シーミー祭は、一門の代表者が、久高島の方向に向かって、祖先へのご挨拶から始まります。社長ブログ/沖縄ブログ/恩納村ブログ/恩納村リゾート生活

シーミー祭の楽しみは、一門の皆さんが一堂に集まり、持ち寄ったお料理を食べて、飲んで、おしゃべりをすることです。 第152回沖縄訪問(12)社長ブログ/沖縄ブログ/恩納村ブログ/恩納村リゾート生活

シーミー祭は晴れるのか、前兼久の皆さんは、期待を込めて、空を見ています。

1時頃、シーミーの行われる、前兼久の墓地に行ってみると、もうすっかり晴れです。よかったよかった、と、皆さん大喜びです。これもご先祖様のお陰です。

行く途中、山城興善さんが、車でシーミーに来ていた帰りに出会いました。どんどん回復して、お元気そうです。

最初に、当主の金城正浩さんが、一門を代表して、金城家のご先祖様に、祈りを捧げます。

各お家から、持ってきたお料理が、お墓の前にお供えされます。松葉博雄も、神戸からお供えを持ってきました。

みんなで、ご先祖様にお祈りをした後は、お食事を分けあって食べます。

沖縄の料理で多いのが、オードブルです。これは、丸いお皿に揚げ物を中心として、いろいろなお料理が盛りつけられています。

今では、オードブルは家庭で作るのではなく、お店で買ってきているのがほとんどです。

蒲鉾と、牛蒡と、昆布が美味しそうなので、ビールに合いそうなお料理から頂きます。

ここにいる参加者は、ほとんどが金城さんです。しかし、ゲストもいて、金城さんでない人もいます。

松葉博雄もそうですが、沖縄大学院大学の研究者が一人参加しています。今回が三回目だそうです。

今年は、スズメダイの唐揚げがありませんねと、皆さんに声かけをすると、そうなんです。海が時化ていて、スズメダイの追い込みが出来なかったそうです。

かわった料理に、なまこの味噌煮込みがありました。なまこの味噌煮込みは、長時間かかるようです。以前に、朝日会で冨着信常さんが、作ってくれたことがあります。

とても珍しい料理です。もちろん、美味しい料理です。

お墓の前では、お墓に向かって、右側が女性の席で、左側が男性の席に、男女別になっています。

この時期、おはぎがよく出てきます。おはぎは、この場で食べきれないので、参加者にわけて持ち帰っています。

いろいろなメニューのお料理が揃うので、残ったお料理を持ち帰れば、今夜はどこのお家も、台所でお料理をすることは、ありません。

全体的に見渡すと、男性のお酒の好きな人が、食べたくなるようなお料理と、女性のお酒よりは甘い物の方が好きと言われそうな、そんな人達が食べたくなるような甘いものが、均衡し合っています。

お墓の前で話す話は、ご先祖様の話ばかりではありません。金城家一門に、新たに生まれた子供の話や、嫁いできたお嫁さんの話、小学校、中学校、高等学校に進学した人の話など、一門の人事消息の話も話題になっています。

【過去の清明祭】

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2015年4月12日(日)


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