みじゅん(イワシ)漁に出動です。山城興善さんと冨着勝弘さんに連れられて、サンマリーナホテルの近くで、大漁でした 第92回沖縄訪問(2)
みじゅん(イワシ)漁に出動です。山城興善さんと冨着勝弘さんに連れられて、サンマリーナホテルの近くで、大漁でした。
【残波ロイヤルホテルでの結婚披露宴では、沖縄風の披露宴の進め方で、飲んで、祝って、踊っての大騒ぎでした その2】
お昼ご飯を頂いた後は、
ホテルにチェックインする前に、
前兼久漁港の朝日会に行ってみることにしました。
すると、山城興善さんから、
「これからイワシを獲りに行くから、行かない?」
というお誘いを頂いたので、
早速、山城興善さんの船に乗って、
イワシ漁に参加させてもらいました。
山城興善さんがキャプテンで、原さん、
冨着勝弘さんと松葉博雄の4人で、
みじゅん(イワシ)漁に出掛けます。
イワシを追いかけていく場所は、
冨着の方向にあります。
船からだとイワシの群れは見えにくいのですが、
イワシは、固まって群れになって移動します。
イワシが動く様子は、船の上からは、
黒い塊が、変形するように見えます。
イワシを囲う、長い浮き網があります。
しかし、深さが2メートルぐらいなので、
浅瀬でなければ、網の底は海底に届きません。
そこで、イワシ漁は、
網の底が海の底に届くぐらいの浅いところで行います。
岸辺に近いところに網を張って、
水面を叩いて、イワシを驚かせ、イワシを網で獲ります。
イワシを獲るのも漁業権がなければ
、勝手に獲ってはいけません。
漁業権がある人と一緒に、
松葉博雄はイワシ獲りの船に乗っています。
恩納村の海の水は澄んでいて、船から見ていても、
イワシの群れが、まるで養殖池のマスのように、
グルグル周っているのが見えます。
かなり岸に近づいた所で、
急いで50メートルぐらいの長さの網を使って、
イワシの群れを囲うように、円形に沈めていきます。
網が広がった所で、船の上から、
船に積んでいる平たい棒で、海面を叩いて、
イワシが大混乱になるようにします。
海面をしばらく叩いた後、網を引き揚げてみると、
たくさんのイワシが獲れていました。
1時間もしないうちに、前兼久魚港に帰って、
網に掛かったイワシを1匹ずつ網から取り出します。
たくさん獲れるほど、忙しくなりますが、
腰も痛くなるほどで、根気のいる、なかなかしんどい仕事です。
イワシは、頭から網に向かって、
突っ込んだ状態になっているので、外し方には、コツがあります。
頭を掴んで、回すようにして、
引っ張ると、身が崩れないで抜けます。
クーラーボックスに集めてみると、
たくさんの量である事が分かります。
これを今からどうするかということになりますが、松葉博雄は少し分けて頂いて、前回作ったメザシをまた作ることにしました。
鱗を取るのに、ひとつずつ包丁で取るのは大変なので、ちょっと考えて、まとめて取ることにしました。
そのときは水道水を使っていて、後で、「水道水を使うと味が良くない、途中でイワシが痛む」という注意を受けました。
水道水を使わないで、塩水だけで鱗を洗い流す方法を聞いて、もう一度、別のイワシを頂いて、作り直しました。今度は、海水で洗って、真水を使わない方法で、作ってみました。
水道水を使った方法と、塩水だけで洗った方法の、2通りのメザシを作って、味を比べることにします。
鱗が取れると、次は、天日干しの作業に移ります。太い釣り糸にメザシを刺して、少しの間でも、天日に干しました。