前兼久 朝日会冨着信和会長が釣った、 30キロ超のクエが漁業組合のセリに 大物クエのセリでは、「南栄」さんが落札しました 第83回沖縄訪問(12)
前兼久 朝日会冨着信和会長が釣った、 30キロ超のクエが漁業組合のセリに 大物クエのセリでは、「南栄」さんが落札しました 前兼久漁港の魚市場で、大物クエは、セリに掛けられる様子を逐一見ていました。「南栄」さんが落札です。
前兼久 朝日会冨着信和会長が釣った、 30キロ超のクエが漁業組合のセリに
セリ市では、冨着信和会長が昨日釣った、
30キロ超のクエがセリに出ることになっています。
さて、いくらの値段が付くのでしょうか?
もし、安すぎると、朝日会で落札して、
みんなで食べることになっています。
クエのほっぺたには、1枚の紙が貼られています。
見ると、「31」と「27」という数字です。
これは、「このクエは、31キロですが、
取引重量は、正味27キロですよ」ということです。
なぜでしょう?31キロが、27キロに減量される理由は、
骨や、頭の食べられない部分を4キロとして計算し、
風袋部分を除いて、正身部分が、27キロとして、
取引価格×27が、セリ価格になります。
しかし、「おかしいなぁ」と思うのは、
私達が魚屋さんで魚を買うときは、量り売りの場合は、
風袋部分を引いてくれません。
なのに、セリの場合は、生産者から風袋を引いてしまうのです。
この差は誰の儲けになるのでしょう?
前兼久漁港のセリでは、
たくさんの魚がセリにかけられています。
コンクリートの床の上には、プラスチックの長方形の箱に、
今日、セリに出される魚が並んでいます。
どんな種類の魚がセリに出されているのか、
写真を見てください。
色とりどりのいかにも南国沖縄風のカラフルな魚が、目を引きます。
前兼久漁港の漁業組合の壁には、2枚のグラフが掲示されています。
1枚は、糸もずくの生産量のグラフです。
旧正月は2月18日で、分かるように仕切り線になっています。
2007年の生産量は、例年よりも多くなりそうです。
およそ、45万キロが糸もずくの生産量のようです。
もう1枚のグラフは、「黄色くなりました。
早めの収穫をお願いします」と書かれています。
これはきっと、
糸もずくの収穫時期を注意しているのではないかと思います。
糸もずくの最適出荷時期は、黄色くなる前のようです。
ところで、今日のメインイベントのクエは、
どうなったのでしょうか?
他のトロ箱に入った魚は、次々に仲買人の進行によって、
値段が付けられていっていますが、
問題の冨着信和さんのクエは、セリにかけられないまま、
セリは終ってしまいました。
誰が買ったのでしょうか?
クエは、競り落とされた様で、車に運ばれて行きます。
しかし、松葉博雄の目の前で、値段のセリは行っていません。
いったい、どんな状況で、クエの値段と行方は決まったのでしょうか?
ショックですね。朝日会で、今日はクエは食べられません。
クエを持って帰っている人は、
仲泊の大衆レストランの「南栄」さんです。
朝日会と松葉博雄にとってみたら、食べたかった幻のクエは、
ライトバンに乗って行ってしまいました。
残念…。いったい、いくらで落札されたのか、知りたいものです。
松葉博雄は、入札資格がないので、セリに参加できませんでした。
クエだけに、悔いが残ります。
2007年2月13日(火)