読谷漁業協同組合の直営 海人食堂(うみんちゅしょくどう)  第175回沖縄訪問(2)

海人食堂(うみんちゅしょくどう)  読谷漁業協同組合の直営 第175回沖縄訪問記(2)

海人食堂

お天気が良いので、

今日の昼食は読谷(よみたん)漁港の海人食堂へ来ました。

港内の海は、鏡のように波が無い穏やかな海です。

読谷漁港は、正式には都屋港です。

ここの管理は、読谷漁業協同組合です。

それなら、読谷港にした方が分かり易いのに、正式には都屋港です。

都屋の港には大型の定置網が設置されています。

定置網には魚が次々に入ってくるので、

どんな魚が今日売られているのかは

行ってみないと分からないと事が面白いのです。

水揚げされた魚は、セリにかけられて仲買人が買って帰ります。

一部は、海人食堂で売られたり、料理に使われています。

今日は、ムロアジが沢山売られていました。

ムロアジを直ぐに食べるなら、刺身にしてもらえます。

ハリセンボンが売られていました。

ハリセンボンは味噌汁に入れるとおいしいのです。

奥さんと二人で食べるには、このハリセンボンは大きすぎます。

手間賃を上乗せすると、魚は調理してくれます。

直ぐに食べられるのは、いくらとウニです。

これを買って2階に持っていけば、新鮮なうちに食べられます。

買ったのは、イカとタコの刺身です。

淡路島の魚屋さんより、かなり安い値段です。

2階の海人食堂でいただきます。

沖縄県産のボイル済ヒジキが100g120円で売られていました。

食べ方は、ドレッシングをかけてサラダにしてもいいし、

炒め物や炊き込みご飯で食べるのもオススメされていました。

調理の様子は、すぐそばで見えます。

ダツを買った人は、

魚釣りの餌に使うので細かく切ってほしいと注文していました。

ダツは固い魚で、頭を落とすのに手こずっていました。

天ぷらも人気です。

天ぷらは注文を聞いてから揚げるので、アツアツです。

天ぷら屋さんはメニューも豊富で、さかな汁、

イカスミ丼、マグロ丼、マグロカツ丼、海人丼などがあります。

海人食堂は漁港の中

市場で買ったイカとタコのお刺身を、二階に上がって頂きました。

ここからは、漁港全体が見渡せます。

景色の良いところで食べると、食べるものがおいしいのです。

定食は、イカ墨定食でお昼ご飯を頂きます。

イカ墨はどうしてなのか、甘いのです。

イカスミ汁を頂くと、口の中は真っ黒になります。

海人食堂のお客は中国からのツアー客が多く、

韓国からのツアー客は激滅のようです。

定置網の魚を港に運び、水揚げする船が止まっていました。

船には網をつり上げるクレーンがついています。

約二年ほど前、新聞では読谷村の村魚である

ジンベエザメの紹介がされていました。

大型定置網によく紛れ込むジンベエザメを

沖にある直径30メートルの生け簀で飼育され、

ダイビングなどの観光の目玉とし定着しているようです。

美ら海水族館のジンベエザメや

マンタが読谷出身であることを村内外に広め、

さらなる観光漁業の発展につなげたいそうです。

海人食堂(うみんちゅしょくどう) 海人が集まる読谷(よみたん)漁港からは、ジンベエザメの観察ツアーが出ています。 第172回沖縄訪問(7)

