いかなごの釘煮をゲット  淡路市富島(としま) 魚亀商店で社員にプレゼント用のいかなごの釘煮

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いかなごの釘煮をゲット  淡路市富島(としま) 魚亀商店で社員にプレゼント用のいかなごの釘煮 いかなごの釘煮 淡路市富島(としま) 魚亀商店

いかなごの水揚げを岩屋漁港で見て

先日、いかなご漁解禁日の記事を書きました。

↓詳細記事はコチラ↓

いかなご漁の解禁日 3月6日 淡路市岩屋漁港では2021年も不漁   播磨灘、大阪湾に出漁する 岩屋漁港に行ってみると 2021年も不漁のようです。

2021年のいかなご漁は、播磨灘と大阪湾の漁業協同組合の協議により、

3月6日が解禁日になりました。

淡路市富島の魚亀商店へ 店先には釘煮の香りが漂っています

岩屋漁港でいかなごの水揚げを見て、

その後すぐに富島の魚亀商店に行ってみました。

魚亀商店では、早くもいかなごの釘煮を作ってるのがわかりました。

砂糖と醤油の甘じょっぱい匂いが、お店の前まで漂っていたからです。

魚亀商店の大将に、今年のいかなごの値段はどうですかと尋ねてみました。

昨年1kg3,000円を超えて驚いたのですが、

2021年は4,000円を超える高値になっているようです。

今年のいかなごの解禁日は、

いかなごの生育もあって少し遅らせたので、

水揚げされたいかなごの大きさは、

例年よりもかなり大きく生長していました。

魚亀商店のあなご炭火焼き

魚亀商店では、鮮魚のほかに調理品も売られています。

こちらは炭火焼の穴子。

香ばしい香りが食欲をそそります。

釘煮を作っているのは奥さんひとり

魚亀商店ではいかなごの釘煮を作っている場所が、

お魚売り場とは別の場所にあります。

ちょっと見せてくださいとお願いをして、

いかなごの釘煮を作っている台所へ行ってみました。

台所では、魚亀商店の奥さんが一人で4台のガスコンロの鍋を

操作していました。

販売用の釘煮なので、鍋は大きく、

いかなごの量も一度にたくさん煮ています。

鍋の表面にはアルミ箔を被せていました。

この理由は、蓋をすると甘炊きが遅れるからです。

魚亀商店のいかなごのくぎ煮

長年いかなごの釘煮を作っていると、

色々な工夫や革新的な技術が積み重なっているようです。

砂糖は白ザラ糖です。

30kg入りの大きな業務用の袋が置いてありました。

これを正確に、はかりで計量して使っているそうです。

調味料は醤油と砂糖とみりんと生姜です。

この比率をしっかり守って、魚亀商店独自の味を作っています。

大切なのは、もう一つ、火加減があります。

お米を炊く時には、「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ」と言いますが、

いかなごの釘煮も強火、中火、弱火の絶妙な火加減があるようです。

いかなごを炊くのに水を加えることはしませんが、

調味料を入れて焦げ付かないように炊いていくと、

いかなごからは水分がどんどん蒸発していきます。

イカナゴのくぎ煮 炊きあがりました

大きなサイズに育ったいかなごでしたが、

炊き上がったときには、それほど大きさは感じない

手ごろないかなごの釘煮サイズに仕上がっていました。

鍋からざるに移す時も、しゃもじやスプーンは使いません。

いかなごの釘煮の進行には一切手は触れていないのです。

ざるに移したいかなごの釘煮は、扇風機を使ってすぐに冷やします。

冷やすことによって砂糖が固まって、

いかなごの固さを調節してくれるのです。

美味しそうな釘煮を分けてもらいます

目の前で美味しそうないかなごの釘煮ができたので、

魚亀の大将に持ち帰り用の釘煮を分けてください、とお願いしました。

パックに詰めて、ひと箱持ち帰り用を作ってくれました。

お値段を確認すると、差し上げると言われました。

気風(きっぷ)のいい大将です。

不漁続きのいかなご 釘煮はもはや高級品?

いかなごがどんどん不漁になって、

なかなか食べにくくなってきているので、

いかなご漁が始まる前に魚亀商店には購入予約をしています。

今回もたくさんの予約を引き受けてくれました。

会社に届くと、社員の皆さんになかなか食べられなくなるいかなごを

プレゼントします。

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2021年3月6日(土)