沖縄 のコーヒー園 中山珈琲園、又吉珈琲園を見学 沖縄で珈琲を育ててる

沖縄 のコーヒー園 中山珈琲園 又吉珈琲園 第176回沖縄訪問(18)  沖縄 コーヒー園

沖縄 のコーヒー園 コーヒーの栽培条件とは

コーヒーは、赤道をはさんだ北緯25度のエリアに広がる「コーヒーベルト」

と呼ばれる地域で生産・輸出されています。

コーヒーの栽培には、

① 肥えた水はけのよい土壌が必要です。

② 日当たりのよい土地が必要です。

③ 年間を通じて平均した気温・降水量が必要です。

  平均気温20度前後が一番適している温度で、暑すぎると育ちません。

④ 適度な日陰や冷気などもかかせません。

  おいしいコーヒーを育てるには寒暖差が必要なのです。

  寒暖差が激しいと実がしまったコーヒーが出来るからです。

⑤ 標高が必要です。

  標高が高いほど、寒暖差があって高級なコーヒーになっていく傾向があります。

コーヒーの木は繊細な木で気候、日当たり、温度、土の質、標高の

5つを一定条件を満たさないと育たないわがままな植物なのです。

ダメなこと 「霜」は絶対に禁物とされています。

この条件をすべて満たす地域がコーヒーベルトのエリアであり、

コーヒーを収穫することができる環境です。

沖縄 のコーヒー園 コーヒーの変化 白い花 緑の実 熟すと赤

コーヒーの木が順調に育つと、

ジャスミンのような香りの美しい白い花がたくさん咲きます。

その白い花が咲いた後に、花の数だけ実をつけます。

その年の収穫量を花の数から推測することができると言われています。

はじめはオリーブのような鮮やかな緑色だった実が、

だんだん赤く熟していきます。

コーヒーの実がきれいな赤色になったら、収穫の時期を迎えます。

この赤い実が、コーヒーチェリーと呼ばれる果実です。

沖縄 のコーヒー園 沖縄諸島一部ではコーヒーを栽培することは可能です。

沖縄諸島では小さいながらコーヒー農園があります。

沖縄には雨季と乾季が存在しません。

沖縄諸島は台風の通り道で、台風によってやられてしまいます。

5つの環境も整っていないので、コーヒーを生産する。

環境には恵まれていません。

大規模なコーヒー栽培は行えないため、

僅かしか流通しておりません。

出典  Espresso Japan 

    coffeemecca

沖縄 のコーヒー園 中山珈琲園

ここまでの道は舗装されていない地道で、道幅は狭く、

対向車に出会ったらどうしようか、ハラハラ、ドキドキの緊張の連続でした。

ヤンバルの山の中、シダ植物など亜熱帯の植物に囲まれた

「中山コーヒー園」を見つけました。

途中、ところどころにある案内版が頼りでした。

沖縄 のコーヒー園は恵まれた環境ではなさそう

沖縄でコーヒー園を経営するのは、恵まれた環境ではなさそうです。

コーヒーは赤道付近の温かいエリアでしか栽培できません。

沖縄は、北緯25度のエリアに広がる「コーヒーベルト」から外れています。

ここ沖縄はコーヒーベルトの北限です。

沖縄のコーヒー栽培の環境は他とは異なります。

沖縄の気候は、年間を通しての寒暖差、強い日差し、台風の潮風や、

冬の北風の影響で、

コーヒーの栽培は今までなかなか上手くいっていませんでした。

しかし、不利な条件を乗り越え、

露地栽培としては沖縄県内最大級のコーヒー農園の1つです。

沖縄 のコーヒー園 中山珈琲園は岸本辰巳さんと宮里勉さんの経営

中山珈琲園は地元・中山の岸本辰巳さんと宮里勉さんによって栽培されています。

大自然に育てられた豆は、小粒で、独自の乾燥工程を施し、

ベルガモットのような新鮮な香りが残る、非常に珍しい生豆だそうです。

中山珈琲園では、収穫体験や、

収穫した実をつかって焙煎体験を行っている事があります。

コーヒー好きや若い女性たちに人気のイベントのようです。

沖縄 のコーヒー園 沖縄珈琲生産組合

2014年11月、沖縄でコーヒー栽培・焙煎などの技術向上の勉強会、

沖縄産コーヒーの認定及び商品開発、

沖縄産コーヒーを活用した地域活性化事業を行う

「沖縄珈琲生産組合」がたちあがりました。

目標は「沖縄から世界のコーヒーの常識を変える」ことだそうです。

沖縄でも美味しいコーヒーが作れることに挑戦

コーヒーの生産に向いているようには思えな沖縄でも、

スペシャルティコーヒーレベルのものを生産することで、

これまでにコーヒー生産に対する常識を変えてやろうとしているということです。

沖縄は海外のコーヒー生産地と比べると

標高が低く昼夜の寒暖差は大きくありません。

また、コーヒーベルトからも外れるため

沖縄では美味しい珈琲は作れないというのがコーヒー専門家の見方でした。

しかし、沖縄産コーヒーの現状は、スペシャリティクラス ~ 不味い ものまであり、

品質の維持管理と安定生産ができれば、

沖縄から世界のコーヒーの常識を変える ことができるものと思っております。

沖縄珈琲生産組合のコーヒー栽培対策

沖縄珈琲生産組合はどうやってコーヒー栽培を行っていく予定なのか。

3つの対策でそれを乗り切ろうとしているようです。

台風対策・強光対策・寒波対策 です。

コーヒーの木はわかりやすくいうとわがままなのです。

・安定した降雨

・年中18〜23度の気温

・水はけの良い土壌

・標高1000m以上

この条件をを満たさないとコーヒー豆は栽培できないのです。

「寒波対策」は大変です。

コーヒーの木の耐寒温度は10度程度(理想は18〜23度)。

沖縄でも、冬なら10度以下になってしまう日もあります。

北風に当たらないように寒風対策が必要です。

地表面をビニールで覆う「マルチング」を行って、

防寒対策をする必要があります。

【出典:Hack Coffee Beans

沖縄でコーヒーの収穫が出来ると最高

コーヒーチェリーとは、珈琲の果実は、完熟すると真っ赤になり、

サクランボに似ていることからコーヒーチェリーと呼ばれます。

形がさくらんぼに似ている上、

緑色の実が熟すにつれ黄色くなり、やがて真っ赤になるからです。

020年1月2日(木)

