片山さんは、師匠の金城正則さんから漁のやり方を学ぶ 第80回沖縄訪問(8)

サバニ船を買った片山さんは、師匠の金城正則さんから、漁のやり方を学んでいます。シーラ漁、カツオ、マグロ漁、深海魚漁などが進んでいます。【沖縄の海、空、花、自然と素晴らしい人たち その8】

沖縄2日目は、金城正則さんと船で魚釣りに行く日です。

出航時間は早く、朝早くから起きて、港へ行きます。

港に行く途中で、ドラゴンフルーツの花が咲いて、萎んでいる姿を見て、この先、このドラゴンフルーツは、少しずつ実が膨らんできて、そのうち、ソフトボールぐらいの大きさのドラゴンフルーツの実が成るんだなぁと考えながら、港に向かいます。

港に着いてみると、すでに金城正則さんは、出港準備に取り掛かっていて、一緒の乗船者は、本土から移住してきている、片山さんです。

片山さんは、元潜水夫で、水にもぐる仕事を長らくしてきて、海はお得意です。

今日も漁の目的は、主にシーラ漁です。船の中で聞いた話ですが、片山さんは、沖縄伝統の木造の船サバニを買って、それでこれから沖縄で漁業で生計を立てるということです。

金城正則さんが、片山さんの漁の師匠となります。

シーラは、延縄漁の仕掛けをしておいて、仕掛けが終わると、船は移動して、シーラが掛かるまでは、今から深海魚を狙います。深海魚は、電動リールを使って釣ります。

深海魚は、水圧の高いところで生活をしているので、釣り上げると、魚が水圧の変化で体が変わってくるようです。

片山さんが吊り上げた魚です。電動リールを使って、さびき漁をしています。100メートル以上の深さなので、上がってくるまで随分時間がかかります。

いつものことですが、魚釣りの成果は、偶然性はあるものの、結果としては、いつものように金城正則さんが一番多く釣ります。

松葉博雄は、適当なのか、あまりたくさん釣れることはなく、もっぱら、みんなの行動を写真に納めています。

このような、集中力のない釣りは、きっと悪い結果になると思います。ハギのようなものが釣れました。どれも沖縄の魚なので、とてもカラフルです。

船の向こうの恩納村の浜辺の方では、パラセイリングをやっている人がいます。モーターボートで引っ張って、パラシュートのようなものを開いて、そこにブランコのようなものを付けて、空中散歩を楽しむことになります。

金城正則さんは、引き続き、コンスタントに深海魚を釣り上げています。

のんきに釣っている松葉博雄にも、ちょっと当たりがあり、俄然張り切って、リールを巻いて、どんな大きな魚が釣れたか、ワクワクしながら、魚があがるのを待って、手にしたのが、こんな大きな魚でした。普段、ないことなので、釣りあがった魚を持って、松葉博雄が喜んでいるところです。

午前と午後の長時間に渡り、金城正則さんのめぐみ丸で、恩納村沖で魚釣りを楽しみ、間もなく船は港に向かって帰っていきます。

片山さんは、金城正則師匠について、漁業を学んでいるので、船が港に近づけば、乗組員は、どんなことをするのか、仕事の段取りが分かっています。

それに対して、相変わらず素人の松葉博雄は、なかなか一歩先のお手伝いができていません。きっと師匠は、「この子はダメだなぁ」と思っていると思います。

港に着くと、すぐに金城正則さんが釣った魚を裁いて、刺身を作ります。鮮やかな手つきで魚を裁いていきます。

片山さんも師匠の教えが良いのか、どんどん魚を裁くのも上手になって、刺身作りを実行しています。

今日の記事は、海のことばかりですが、陸に上がって、前兼久の地域に咲いている花を見ると、10月に入っても、南国の特徴である鮮やかな、覚めるような色彩を放て、周りには美しい花が咲いています。

ハイビスカスを見てみると、少しずつ違いがあります。

 

誰が見てもすぐ分かるような違いもあれば、本当に注意をして、詳しく見てみないと、花弁のシワの寄り方までは、分かりません。

それぞれの違いが分かるでしょうか?じっくり見てください。

2006年10月9日(月)

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