「かんなタラソ沖縄」とペンション「きちむい」を行く 第83回沖縄訪問(7)

レストラン漢那、かんなタラソ沖縄、琉球犬、ペンション「きちむい」、県道234号線(漢那松田線)を松田光正さんと行く

【沖縄のバレンタインデーは、チョコレートを頂き、粕汁を作り、ブルービーチの米軍演習を見ました その7】

そろそろ、昼食時間になります。お昼は、松田光正さんの選んだ店「レストラン漢那(かんな)」で、ステーキを食べました。

手のひらより大きなテーキが、なんと、1500円です。なぜ安いのか、食べたら分かります。

レストラン漢那(かんな)で、ステーキを食べました

「レストラン漢那」の目の前には、金武湾が広がっています。先ほど見た、訓練のための、海上の基地となる母艦が、遠くに見えます。

レストラン漢那の目の前には、金武湾が広がっています

松田光正さんは、軍事用の飛行機、ヘリコプター、戦車、母艦などに、強い興味があるようで、食事の後は、じーっと海の先にある、母艦を見つめています。

レストラン漢那の目の前には、金武湾が広がっています

次の訪問先の、「かんなタラソ沖縄」に行きます。金武湾に面した海岸には、浜にツルの葉が生い茂り、白い砂浜を緑の絨毯で覆っています。

海岸の砂浜を少し入ると、タラソテラピー(海洋療法)を行っている、「かんなタラソ沖縄」の建物が目につきました。

かんなタラソ沖縄

浜辺から海水をプールに引き込み、温水にしているプールです。松田光正さんは、「この「かんなタラソ沖縄」は、ぜひ一度、体験したらいいですよ。」と勧めています。

雨が降って、どこも行くところもないような、そんなときに、一度行こうかなと考えました。

かんなタラソ沖縄

浜辺を歩いてみました。浜辺には、野生の植物が、いろいろと見られます。遠い国から、波に乗って、打ち寄せられた、異国の文字が印刷された、空き瓶がありました。どこから来たのか、漢字なら台湾か、中国本土からでしょう。

かんなタラソ沖縄

「かんなタラソ沖縄」に入ってみたかったのですが、今日は、プールに行く用意をしていなかったので、外から見るだけです。

かんなタラソ沖縄

外から見ても、中の楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

かんなタラソ沖縄

プールサイドで、まるで、海水浴の寛ぎのように、談笑している、グループが見えます。

かんなタラソ沖縄

次の訪問先は、宜野座で、小高い丘から、海を見下ろし、まるで、天下を取ったような、気持ちにさせてくれる、お家を訪ねてみました。

このペンション「きちむい」は、1棟貸しのペンションで、30人まで収容できます。もし、30人で泊まれば、1泊6万円なので、一人当たり、2000円になります。

松田光正さんの話では、このペンションは、オーナーが長い歳月をかけて、一人で、コツコツと努力して作ったそうです。ちょっと中に入って、見てみましょう。

留守番は、縞模様のある、琉球犬がしていました。高台のペンションから、すぐ下のビーチまで、独自で作った小道があり、それを降りていくと、浜辺に出られるようになっています。

素晴らしい景色です。これだけの工事を、ほとんど一人でやったようです。男の夢でしょうか。ペンションの名前は、「きちむい」です。「きちむい」とは、自分の住処というところでしょうか?

階段を歩いて、下に下りてみると、「きちむい」がまるで、櫓のように、見えます。

かわいいシーサーもいました

絶壁のような、岩肌には、少しでも、スペースがあれば、沖縄らしい植物を植えています。

かわいいシーサーもいました

ペンション「きちむい」

この植物は、もっともっと繁殖すれば、この「ちむい」は、林の中にそびえるように見えると思います。シーサーが、可愛いので、上手に作っているなぁと感心しました。

宜野座港を周りました。次の訪問先は、宜野座の田園地帯も回っていきます。民家のお家に立ち寄って、つつじが咲いているのを見せてもらいました。

古い木造の、台風に耐えられる沖縄式の民家には、周囲を防風林で囲み、庭には芝生があり、白の漆喰が、とても目に付きました。

防風林で囲まれた庭では、ツツジが満開でした

松田光正さんは、運転中にも、民家の庭先に咲いた、ツツジの満開を見逃しません。

防風林で囲まれた庭では、ツツジが満開でした

車を家の近くに止めて、お庭から中に入っていき、お家の人に、声を掛けます。

少し早めのツツジが満開でした

「このツツジを見せてください」とお願いすると、お家の中から、若い男性の家人が、「いいですよ」と、了承してくれました。

少し早めのツツジが満開でした

とても綺麗なお家です。入り口には、ブーゲンビリアが、アーチを作り、庭には、少し早めのツツジの花が満開に咲いていました。

庭先で、松田光正さんと記念写真

よそのお家ですが、庭先で、松田光正さんと記念写真です。

庭先で、松田光正さんと記念写真

勝手な考えですが、海辺に面した、防風林に囲まれた、琉球式の昔ながらの建て方は、この先も、続いてほしいと思いました。

最近は、鉄筋コンクリートで、高床式の洋風の家が並んで、1階は、風が吹き抜けて、台風には強く、普段は、ガレージになっています。

家を守るには、台風と戦わなければならないので、鉄筋コンクリートにどんどん立て替えているもの無理のないことです。

復活した松の木

浜辺に出てみると、台風で、一度倒れた木が、途中から、また復活して、再び、木が枝を伸ばし、葉が茂っている、松のような大きな木を見ました。

これは、すごい生命力だなぁと思います。最初の根っこは、地上に出ていながらも、新しい根っこが、浜辺に枝を張り、新しい枝を伸ばしているのです。

金武湾の宜野座村の海辺が、赤土で汚染されていました

企業で言えば、いったん、民事再生を受けながら、もう一度、株式公開にまで復活する元気の生命力のある企業を連想します。

金武湾の宜野座村の海辺が、赤土で汚染されていました

金武湾の宜野座村の海辺が、赤土で汚染されているところを見ました。赤土が海に流れ込み、珊瑚礁が破壊され、珊瑚がなければ、魚も住めないこととなり、自然が壊れて、もったいないことです。

岩肌が、ゴツゴツした、奇形の多い岩が続いています

しかし、浜辺から見る、海岸の景色は素晴らしい眺望です。ちょっと歩いてみましょう。岩肌が、ゴツゴツした、奇形の多い岩が続いています。

岩肌が、ゴツゴツした、奇形の多い岩が続いています

潮が引き、タイドプールがあちらこちらに出来ています。覗いてみましたが、小魚すら、見えません。魚が住んでいない浅瀬です。

潮が引き、タイドプールがあちらこちらに出来ています

沖縄の自然が、好きで好きでならない、松葉博雄は、山を削り、削った後の表土が、雨に流されて、海岸に辿り着き、そして、珊瑚礁に流れ込んで、珊瑚が死滅して、生態系を壊している現実を見ると、切なくなってきました。

潮が引き、タイドプールがあちらこちらに出来ています

それでもなお、近くでは、ブルドーザーが山を削り、土木工事が進んでいました。

人間が、環境と自然を変えるのか、自然に人間が適応するのか、難しいところです。

 

 

2007年2月12日(月)

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