海人の定置網、読谷漁港

海人の組合、

読谷漁業組合の海人(うみんちゅ)食堂は以前にも来たことがあるところです。

読谷漁業組合定置網で漁獲した

海鮮魚の海人食堂がお目当ての場所です。

読谷漁業組合は、定置網を近くの海に設置しています。

都屋漁港から出漁し、港から南西に約2.5㎞離れた位置に

定置網が設置され、定置網施設の規模は

長さ360m、幅60m、水深40mで、沖縄県でも最大級の大きさです。

海人、私でもなれる海人

定置網体験は18トンの船に乗り、

海人の作業状況と定置網の仕組みなどが見られます。

南国沖縄特有の魚種と量に驚きます。

想像できない雰囲気に包まれ、運が良ければ、

巨大なジンベイザメ、マンタ、ウミガメ等を見ることができます。 

帰港の船上で、獲ったばかりの新鮮な魚を、漁師の皆さんが

「シャッ、ャッ」と、手際よくさばいて刺身をご馳走してくれます。  

海の世界、海人さんたちの世界を、

この大型定置網体験を通して見ることができます。

海人体験 参加費

定置網漁業体験基本料金(1人当たり)※ 乗船定員 24名

小人(小・中学生) 1,000円(税込) 中人(高校生) 1,500円(税込)

大人(一般) 2,000円(税込)

ライフジャケットの着用と安全をスタッフの指示に従う事が決りです。

出港時間  午前7時  所要時間 約2時間 ~ 2時間30分
帰港時間  午前9時30分   休業日 日曜、祝祭日、他
読谷村漁業協同組合( 電話番号 098-956-1640 )

