ブルービーチ沖縄で 米国第31海兵遠征部隊(MEU)の人道的支援訓練 第83回沖縄訪問(5)
ブルービーチ沖縄で米国第31海兵遠征部隊(MEU)の人道的支援訓錬を見ました。
ブルービーチ沖縄の米軍演習
【沖縄のバレンタインデーは、チョコレートを頂き、粕汁を作り、ブルービーチの米軍演習を見ました その5】
琉球新報の2007年2月12日付けの朝刊の1版総合(2)によれば、人道支援訓練を公開しています。
米軍第31海兵遠征部隊が実施しています。
米国第31海兵遠征部隊(MEU)の人道的支援訓練
米国第31海兵遠征部隊(MEU)は、金武町の米軍施設内で、米国外の災害などで、被害を受けた民間人の救助を想定した、人道的支援訓練を報道陣に公開していました。
ちょうど、その訓練に遭遇しました。
訓練は、年4回実施しているということです。
地滑りが発生し、救援要請を受けたと言う想定で、訓練を実施しています。
部隊の米兵約250名が、金武町のブルービーチから、大型ホバークラフトで上陸し、活動展開場所の確保や、医療用テント設営などの訓練を行っています。
偶然にも、公開訓練なので、米軍の行動を、すぐ目の前で見ることができました。
普通だと、軍事演習は、非公開です。
黙ってみていると、スパイと思われるかもしれません。
ブルービーチの公開訓練
目の前で、展開される訓練は、ものすごい迫力があります。
大きな轟音を立てて、ホバークラフトで上陸したり、あるいは陸から海へ、撤退の様子を見ていきます。
キャタピラーを付けた、戦車が並び、迷彩色に塗装したジープやトラックが、何台もホバークラフトの中に入っていき、まるで、フェリーボートがトラックを運ぶような様子です。
ホバークラフトは、大変大きな音と風を出して、方向転換をして、海に向かっていきます。
海岸なので、砂が舞い、風に吹かれて、飛んでいきます。
海水に入ると沈みません。
浮き上がって、下方部分が浮き輪のように膨らんで、船を浮かせて、水上の上を走って行きます。
ものすごいスピードです。
大変重いにも関わらず、水上に船体を浮かせて、進んでいきます。
みるみるうちに、遠くに行ってしまいました。
ホバークラフトが去った後は、風で起こされた砂煙です。
陸から海上へ転回して行った、ホバークラフトの後には、沖の方から、別のホバークラフトが、入れ替わりに、やって来ました。
松葉博雄が、岸壁で見ていた、すぐ前を通り過ぎていきます。
しぶきが顔に掛かるほどの勢いです。
ホバークラフトは、海岸の直前になると、少し、速度を落とし、陸に上がる体制になり、そして、上陸です。
入れ替わって、難民を救出する想定のホバークラフトが、上陸しました。
上陸すると、すぐに、所定の場所に移動します。
そして、方向転換して、船の中にある戦車やジープ、トラックを陸地に出します。
船に乗っていた、将校と海岸で待っていた将校が握手をし、その後、船の中の兵隊さんが、隊列を組んで、海岸に並びます。
大変な演習を見ることが出来ました。
周りを見ると、民間人が立ち入ることが許されない境界線があり、そこには、一本の標識が建っています。
防衛庁(防衛省)のマークです。
松田光正さんと、感動を共にして、ブルービーチを去っていきます。
せっかく、来たので、演習の様子を海岸線の方から見ようと思い、車をキャンプの正面にまわします。
キャンプの正面には、銃器を持った衛兵が立って、手で「ダメだ」と、思えるジェスチャーをして、中に入ることを拒んでいます。
残念ながら、キャンプの中まで入ることは、出来ませんでした。
機関銃を持った、衛兵を、すぐ側で見ると、映画以上に迫力がありました。
2007年2月12日(月)