めだかの池の水の浄化 池の水をろ過する 濾過装置をつくる 

投稿No:8843

めだかの池の水の浄化 池の水をろ過する 濾過装置をつくる 上水道が完備されていなかった昭和30年代から40年代までは、飲み水は池の水、湧き水、雨水が頼りでした。水を水槽に貯めて、それをろ過して生活用水に使っていたそうです。水をきれいにする 池の水をろ過する めだかの池の濾過装置

水をきれいにする 濾過装置をつくる 風呂桶利用

淡路島の淡路市岩屋地区では、

上水道が完備されていなかった昭和30年代から40年代までは、

飲み水は池の水、湧き水、雨水が頼りでした。

水を水槽に貯めて、

それをろ過して生活用水に使っていたそうです。

工務店の社長は、実際にろ過した水を

生活用水に使った経験があります。

そのろ過方法をメダカの池に応用して、

夏になると水が劣化する原因のアオコ対策として

風呂桶を使って、メダカの池のろ過をすることになりました。

水をきれいにする メダカの池の水をろ過する濾過装置をつくる 

メダカの池にアオコが発生すると、

水が濁ってメダカの姿は見えませんでした。

アオコとは、植物プランクトンが大量発生したもので、

池や湖、田んぼなどの水面を覆い尽くしてしまいます。)

アオコが発生すると水は濁って、メダカの姿が見えません。

これでは、メダカの鑑賞ができません。

メダカの池を請け負って作ってくれた工務店社長に、

浄化装置が無ければ

メダカの鑑賞は出来ませんと抗議していました。

水をきれいにする 池の水をろ過する 

秋から、冬になって来てので、

メダカを池から引き揚げるには格好の時期です。

この時、メダカが沢山盗まれていたことが発覚しました。

メダカの産卵期が終わったので、

メダカを池から別の水槽に移して、

浄化装置を取り付ける工事を始めました。

水をきれいにする 池の水をろ過する 1.栗石(ぐりいし)を一番下に敷きつめる

浄化槽となるのは、工務店の社長さんが解体工事で入手した、

ステンレス製の風呂桶(ふろおけ)です。

この風呂桶に、底のほうから順番にろ過材を入れていきます。

1.栗石(ぐりいし)と言われる石を一番下に敷きつめます。

 その上に小粒の石を敷きます。

水をきれいにする 池の水をろ過する 2.砂を敷き詰める

2.砂を敷き詰める

川や池から取り入れた水を、細かいつぶの砂の層でろ過します。

砂には、水をきれいにしてくれる微生物がいて、

それらの働きで汚れや水の匂いなどをとりのぞきます。

川砂が良いのですが、最近は川砂の入手は難しいので、海砂を使います。

水をきれいにする 池の水をろ過する 3.小石と砂の層を繰り返す

3.小石と砂の層を造るこの作業を繰り返します。

海砂と細かい石を交互に敷いていきました。

砂と小石が水平になるように、平らにして敷き詰めました。

水平になっているかは、水平器で確認します。

水をきれいにする 池の水をろ過する 4.活性炭(備長炭)を敷き詰める

4.活性炭(備長炭)を敷き詰める

少しお金がかかったのは、活性炭として使う備長炭です。

備長炭は工務店のほうでインターネットで購入したそうです。

とても上等な備長炭です。

備長炭同士で叩くと,澄み切った音が聞こえました。

備長炭を一面に敷いて、

またその上から砂や石を重ねていきます。

工務店の社長さんの経験では、

淡路島では上水道が整っていなかったときは、

こうして池の水をろ過して飲料水にしていたそうです。

ステンレス浴槽は深いので、幾重にも砂と、石とを重ねて行きます。

一度、設営すれば、

そのあとは濾材の洗浄はしなくて良いそうです。

バクテリアの働きで、持続可能な濾過が続きます。

水をきれいにする 池の水をろ過する 濾過装置をつくる 風呂桶利用

こんな知識があるのなら、池の工事の最初から

濾過装置を付けてくれたらよかったのですが、

アオコが発生してから私に言われて、

ようやく取り付けることになりました。

電力ポンプで上のほうに置いてある浄化槽に池の水を汲みあげていき、

ろ過した水を池に戻す循環が始まります。

水をきれいにする 池の水をろ過する 5.活性炭のうえからまた小石を敷き詰める

5.活性炭のうえからまた小石を敷き詰める

大人二人が入れるほどのステンレス製の風呂桶に、

ろ過材がいっぱい入りました。

ろ過材を入れたので、この後、

ポンプを延長してろ過水槽にまで池の水が循環するように

配管工事を予定しています。

水を抜いて、綺麗な水道水を入れ替えたので、透明度は高いです。

水をきれいにする 池の水をろ過する 6.小石の上にまた砂を敷き詰める

6.小石の上にまた砂を敷き詰める

水をきれいにする 池の水をろ過する 7.砂の上に、また小石を敷き詰める

7.砂の上に、また小石を敷き詰める

水をきれいにする 池の水をろ過する 8.濾過用の綿を載せる

8.濾過用の綿を載せる

水をきれいにする 濾過装置の完成

これまで使っていた、バクテリアの付着したろ過材を上にのせる

ステンレスの風呂桶を利用した桶にろ過材が取り付けられると、

次はポンプのパイプを延長して、

風呂桶の濾過装置に水が届く様に配管工事に取り掛かりました。

濾過装置の上からシャワーのように

池から汲み上げた水が入っていきます。

敷き詰めたろ過材を通って、

水は一番底の水栓のところまで浸透していくと、

その後は排水パイプを経由して、

これまでのメダカの池の最上段にある、

簡易濾過装置に水が導入されています。

ポンプに電気を入れて回してみると、

一番下から汲み上げられたメダカの池の水は、

風呂桶の濾過装置に上がってきました。

そして、風呂桶の底から、

水位の落差を利用した水の流れがメダカの池に注ぎ込まれました。

これで夏場のアオコの発生が防止出来たら、

計画は完成になります。

これから冬を迎えるので、しばらくはアオコの発生はないのですが、

水作りをするために水の循環は始めます。

 

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2020年12月17日(木)