鼠年(2008年)に、日本国全国民が願うことは、子孫繁栄、家内安全、無病息災の祈願です 第93回沖縄訪問(10)
鼠年(2008年)に、日本国全国民が願うことは、子孫繁栄、家内安全、無病息災の祈願です。
【沖縄恩納村前兼久集落のお正月の過ごし方 その10】
正月らしく、石川善忠さんは、三線を弾いて、沖縄のおめでたい曲を演奏します。カチャーシーが出ます。
皆さん、お餅を食べた後は、朝日会でビンゴゲームを始めます。
もうかなりアルコールが回っていますが、沖縄の人たちは、まだまだアルコールが入って行きます。
ビンゴゲームをする前に、主婦のボランティア隊は、餅つき大会の後片付けをしてくれています。
ビンゴは、なかなかいいカードが当たりません。今日は、あまり良い賞品を頂けませんでした。
最後に、金城正則さんが、締めの挨拶をします。「今年も健康に留意して、皆さん朝日会を楽しくやっていこう」ということになりました。
ホテルに帰って、ちょっと休憩です。
ホテルでは、金屏風を立てて、お正月の雰囲気を出しています。
ムーンビーチ沖を見ると、波は高く、風は強く、海は荒れていることが分かります。つまり、お魚にとっても、今日はお正月です。
夕方、金城正浩さんのお家にお年始に行きます。
お刺身、味噌仕立てのお汁など、ご馳走がたくさん揃っています。
前兼久の子どもたちへのお年玉は、お父さん、お母さんたちの申し合わせで、一律1000円が決まりになっています。
子どもたちは、お年玉袋をしっかり握って、「何のおもちゃを買おうかな」と考えています。
金城正浩さん宅では、次々に、年始のお客様が訪れます。
まず、ご先祖様を祀っている仏壇に挨拶をして、それから、席に座ります。
原さん、金城正則さん、金城家の皆さんとお正月の話をして、たくさん焼酎を飲んで、今日はおしまいです。
2008年は、鼠年です。鼠は、子孫繁栄を象徴しています。戦前や、終戦直後の時代は、沖縄では、5人兄弟、10人兄弟は珍しくありませんでした。
しかし、現代では、5人兄弟は、めったにいません。親鼠が打ち出の小槌に子鼠と一緒に乗っています。
子孫繁栄、家内安全、無病息災の夢が叶うように、縁起物が飾られていました。
2008年1月1日(火)