【沖縄訪問記 リメイク2025】シイラの刺身 シイラの体内に潜む寄生虫のアニサキスに中ると、お腹が激しく反応します。

シイラには、アニサキス反応があり、シイラの体内に潜む寄生虫のアニサキスに中ると、お腹が激しく反応します。
 第91回沖縄訪問(12)

2025年の今も、沖縄の青い海を思い出すと、

あの激痛の夜が蘇ります。

――シイラの刺身を食べて、

アニサキスにあたった日のことです。

🌴朝日会の朝、金城家の食卓から始まる一日

お天気は快晴。

金城千賀子さんから

「朝ごはん一緒にどうね?」と誘われ、

金城家で地元野菜の朝食をいただきました。

昨日みんなで採ったナーベラーや青菜が、

鮮やかに食卓を彩ります。

沖縄の暮らしは、

自給自足の知恵が息づいています。


🚤シイラ釣りの帰港と刺身づくり

朝日会では、

すでに金城正則さんや

山城興善さんたちが海へ出ていました。

やがて、漁船が港に戻ってきます。

今日の収獲は――シイラ一匹。

朝日会

金城さんが手際よく捌き、

刺身を盛り付けます。

沖縄流に、醤油に

酢と唐辛子を少し加えて味わうのが定番。

ただ、この瞬間、私は一瞬ためらいました。

「以前、シイラの刺身でアニサキスに中ったことがあるんです。」

朝日会


⚠️アニサキスとは何か

アニサキスは、海の生物に寄生する

白い糸のような寄生虫

サバ、イカ、アジ、サケなど、

さまざまな魚に潜んでいます。

生きたまま食べると、

数時間後に激しい腹痛や嘔吐を起こすことがあります。

実際、あのときの痛みは忘れられません。

胃をえぐられるような激痛で、

夜中に病院に駆け込みました。

以来、刺身を食べるときは

必ず冷凍または加熱処理を確認しています。


🧭教訓:旅先の「新鮮」は、必ずしも「安全」ではない

朝日会

沖縄の魚は新鮮で美味しい。

しかし「新鮮=安全」ではありません。

どんな魚にも、自然のリスクが潜んでいます。

シイラそのものが悪いのではなく、

シイラが食べた小魚や貝に寄生虫がいただけのこと。

自然の摂理の中に、私たちは生かされています。

朝日会


⚓再び海へ ― 延縄の確認へ出発

食後、當山正晃さんの船で、

冨着信和会長が仕掛けた延縄を見に沖へ。

果たして、シイラは掛かっているでしょうか――。

陽射しがきらめく恩納村の海に、

今日も漁師たちの笑い声が響きます。


📘まとめ:シイラとアニサキスが教えてくれたこと

自然を味わうとは、

危険も含めて受け入れること

命をいただく責任と、

知識を持つ大切さを教えてくれたのが、

この“アニサキス事件”でした。

沖縄の海での経験は、

今も私の旅の原点です。

そして、痛みもまた、

記憶のスパイスになります。

過去記事

シイラには、アニサキス反応が

お天気は晴れです。

朝日会

金城千賀子さんから、朝ご飯のお誘いがあったので、

今日も金城家で朝ご飯を頂くことにしました。

朝日会

今日は、クレアちゃんのお誕生日です。

朝日会

昨日、採取した野菜が、お皿に盛られて出てきました。

朝日会

沖縄での自給自足体制も、一歩前進です。

朝日会

イワシの唐揚げも、松葉博雄が

朝日会の皆さんと一緒に追い込み漁に行って、

収獲してきた成果です。

朝日会

金城家で朝ご飯を頂いた後は、朝日会に行きます。

朝日会

朝日会には、もう、何人か来ていました。

朝日会

金城正則さんや、山城興善さんたちは、

朝の8時ごろから船でシイラ釣りに行ったということです。

「もうしばらくすると、漁に出た連中が、帰ってくるだろう」

と言われました。

朝日会

船が戻るまで、しばらく、

朝日会で飲んで待つことにします。

シイラ釣りに行っていた金城正則さんや、

山城興善さんたちが、帰ってきました。

朝日会

シイラは、1匹だけでした。

金城正則さんが、このシーラの片身を刺身に捌きます。

包丁の切れ味が悪いようなので、

まず包丁を磨いでから、シイラの刺身を作って行きます。

朝日会

沖縄では、刺身を頂くときは、醤油だけでなく、

酢とか唐辛子も入れます。

シイラには、一度、食あたりをしているので

どうしようかなと迷ってしまいます。

シイラが悪いのではなく、

シイラが食べた貝に寄生虫が付いていることがあり、

その寄生虫に中るのです。

朝日会

シイラに中る確立は、10回に一度のぐらいのようですが、

お腹が反応するかどうかは、人によって平気な人と、

平気でない人の差があります。

朝日会

原因は、アニサキスです。アニサキスは、

海産動物に寄生する寄生虫です。

アニサキスは、ヒトへ感染するときには、

サケ、サバ、アジ、イカ、タラなどの

魚介類から感染します。

朝日会

ちょっと時間が経って、當山正晃さんの船で、

冨着信和会長が沖に仕掛けているシイラの延縄(はえなわ)

を見に行くことにしました。

4人で行きます。さて、シイラは掛かっているでしょうか?

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2007年10月28日(日)

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