ハリセンボンのアバサー汁と中華料理店「長城飯店」 第85回沖縄訪問(9)
ハリセンボンのアバサー汁の味付け担当をした後は、金城正則さん一家と中華料理店「長城飯店」で、夕食会となりました。
【沖縄の伝統行事と伝統的文化に触れて、ますます沖縄の心が好きになりました その9】
山城興善さんと片山正喜さんとのもずく採りの後、ホテルに戻って、シャワーを浴びて、潮を流し、少し落ち着きました。
もう一度、夕方6時頃に朝日会に行ってみると、山城興善さんは、空のドラム缶を2つ持って来てくれていて、そこに、ビニール袋に入れた状態で、塩漬けにしたもずくを入れてくれました。ロープで縛って、発送準備OKです。2つ出来ました。それでもまだ、缶に入りきらないもずくは残っていました。夕方の6時を過ぎると、少しずつ朝日会に皆さん集まってきます。冨着信常さんは、ハリセンボンを3匹釣ってきたので、これを「味噌汁にしてあげる」と言ってくれました。
ハリセンボンをアバサー汁にします |
ハリセンボンは、針が外に出ているので、指を刺されないように、皮を剥いでいきます。見ていると、なかなか生命力の強い生き物で、胴体を切って、皮を剥いでも、まだひれや、内臓がピクピクと動いています。ハリセンボンのお腹を裂いていくと、体の中から、小さな虫が出てきました。この虫はまだ生きています。話によると、ハリセンボンと共生しているそうです。
ハリセンボンのお腹の中から、シャコに似た虫が出てきました |
虫は、岡山の日生の名物のシャコに似ています。持ってみると、手を噛まれてしまいました。2つ出てきたので、この小さなシャコのような虫を、川に流して、助けてあげました。味噌汁の味付け担当は、松葉博雄がしました。鰹出汁の元を入れて、味噌と酒を入れて、味を調整しました。このままでは、少し匂いがするので、ヨモギを採ってきて、ヨモギの葉を入れて、匂いを消します。
さらに、生の天然もずくを味噌汁に入れてみました。とても美味しいアバサー汁の出来上がりです。どんどん朝日会の人達が集まってきます。皆さん、「今日は何があるのか」と楽しみな感じです。今日のメニューは、ハリセンボンのアバサー汁、もずく、上間雄明さんが作った昔懐かしいお好み焼きのようなもの、テラジャーなどがあります。
これをワイワイ騒ぎながら頂き、ビールを飲んでいます。たくさんの人が集まって、また楽しい朝日会となりました。朝日会の後、今日は、金城正則さんのお宅の皆さんと、中華料理を食べに行くことになっています。いつも、金城正則さんと金城千賀子さんには、お料理や、お酒をご馳走して頂いているので、今夜は、松葉博雄と奥さんで、お礼の夕食会です。
中華料理「長城飯店」で金城正則のお宅の皆さんと食事会 |
うるま市具志川字栄野比にある、「長城飯店」という中華料理屋さんに行きます。コース料理をお願いして、たくさんの料理が出ました。コース料理ですから、いろいろ出ます。
野菜とお肉の炒め物、卵スープ、海老のマヨネーズあえ、チャーハン、八宝菜、北京ダック、酢豚などの、たくさんの料理が出ました。これを、金城正則さん、千賀子さん、クレアちゃん、利絵ちゃん、松葉博雄夫妻の6名で、次々に食べていますが、なかなか食べ切れません。お料理がたくさん出てきて、とても食べ切れなかったので、「持って帰りましょう」ということになりました。「長城飯店」では、気軽に持ち帰りの用意をしてくれました。お腹が一杯になって、皆さん、大満足です。いったん金城正則さんのお家に帰って、車でホテルまで送ってもらいました。
2007年4月17日(火)