淡路島のびわの発祥の地は、淡路市北淡町轟(とどろき)です。
淡路島のびわの発祥の地は、淡路市北淡町轟(とどろき)です。北淡町轟では、6月中旬にはびわの出荷は最盛期を迎えています。試食すると、カゴごとに味にばらつきがありました。
淡路島のびわの発祥の地は、北淡町轟(とどろき)です。
夏に向かって、果物は熟れてきています。
6月に入ると、俄然忙しくなるのは、びわ農家です。
びわの実は、6月中旬の、
わずか2週間程度が出荷期間になります。
淡路のびわは、北淡町の轟が、
淡路びわ発祥の地と言われています。
先週に続いて、今週も美味しいびわを求めて、
びわ農家を訪ね歩いています。
びわの実は、当たり外れが大きく、
「これは美味しい」と唸るような、
美味しいびわには滅多に当たりません。
今日のびわ農家は、自由に味利きをさせてくれました。
もちろん、選別にもれたびわを、試食に使っています。
山から収穫したびわの実は、紙袋を外し、一旦箱に収められます。
箱は、自動計りにかけられ、選別作業に移ります。
今どきの自動計りは賢くて、最初に箱全体の重さを計り、
次に、箱からびわを1個ずつ取り出していくと、
その都度取り上げたびわを、重さ別に、
Lです、2Lです、3Lです、Mです、2Mです、
と音声で識別していきます。
自動計測器が案内する種類ごとに箱詰めされ、
Lサイズの箱や、2Lサイズの箱へと出来上がっていきます。
今日は梅雨の間の晴れ間で、
野外には強い紫外線が花を輝かせています。
北淡町は播磨灘に面し、
道路のすぐ裏は急斜面が続いて、平地の少ないところです。
びわ農家のびわ畑に続く山道には、いろいろな花が咲いていて、
今はユリの花が咲いています。
松葉博雄の奥さんが、びわ農家の奥さんと、
びわ談義をしている間に、
私はびわ畑に向かって、山道を歩いています。
びわ畑に向かって、ゆっくり山道を登っていると、
すぐに屋根より高くなり、海が広い視界で見えてきました。
びわ畑のびわは、袋を被っていると、
まだびわが残っていることがわかります。
収穫が終わったびわの木には、袋が残っていません。
木の上についているびわの実を、
イノシシはどのようにして獲得するのでしょうか。
木登りの上手な猿とかイタチなら、
簡単に取ることができても、体重の重いイノシシなら、
どのようにしてびわの実を取るのか不思議です。
山に続くびわ畑なので、
イノシシやタヌキなどの動物が、夜やってくるようです。
そのため、獣害を防ぐため、
電気の流れている柵が設けられています。
鉄線に電気ショックが走ります。
びわ畑から降りて、また、びわ農家のほうに向かいます。
途中小型トラックが、
収穫したびわを農家に運ぶため、忙しく往復していました。
化粧箱に入れられたびわは、
ほとんどが市場にでることなく、宅配に回されています。
びわの葉は、アトピーにも効くと言われています。
それがびわ茶です。
このびわ農家は、二週間ぐらいの間に何百個、
あるいは千を超えるびわの注文を受けています。
ほとんどが、個人の注文で、
収穫して選別が終わると、宅配便に回されています。
宅配便の注文控えを見れば、分厚い束になっているので、
ちょっと見ただけで、どれだけの金額になるのか、驚くばかりです。
試食のびわの実は、当たり外れがあって、
期待したほどの、みずみずしく美味しく、
甘いびわに当たることは稀です。
これも当たり年とか、外れ年があるようです。
出来はともかくとして、
一応今年もびわの実をたくさん頂きました。
驚くような光景です。車で乗り付けた人たちが、
びわ農家から、ビニールにいっぱいになるほどの、
たくさんのびわの実を運びだし、車に乗せています。
この人たちは、びわの実を買っているようには見えません。
引き取りに来ているのは、シグマサイエンスという会社です。
シグマサイエンスは、
「ビワオンキュ」などの美容機器を製造している会社で、
こちらへビワを引き取りに来ているのは、
ビワ温灸という治療法に、
ビワ葉エキスを使用するためのようです。
誰も雑談をすることなく、びわの実をカゴから取り出し、
紙袋を外し、カゴに入れて、そのあと重さ別に、
化粧箱に収めていく作業を黙々としています。
ほとんどの人が、
何年もこの忙しい時に外から手伝いに来ている人のようです.
https://mazba.com/?s=%E3%81%B3%E3%82%8F2014年6月19日(木)