沖縄 のコーヒー園 又吉コーヒー園(MATAYOSHI COFFEE FARM)は、沖縄産のコーヒーを育てるように取り組んでいます。

沖縄 のコーヒー園 又吉珈琲園 沖縄かぐや姫

東村・慶佐次(げさし・けさし)に 「沖縄かぐや姫」という屋号で、

植物の苗を販売しているお店がありました。

お店では、ハイビスカスの苗を買ったことがあります。

お店の前を通りかかった時、以前と違って改装されている事に気が付きました。

 

沖縄かぐや姫は改装して「又吉コーヒー園(MATAYOSHI COFFEE FARM)」となっていました。

MATAYOSHIは、漢字で書けば「又吉」です。

このあたりは、ヒルギが自生する東村ふれあいヒルギ公園がある場所です。

又吉コーヒー園

又吉コーヒー園は、沖縄県下唯一のバラ園やハイビスカス園があります。

正面のお店だけを見ていましたら、実は奥の方に広大な公園がありました。

沖縄の各地を回ってみて、

沖縄産のコーヒー園は、ごくわずかしかありません。

又吉コーヒー園のホームページを読むと、又吉コーヒー園について、

以下のように説明がありました。

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又吉コーヒー園のHP記事

又吉コーヒー園(旧沖縄かぐや姫)は、コテージ、キャンプ場など、

都会の喧騒を離れ、やんばるの自然の中でくつろげる空間です。

東京ドームふたつ分の敷地面積の当園では、

コーヒー園やマンゴー園があります。

ご希望の方は見学も可能です。

東村はやんばる(沖縄北部)の大自然に恵まれた地域です。

近所の慶佐次川のマングローブでの散策、カヤック体験、

慶佐次集落の奥にあるウッパマビーチもお楽しみください。

夏には、高江の新川川も沢登りを楽しめます。

東村から大宜味村、国頭村とやんばるの3村の大自然をお楽しみください。

また、園内のコーヒーハウスでは近年中に出荷を目指して、

コーヒーを無農薬栽培をしております。

自家焙煎のコーヒー豆も販売しておりますので、フロントにてお求めください。

コーヒー豆の焙煎体験プログラムもあります。

ご興味のある方は、是非ご自身で焙煎した手作りコーヒーを楽しんでみてください。


沖縄 のコーヒー園 入園料大人500円

公園に入るには、入園料が大人500円です。

500円払えば、コーヒー園を見て、その後、コーヒーのサービスがあるそうです。

沖縄かぐや姫のお店で沖縄産のコーヒーを飲めば、700円です。

奥さんと相談して、500円払ってコーヒー園を見て、

その後沖縄産のコーヒーを頂けば、

700円のコーヒーが500円で頂けるのではないかと瞬間判断して、

コーヒー園の入場を申し込みました。

コーヒー園に入るには、車で入ります。

中は相当広くて、歩いて全体を見るのは回りきれないほどの広さです。

コーヒーの木は、まだ背丈は高くありません。

規則正しく植えられ、直射日光を防ぐように、パイプでフレームが組まれてました。

沖縄かぐや姫 広がる公園

こんなに広い公園があったのかと、

今まで沖縄かぐや姫を何度も訪ねていますが、初めての発見です。

草原が広がる広い広場がありました。

その一角に、コテージの宿泊客が食事を作るための共同炊事場がありました。

若い人達がここでコテージに泊まって、

炊事場ではカレーライスやバーベキューの用意をするのかと思うと、

中学生の頃の思い出が蘇ってきました。

できることなら、私の孫達にも、ここのコテージを借りて、

キャンプのような体験をさせることが出来たらいいなぁと奥さんと話しました。

しかし、沖縄まで来てコテージで泊まるのは、夢物語のようです。

沖縄かぐや姫 コテージは三ヶ月前から予約受付

コテージは一棟の定員が6名です。

三ヶ月前から予約を受付しています。

夏休みが始まる頃は、すでに全てのコテージは予約がいっぱいでした。

この場所は周りに明かりを放つ建物はないので、

夜になれば晴れた日は満天の星空が見える場所です。

少し高台に移動すると、東シナ海の海が見えました。

海が見えて、ヤンバルの林が見えて、

夜には星が見えると私もコテージへ泊まりたくなりました。

 

沖縄 のコーヒー園 又吉コーヒーを頂きました

沖縄のコーヒー豆は需要が多く、値段が高騰しているそうです。

又吉コーヒー園でも、500円のコーヒーを700円に値上げしたそうです。

コーヒー園を見学した後、又吉コーヒーを頂きました。

500円で700円のコーヒーを頂けると思っていたら、

ちゃんと200円の追加料金をお支払いすることになりました。

今日説明してくれた女性の方は、何十年も沖縄かぐや姫で働いている方でした。

親切に色々なお話を聞かせて頂き、ありがとうございました。

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7月20日(金)


 

 

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