ろに小さな祠が祀られています。

漁業関係者の皆さんにとっては、聖地です。

ここにお詣りするには、

パソナの敷地を通らなければならなくなります。

松帆岬の文化的遺産 ② 小倉百人一首 松帆の浦

来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに

焼くや 藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ

現代語訳 

松帆の浦の夕なぎの時に焼いている藻塩のように、

私の身は来てはくれない人を想って、恋い焦がれているのです。

【松帆の浦】

女性の立場から詠んだ歌です。松帆の浦は歌枕。

淡路島の北の端、明石海峡と向かい合ったところです。

植物の「松」と「人を待つ」の「待つ」が掛けられています。

「藻塩」は海藻に潮水をかけていったん乾かします。

それを燃やして、できた灰を水に溶かします。

そして蒸留すると、塩の結晶が浮かび上がってくるわけです。

こうして塩を生成しました。

その、海藻をジリジリと燃やしてる感じが、

待ってる私のもどかしい気持ちにピッタリというわけです。

松帆岬の文化的遺産 ③ 徳島藩松帆台場跡

幕末の安政5年(1858年)、

徳川幕府将軍家茂の幕命を受けた徳島藩により着工、

文久元年(1861年)竣工。

建設の目的は、

明石海峡対岸の明石藩舞子台場跡(国の史跡)と

対になって両岸から黒船を挟撃することであったが、

一度も使用されることはなく現在に至っている。

台場はM字状になった堡塁を石垣で補強、

大砲13門が設置されていた。砲台は真北にむいている。

現在は神戸製鋼の保養所「ゆうなぎ荘」敷地になっている。

民間企業の私有地内に取り込まれる、

こうした史跡の保護については

どうなるのか、心配になります。

このように、3つの文化的価値の他に

地元市民にとっても社会的価値があります。

地元市民にとっても社会的価値 ④ 松帆の浦磯釣り場

パソナがこのゆうなぎ荘の敷地を購入した場合、

これまでのように地元の人たちが自由に敷地に入って

岩屋恵比寿神社にお参りしたり、

海辺の磯で魚を釣ったりすることができるかどうか心配しています。

 

敷地内の美しい景観を、

こんな風に見られなくなるかもしれません。

地元市民にとっても社会的価値 ⑤ 施設の利用方法

現在の神戸製鋼所のゆうなぎ荘は、

明石海峡が見える海岸の近くに建てられています。

このゆうなぎ荘は、

これまで地元の人たちが自由に出入りしていました。

土地の人の話では、

夏にはここで運動会、盆踊りも行われていたそうです。

地元に馴染まれていた、

松帆岬の出入りは、どうなるのでしょうか?

地元市民にとっても社会的価値 ⑥ 海岸入浜権

いりはま‐けん【入(り)浜権】とは、

すべての国民が自由に海岸に立ち入り、
海水浴や魚介類の採取などを享受できる権利です。

 

岩屋の人たちは パソナがゆうなぎ荘を買収した話でもちきりです

パソナは、淡路市を拠点にして、淡路市の支援を受けて、

これまでにもエンターテイメント事業を拡大し

パソナシティーを展開しています。

民間企業が淡路市の土地を手に入れたとして、

淡路市の景観を変えてしまうような、

自己中心的創生を続け、

地元民が守って来た景観を壊さないか気になるところです。

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2021年5月11日(火)