三国志 曹操 梅にまつわる二題、「青梅、渇を癒す」「青梅、酒を煮て、英雄を論ず」

三国志の曹操の梅にまつわる二題、曹操が炎暑の中で行軍中、機転を利かせて兵士の喉の渇きを「青梅、渇を癒す」 曹操と、劉備玄徳が、英雄論を「青梅、酒を煮て、英雄を論ず」

三国志の曹操の梅にまつわる二題

青梅、渇を癒す」と「青梅、酒を煮て、英雄を論ず」です。

梅雨に入ると、梅酒の漬け込み時期が来たことを思い出します。

今年も梅酒作りの季節がやってきました。

日本の人と風土が育み、親しまれてきた梅酒。

梅酒のこの季節が、伝統の梅酒作りシーズンです。

今日は、梅狩りにはぴったりのお天気なので、

淡路の庭の、青梅を収穫に行きました。

途中、明石海峡を渡った岩屋側で、

眺望の素晴らしさに魅入られました。

明石海峡大橋を支えるケーブルと、明石海峡公園前の椰子の樹 並木です。

2月に咲いていた庭の梅は、見事な梅の実の出来映えでした。

梅といえば、三国志の曹操の梅にまつわる二題、を思い出します。

青梅、渇を癒す

曹操が張繍征伐に出向いた時、炎暑の中で行軍中、

水もなく兵は渇きに苦しみました。

その時、曹操はとっさに、

「この先に行けば、小梅の熟した梅林がある」、

と偽って進むうちに、兵は皆、口の中に唾が溜まり、

喉の渇きを癒すことができた、という古事を思い出します。

青梅、酒を煮て、英雄を論ず

曹操と、劉備玄徳が、梅園で、

梅の実を肴に、天下の英雄を論じた時の話です。

曹操は玄徳の人物を推し量ろうと、

真の英雄とは誰か、という議論を玄徳に挑みます。

玄徳は、当時曹操に囲われの身であった為、

偽って自分を小さく見せることで、

曹操に殺されないように用心しています。

この時、一時、雷が突然、鳴り響き、

玄徳は雷に怯えた様子をとり、机の下へ潜り込みます。

震え、雷をいかにも恐がっている小心者を装います。

曹操はこの様子を見て安心し、

その後、玄徳を「雷怯子」と甘く見てしまいます。

庭の梅の木は、私より高いところに梅をつけています。

どうしたら梅の実を傷つけないように採ろうかと、少し考えてみました。

考えついたのは、魚を獲るヤスを使い、

傘を開いて下で受けるという方法です。

大粒の、ふくよかな、張りのある青梅がかなりたくさん収穫できました。

これだと幅広くキャッチでき、

着地時のダメージは少なくなります。

高いところの実は、

ヤスの先が三つに割れていることを利用して、

挟み採ります。

なかなか上手く行きました。

さらに地面には布団を敷きました。

甘酸っぱい香りを放ち、曹操の「青梅、渇を癒す」

の古事のように、喉から唾が沸くようです。

梅酒作りにつきましては、続報とさせていただきます。

日も傾き始め、梅の実の収穫を終わり、急ぎ帰宅をして、

青梅で梅酒作りにとりかかります。

梅酒の作り方

●材料(4リットル瓶に一杯)●

青梅:1kg
氷砂糖:1kg
ホワイトリカー:1.8リットル

●作り方●
①青梅を流水で丁寧によく洗う。

②青梅を水に4~5時間つけて、アク抜きをする。

③アクを抜いたら、ザルにあげて水気を切る。

④ヘタを取り除く。

⑤1粒ずつ水気を拭き取る。

⑥ザルの上に置いて30分~1時間程、

風通しのよい所で乾かす。

⑦煮沸消毒して、よく乾かした瓶に、

青梅と氷砂糖を交互に入れる。

⑧ホワイトリカーを入れる。

⑨蓋をして冷暗所で保存する。

一週間ぐらいすると、氷砂糖が完全に溶ける。

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