ルネッサンスリゾートオキナワ山田温泉 月桃の湯
大空間の吹き抜けのあるホテル 恩納村リゾートホテル 第157回沖縄訪問(2)
ルネッサンスリゾートホテルオキナワと山田温泉
ルネッサンス沖縄リゾートホテルは、恩納村の東シナ海に面しており、マリオット・インターナショナル系列のリゾートホテルです。
以前、恩納村博物館で、山田温泉について調べた事があります。
ルネッサンスホテルは、「山田温泉」という沖縄県内では数少ない温泉を併設しています。
山田温泉は、ホテル開業前の大正年間から自然湧出していて、地元民に利用されていた由緒ある温泉でした。
ホテルに入ると、吹き抜けの大空間があり、とても開放感を感じます。
時々、鋭い鳥の鳴き声が聞こえるので、初めて訪れる人は、その声に驚きますが、声を出しているのは大きなインコです。
このインコは、木の枝にとまって、飛ぶ事はありません。
今日のルネッサンスリゾート沖縄に来た目的は、改装した後の山田温泉に入ることです。
以前は入浴料を払うと、宿泊客以外でも山田温泉を利用する事ができました。
しかし改装後は、入浴できるのは宿泊客に限定し、一部の招待客にだけに限定しています。
恩納村前兼久に何度も来ていると、知人・友人が増えて、山田温泉の特別招待券を頂くことができました。
恩納村西海岸に広がる大空間吹き抜けのあるホテル
ルネッサンスホテルの吹き抜けは、椰子の木がどれほど上に伸びても大丈夫なくらい、天井の高い空間があります。
天井からは柔らかい光が降り注いで、直射日光ではないので、明るい割には暑くありません。
この、他には見られないような大空間は、恩納村のリゾートホテルに次々に採用されて、今では吹き抜けの大空間を持つホテルは、恩納村の西海岸にはいくつもあります。
思いつくだけでも、吹き抜けの大空間があるのは、
ムーンビーチホテル、サンマリーナホテル、ANA全日空ホテルなどがあります。
山田温泉 月桃の湯
改装した山田温泉に入ります。
ここから先はカメラを持ち込めないので、写真はありません。
改装後の山田温泉は、とてもキレイな、素晴らしい温泉になっていました。
大浴場の外には、東シナ海を見渡せる、露天風呂があります。
露天風呂には、その名も、『月桃の湯』と名付けて、竹籠の上に、植物の月桃の葉を何枚も乗せて、温泉に月桃の香りを移しています。
月桃の香りは、お餅を包んだ時に、匂いを移すほどの、かぐわしい香りです。
露天風呂には4つの竹籠が浮かんでいて、そこには沢山の月桃の葉が積まれていました。
月桃の香りをかぎながら、窓から見える景色は、前兼久漁港が右手に見える、東シナ海の海です。
ここから、西に沈む夕日も見えそうです。
外から、露天風呂が見えないように、ガラス板を45度の方向に、重ね合わせたような遮蔽の工夫がされていました。
山田温泉は、やや硫黄の臭いがする、天然温泉でした。
以前に比べて入浴客を制限しているので、大浴場でも混み合う事がありませんでした。
大満足の山田温泉でした。
山田温泉から上がると、ちゃんと冷たい麦茶や紅茶のサービスが用意されていて、暑くなった喉を冷たい麦茶で冷やす事ができました。
プロ野球の中日ドラゴンズが、ルネッサンス沖縄に宿泊していて、新聞記者の皆さんの為に、プレスコーナーも用意されていました。
リゾートホテルの顧客獲得競争
ヒルトン沖縄が開業したように、沖縄には次々と新しいホテルがオープンしています。
そうなれば、これまでのホテルは、改装して対抗をしています。
今日のルネッサンス沖縄リゾートホテルも、内装や山田温泉を改装した為、まるで新しいホテルのような清潔感がありました。
恩納村がリゾート地区になったのは、山田温泉の天然温泉があることと、もう一つは、ムーンビーチホテルから、リゾートホテルが始まったことです。
沖縄に米国軍が基地を作り、基地で働く軍人さんの為に、リゾート施設が恩納村に作られました。
ムーンビーチホテルは、その中でも将校専用のリゾートホテルで、高級感があります。
ルネッサンス沖縄リゾートホテルは、以前には、ラマダルネッサンスホテルと呼ばれ、この恩納村の地区では、老舗のリゾートホテルです。
沖縄は、観光として発展する一方で、もう一工夫して、ウエスティングリゾートを目指しています。
ルネッサンス沖縄リゾートホテルでも、玄関前には、白塗りのリムジンが控えていて、ここで結婚式をすると、リムジンで送り迎えをしてもらえるようです。
2016年1月30日(土)