定置網は、珊瑚礁の魚が入ってくるので、

海人食堂は毎日のように獲れたての魚を販売することができます。

獲れたての魚を使って、食堂も経営しています。

それが海人食堂です。

読谷漁港には、ジンベエザメの観察ツアーがあるようです。

これは、シュノーケルを用意をして、

船に乗って沖合に出る企画なので、

気軽に船の上から珊瑚礁を見るグラスボートとは違います。

海人食堂(うみんちゅしょくどう)に入ってみます

海人食堂では、今日は何が食べられるか、楽しみです。

1階の鮮魚売り場で何が美味しそうなのか、店頭で選びます。

家に持ち帰って、料理に使うお魚と、

この海人食堂の2階ですぐに頂ける物が並んで売られています。

持って帰るお魚も、新鮮で美味しそうです。

お値段もスーパーよりも随分安く売られています。

今日沢山並んでいたのは、モンゴウイカです。

かなり大きなイカが、量り売りで売られています。

あんな大きなイカが、こんな値段で売られていると、

値段を聞いて驚きました。

ここでお魚を買えば、すぐに魚を捌いてくれます。

刺身にして頂くか、煮付けにするか、汁物にするのか、

希望を言えば売り場ですぐに調理してくれるのが魅力です。

定置網に入ってくる魚は、群れになって入ってくるので、

その日の水揚げは、魚の種類が偏ることがあります。

沢山とれる魚は、販売価格も下がっています。

 値段を見ると、そのまま持ち帰る魚の値段と、捌いて貰う魚の値段は、

100gあたりで20円ほど違いがありました。1kgだと200円です。

2階に持ち上がって、すぐに食べられるのは、ウニです。

小さなパックに、少しだけ盛りつけられたウニは、一パックが300円です。

イカの刺身も欲しかったのですが、

何しろ一匹単位で売られているので、

これだけの大きなイカをお刺身にして、

それを二人で食べきれるものではありません。

海人食堂では、魚汁定食が人気メニュー

2階の食堂で、魚汁定食を注文しました。

お天気が良いので、クーラーの効いた部屋からでて、

室外の席で、昼食を頂くことにします。

時刻は丁度お昼頃です。

注文した料理が出来上がると、

持っていた呼び出しベルに連絡が入って、

料理を取りに行くことになります。

ウニと合わせて買ったのは、今が旬のミジュンの刺身です。

ミジュンとは、鰯のことです。

魚汁定食には、沢山の魚のアラが使われています。

美味しいのはアラよりも、味噌汁のスープです。

奧さんと、ご飯を分け合って、

一つの魚汁定食を二人で頂きました。

漁港から見える向こうの景色は、

読谷に広がる別荘地や、ホテルです。

沖縄の素晴らしいビーチは、ほとんどホテルによって、

一般の人が入りづらくなっています。

部屋の中で食べる昼食よりも、

海人食堂のテラスで食べた昼食は、

外の空気が吸えて、とても美味しく感じました。

ミジュンの刺身は、新鮮なので、安くて美味しいのに驚きました。

一パック、沢山お刺身があって、僅かに300円でした。

この一パックですら、

二人では食べきれないほど沢山ありました。

海人食堂(うみんちゅしょくどう)を経営する 読谷漁業協同組合の強み

定置網を持っている漁業組合は、

こんな直営の食堂が経営できるのです。

前兼久漁港にも、こんな食堂と、

獲れたて魚の市場があれば、

もっともっと人が集まって賑やかになるのに、と思います。

読谷漁業組合の海人は、

5トン未満の漁船を使用する沿岸漁業が主体です。

漁獲高は約160トンです。

金額換算にして1億円の水揚げがあります。

その内の70%近くが定置網漁業による水揚げです。 

定置網漁業は季節変動が大きく、

年間水揚げの70%を5月から10月の夏季に水揚げしています。

冬場は漁獲供給不足となっていることや、

海人の高齢化、漁価の低迷、

資源の減少等の問題を抱えているようです。

海人食堂(うみんちゅしょくどう)の魚は、魚市場のさかな

読谷漁協のセリは、平日朝10時から行われます。

セリに参加する人たちを仲買人と呼んでいます。

仲買人は、沖縄本島各地から来ています。

魚の流通先として一番多いのは、県内の大手スーパーです。

セリが終わるとセリ市場隣の「 鮮魚直売店」がオープンし、

一般の人でも鮮魚を格安で購入できるしくみになっています。

午前中は、セリ落としてきたばかりの鮮魚を買い求める人達で賑わっています。

2019年4月13日(土)


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沖縄訪問記アーカイブ

海人食堂(うみんちゅしょくどう)よみたん漁業協同組合直営

今日のドライブは、片山正喜さんの提案で、

読谷(よみたん)の新しく出来た漁業組合が経営する、

この地域で獲れた魚を料理してくれるお店に行ってみました。

その名は「読谷村漁業協同組合 海人(うみんちゅ)食堂」です。

海人食堂のあるこの港は、以前に来た事があります。

その頃は何もない港でしたが、今日は沢山の人でいっぱいです。

この仕組みは、沖合に定置網を仕掛け、

かかった魚をバザーのように組合が経営する食堂に出しています。

子ども達を喜ばせるために、ウミガメを水槽に入れています。

このウミガメも定置網にかかったのでしょうか?

1Fでは魚を売っています。

今日はバザーのようなお祭りをしています。

子どもは無料、大人は200円で魚汁が頂けます。

魚汁とご飯がついて200円です。これは安いです。

魚売り場に行ってみました。こちらでとれた蛸、アジです。

シマダコは100gで130円です。

アラも売っています。
100g50円です。

以前に食あたりしたことのあるシーラが売られています。

選んだのは、ハリセンボンのアラです。

これでアバサー汁を作ります。

いろいろお刺身も揃っています。これを買って、

2階の食堂で食べる事が出来ます。

魚汁が750円、イカスミ汁が830円です。魚汁にしました。

こちらでは料理を注文して、

呼ばれるまで呼び出しのベルを持っておきます。

.

良いお天気なので、待ってる間、テラスを散歩しました。

外は30度を越える暑さなので、あまりお客様は出ていません。

ベルが鳴れば、料理を取りに行きます。

奥さんは下で刺身を買ってきました。

三種類の刺身が入って500円です。

魚汁ができました。

豆腐とか魚のアラが沢山入っています。食べきれないくらいの量です。

鮪の味噌和えもついています。

こちらでは席の取り合いになるくらい、沢山のお客様です。

特によく目立つのは中国語を話す方です。

インターネットで調べてここまで来たのでしょうか?

マグロの解体ショーは1時半からあるようです。

日曜日なので大変な人出でした。

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2017年10月15日(日)


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2019年10月5日(土)

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