久米島魚市場で270キロのマグロが競りに掛けられて、すぐに解体され、最高級品は那覇へ送られています 第109回沖縄 久米島(7)
久米島の漁市場 270キロのマグロが競りに掛けられて、すぐに解体され、最高級品は那覇へ送られています。大トロは、叶わないまでも、中トロを追いかけて、競り落とした車を追跡しています。
【沖縄の6月は梅雨時です。沖縄の雨は、時には激しく、雷を伴って大雨洪水警報が出るほど荒っぽい雨が降ります。梅雨空の合間を縫って、恩納村や久米島でマリンスポーツは出来るでしょうか? 第109回沖縄 恩納村訪問 その7】
久米島魚市場で270キロのマグロが競りに掛けられて
今日は、時の記念日です。朝、7時半ごろドアをノックされて起きました。
ノックしたのは、片山正喜さんです
。朝食が7時半からだから、早くしないと朝食が終わってしまうと心配しています。
今日の朝食は、ご飯、焼き魚、味噌汁などがあり、全部食べました。
今日の朝食は、ご飯、焼き魚、味噌汁などがあり、全部食べました |
コーヒーを飲んでいましたが、普段飲むコーヒーとは味が違うので、
ちょっと途中で止めました。
これから久米島漁港のマグロの競りを見に行くことにします。
久米島は、ハブが多いことでも有名です。ハブもいろいろ種類があって、
毒のないハブもいれば、猛毒のハブもいるので、ポスターで注意を促しています。
毒がある蛇は、サキシマハブ、ヒメハブ、タイワンハブなどです。
6月になると、ハブは活発に行動します。
草むらに入るときには、注意しましょう。
毒のないハブもいれば、猛毒のハブもいるので、ポスターで注意を促しています |
しかし、実際、ハブが活発に自然の姿で生息している姿を
松葉博雄は一度も見たことがありません。
片山正喜さんは、一度だけあるそうです。
片山正喜さんと一緒に久米島をドライブしています。
さとうきび畑を通って、マグロの競りをしている市場に向かいます。
片山正喜さんと一緒に久米島をドライブしています |
久米島漁協市場に着きました。市場には、それほど多くの魚は並んでいません。
鰹、シーラが並んでいます。鰹もそれほどたくさんありません。
市場には、それほど多くの魚は並んでいません |
しかし、280キロの大型まぐろが、セリに掛けられてています。
もう解体は終わったあとでした。
280キロの大型まぐろが、セリに掛けられてています。もう解体は終わったあとでした |
ちょっと見せてもらいましたが、トロの脂が乗っているところです。
カマもあります。大トロ、中トロに分けられて、ビニール袋に入れられています。
それぞれ落札した人が、持って帰ってきます。
あの大トロは、どこに行くのでしょうか?
トロの脂が乗っているところです。カマもあります |
市場の関係者が言うことには、マグロの大トロは、
久米島には出回らなくて、本当の那覇へ送られ、
那覇の市場で競りに掛けられるそうです。
つまり、美味しいものは、お金持ちのいる場所に集まり、
例え地元であっても、商品になってしまえば、
価格の高いところに吸い寄せられるようです。
頭や皮、内臓など食べられるところをひとつにして、
競りで落とした人が車に乗せてどこかに運んで行っています。
どこに行くか追けてみましょう。
なぜ追けるかと言うと、一番美味しい大トロは、
那覇に行ったとしても、その次ぐらいの大トロ、
先程実際に見てしまったからです。
あの美味しそうな大トロが、小売りで買うことが出来れば、
買いたいものです。そのために、どこに行くのか追跡しています。
テレビドラマのように、そのまますぐに目的地に着いて、
どこで売られているかが分かる訳ではありませんでした。
追跡した車は、久米島漁業市場の日陰の駐車場に停まったまま、
動かなくなってしまいました。
刑事のように何時間も張り込みをするわけにもいかず、
諦めてどこか別のマグロを売っている魚屋さんを探すことにしました。
しばらく探していると、島の人達の生活用品を置いているお店がありました。
「A-COOP久米島店」です。ここなら、マグロもありそうです。
「A-COOP久米島店」の魚売り場に本マグロの赤身が売られていました |
「A-COOP久米島店」の魚売り場に行って見てみると、本マグロの赤身が売られていました。
残念ながら、トロではありません。
なかなかマグロのトロは見つかりません。
赤身のマグロでも、
350グラムで1256円です。
もし、大トロや中トロだったら、いくらになるのか、興味が沸いてきました。
2009年6月10日(水)