ぬちまーす観光製塩ファクトリーの果報バンタからアイゴの子のスクが群れを作っているのが見えました。
ぬちまーす観光製塩ファクトリーの果報バンタで、娘と並んで写真を撮ってもらいました。第163回沖縄訪問(9)
熱い日差しの中で、今日は伊計島(いけいじま)に泳ぎに行くので、U君とMちゃんは朝からはりきっています。
波も穏やかで、お天気も良いので、楽しい海水浴になりそうです。
片山正喜さんのお家に行く途中、タバタに寄って、水着や潜水道具を補充しました。
片山正喜さんのところでは、庭に水をまいているところでした。
バナナは、先日の台風5号で実が落ちたそうで、これは神戸に送ってもらう予定でしたが、残念なことになりました。
バナナには、夏バナナと、冬バナナがあります。
夏に実が熟するのは夏バナナです。夏バナナは、気温が高いせいもあって、大きく太くなります。
そして、味も良くなります。今できているバナナは夏バナナで、美味しい味を期待していました。
U君とMちゃんは、片山正喜さんのお家で、いきいきしています。
幼い時の体験は、その後になっても、ひょっとすると一生ついて回る体験になります。
神戸では、バッタを捕まえるとか、外の昆虫を追いかけるような思い出はなかなかありません。
片山正喜さんが渡してくれた昆虫採集用の網を借りて、バッタを追いかけています。
それを見てU君のお母さんは、こんなのびのびとした子育てをしたいと思っています。
そこで来年の夏は、うちの子を片山正喜さんのこの家で、一週間ほど預かって欲しいと、本気で思っているようです。
しかし、片山正喜さんにとっては、U君を沖縄で預かっている途中で、里心がついて、「ママ、ママ」と、言われるとどうしようもありません。
もう少しU君がママ離れをしてからでなければ、預かることは難しいようです。
私はベンジャミンの木陰でしばし休憩です。
ベンジャミンの木陰は、強い日差しの沖縄の庭でも、風が吹いて涼しいのです。
こんな風が吹く木陰で、ビールを飲んで、ウトウトと昼寝をしたいものです。
片山正喜さんは、新しく子猫をどこかからかもらってきて、飼い始めています。
子猫を飼うにはルールがあって、子猫は絶対に部屋の中に入れて貰えません。
キャットフードは貰えても、外で食べられるものを自分で見つけてくる事を望んでいます。
例えば、バッタや蝉などは、猫には比較的獲りやすい餌です。
一歩進むと、家の周りに来る、ネズミやイタチなどを獲ってほしいと思っています。
U君とMちゃんは、子猫とすぐに仲良しになって、バッタを捕まえてきて、子猫に食べさせようとしています。
しかし、片山正喜さんが望んでも、一度キャットフードに馴染むと、キャットフードの方が美味しいので、子猫にとっても、バッタよりも、キャットフードに依存するのは自明の理です。
二台の車に分かれて、伊計島に出発です。
片山正喜さんは、自分の車に海で遊ぶ道具を積み込んでいるので、荷物を移して車を一台にするより、慣れた車に乗って、伊計島に行くようにしました。
お昼は、途中コンビニで買って持っていきます。
海中道路を伊計島に向かって走り抜けていきます。とても綺麗な景色です。
海中道路は、潮が行き来する海を人工的に埋め立てて、海を二分したので潮の流れが止まり、ヘドロ状になってしまいました。
今の時代こんな自然破壊は許されないことですが、石油危機が起きた数十年前は、日本の石油を、この沖縄の離島に備蓄する為に、その搬入通路として、埋め立てが許可されていました。
途中、塩工場に寄って、このあたりの絶景を見て参ります。
2015年2月に、ぬちまーす観光製造塩ファクトリーを訪れた記事を書きました。
向こうに見える岬には、石を削り取った、採石場の後が残っています。
あの岬の下は、地元の人達が知っている侵入道路があるそうですが、旅行客には難しそうです。
片山正喜さんが、後ろの絶景を背景に、松葉さんと娘さんを写真に撮りましょうと、声をかけてくれたので、娘と一緒に写真におさまりました。
こんなに素晴らしい、晴れたお天気は珍しいくらいです。
写真を撮る間のわずかな数分間でも、眩しくて、じっと目を開けて居られないような状況でした。
以前からこの絶景を、息子や娘達に見せてあげたいと思っていました。
そして出来ることなら、あの海辺で一緒に海に入って、遊んでみたいものです。
崖の上から見ると、下にアイゴの子のスクが群れになって泳いでいるのが見えました。
アイゴの子でまだ海草を食べていないのをスクと言います。 スクは沖縄の珍味です。
海草の子を食べるとアイゴの子は苦くなって美味しくなくなります。
以前、前兼久でスクが沢山獲れたときのブログ記事があります。こちらを参照して下さい。
しばし絶景に見とれて、写真に景色をおさめています。
2つのアイゴの子のグループがドッキングするところが見えました。
最近はアイゴの子のスクが少なくなって、なかなか暦通りの時期に獲れることが難しくなっています。
勝連半島は、まだ自然が残っている証拠です。
伊計島に到着です。
伊計島では温泉が出来たということなので、今日はこの温泉に浸かって帰るつもりです。
「伊計島温泉 黒潮の湯」
プールでは宿泊客しか泳げません。
伊計島は、沖縄の離島だったので、橋がかかった現在でも、飛行場から離れているせいか、観光客がなかなか集まりません。
伊計島ホテルも、いろいろ努力をしていますが、今のような夏休みのトップシーズンでも、本島と比べると、観光客の人数は少ないように見えます。
2016年8月15日(火)