宜野座村立博物館で、宜野座の歴史を勉強しました。
宜野座は、珊瑚の海と、緑に覆われた、山野が広がる美しい村です。 第157回沖縄(17)
宜野座村立博物館にきました。入館料は大人100円です。
宜野座村立博物館は、 郷土作りに寄与し未来を創造する博物館として平成6年に開館されました。
気軽に入れる博物館を目指していると紹介されていましたが、入館料の100円には驚きです。
宜野座村立博物館 見学 ギャラリー
展示されている当時を再現した人形は全て等身大のつくりになっていました。
宜野座村の歴史
宜野座村の歴史年表によれば、縄文時代早期の頃、九州より縄文人が渡来し、宜野座村にも定住が始まったそうです。
縄文時代前期には、宜野座の土地に、貝塚が残されています。
縄文時代後期には、宜野座の砂丘と、海岸沿いには、小さな貝塚が作られています。
実際に使われていた民具が沢山かざられていました。
平安時代から鎌倉時代の頃には、漢那地区中国・高麗産の青磁がもたらされています。
南北朝時代になると、漢那で鍛冶が営まれ、農具・刀子・武器などがつくられています。
農業が盛んになり、水田が行われ、牛・犬の家畜が飼育されたのもこの頃です。
1627年金武朝貞が、薩摩から茶の種子を譲り受け、茶を漢那村に植えました。
江戸時代中期の頃には、クヂチ墓がつくられていました。
その墓からは、宜野座の人の身長が男性157.5cm、女性149cmと、小柄で筋肉が発達していたことが残っています。
1750年頃には、宜野座で馬・山羊・豚・猫・鶏が飼育されるようになっていました。
1853年には、アメリカのペリー総督が漢那を通っています。時代は移り、宜野座に電気がつき始めたのは、1963年頃からです。
1972年、沖縄が日本に復帰した頃、宜野座の人口は、かなり減り、3500から3600人くらいまでになっています。
2016年2月4日(木)