淡路景観園芸学校の半期の講義は終了 半期の課題 問題点の発見と対策 淡路景観園芸学校㉓
投稿No:8924
淡路景観園芸学校の半期の講義は終了 半期の課題 問題点の発見と対策 半年間の受講が終了しました。淡路景観園芸学校 ㉓
淡路景観園芸学校の半期の講義は終了
コロナに翻弄された2020年でした。
通例では、兵庫県立淡路園芸学校は4月から始まり、
夏休みを挟んで後期は10月から3月まで1年間講義があります。
2020年には、コロナの感染問題が突然起き上がったので、
4月から9月までの前期の講義は休講になりました。
10月になって、初めて2020年度の講義が始まりました。
本来、前期を終えて後期に入るのですが、
2020年は異例の後期から学校が始まりました。
3月末でいったん終了します。
講義の確認テストがありました。
講義の始めに平田富士雄教授から、発表についての説明がありました。
テストの後、半年間の講義に対して、
締め括りのグループ別発表がありました。
6つの班がそれぞれ課題を考えて、その報告を求められました。
各班の課題取り組みと発表
課題作成について、
①背景
②空間や運営の課題
③その解決方法
④問題となる点とその解消法
⑤今後の展望
このような流れで、発表を求められました。
①背景 絶滅危惧種の保護について発表しました
私は4班です。
4班では問題となることを
学内キャンパスより外に向かって、問題点を探しました。
淡路市が今抱えている市民の関心事です。
②空間や運営の課題
グループの皆さんで話し合ったのは、
パソナが淡路市の景観を壊していることです。
県立淡路島公園では、自然を楽しむ公園だったのに、
今では有料の施設をパソナがどんどん作り、
静かな公園がレジャーランドのように変わってしまっています。
このことを私のブログで紹介したところ、
大きな反応がありました。
↓詳細記事はコチラ↓
パソナはSDGs「陸の豊かさも守ろう」 アサギマダラの飛来地 淡路市松帆海岸 絶滅危惧種の砂引き草が危ない ①
パソナの所有地 淡路市 松帆浦海岸で重機稼働 絶滅危惧種 砂引き草が踏みつぶされると、アサギマダラ蝶も生きられません ②
その反応の中に、明石海峡大橋のふもとにある、
松帆海岸に自生するスナビキソウの危機が迫っている問題です。
パソナが所有している海岸との隣接地に、
開発のための重機が稼働し始め、
もしかしたら、スナビキソウが踏みつぶされるかもしれないのです。
スナビキソウを求めて渡りをする蝶々、
アサギマダラが松帆海岸にやってきます。
④問題となる点とその解消法
スナビキソウは近畿では京都府の日本海側と、
兵庫県では淡路島の松帆海岸と、
あと1か所にわずかに残っている絶滅危惧種のひとつになっています。
スナビキソウの種の保存のためには、
種を採取して園芸学校で発芽させて、
適当な海岸に移植する方法を提案しました。
③その解決方法
しかし、パソナの私有地が
レストランやレジャー施設に開発されると、
2021年のスナビキソウの種は採れないかもしれません。
松帆海岸のスナビキソウが絶滅する前に、
この問題を広く知っていただいて、
SDGsの提言のように持続的発展の項目の一つである、
陸の生態を守ろうという
市民運動にまで理解を進めていく必要があります。
⑤今後の展望
園芸学校の同期の皆さんにも、
ポスターをお配りして、
このポスターをご自分のホームページやSNSで
拡散していただくようにお願いしました。
所定の時間は、質問を含めて15分間でしたが、
聴講していただいた皆様には大きな関心を持っていただけました。
2021年3月4日(木)