沖縄の儒教の思想 年長者にまず、先に料理を出すというのも、 これも沖縄のしきたりです。年長者が注意すると、年少者はすぐに「はい、わかりました」と従います 第76回沖縄訪問(14)
沖縄の儒教の思想 沖縄は年長者を尊重します。儒教の思想が根付いています。
今日のご馳走は、お刺身とシャコ貝、タコの卵です。
追い込み漁から帰ってきて、
早速、捕れた魚を料理します。
タコの卵を茹でて、今からいただきます。
味は酢とお醤油です。
今日の朝日会のご馳走は、追い込みで捕った、
魚のお刺身とシャコ貝、タコの卵です。
鰹を使って、鰹汁をしてみました。大変好評です。
シャコ貝の生け作り出来ました。
貝の皿に乗せてとても素晴らしい演出です。
仲程学さんがホテルから持ってきたのは、
お肉盛り合わせです。
和気藹々とビールを飲んで、
夕暮れ時の涼しい風に当たっていると、
前兼久の小学校から6時の音楽が流れてきています。
「カラスと一緒に帰りましょ♪」の童謡が聞こえてきます。
童謡の歌詞のように、幼い頃から、小学校の頃から、
友人の関係にある人たちばかりです。
しかし、なんとなく集まっていた交友会を、
規則のある朝日会として発足して、今年で6年になります。
アオブダイをこれから捌きます。
方言では「メンノエラブチャー」、
「エラブチャー」はブダイのことです。
今日捕った小さな鯛を仲程さんが気を利かせて、
ホテルの調理人にお願いして、
お寿司にしてくれました。
とっても、美味しい小さい魚ですが、
刺身にするにはとても包丁さばきが難しい大きさでした。
これを一つ一つ寿司にするのは、
調理場の板長さんも大変だったと思います。
皆さん、楽しくいただいているときに突然、
有銘さんが大きな声で何かを注意し始めました。
何を注意しているのでしょうか??
私には分かりません。
何しろ、沖縄の方言で大声で言っているのですから・・・。
何を言っているのか聞いてみました。
そうすると、小さい魚の揚げたものが、
なぜみんなに行き渡っていないのかと言っています。
なので、崎浜さんがすぐに立って調理場に行きました。
沖縄ではこのように、
年長者が注意すると、年少者はすぐに「はい、わかりました」
というようになります。
年長者にまず、先に料理を出すというのも、
これも沖縄のしきたりです。
それが出来てなかったら注意を受けます。
これは、儒教の思想だと思います。
松葉博雄もいつの間にか、
年長者の部類に入ってきますが、
まだまだ年長者もいますので、
気をつけたいと思います。
今夜が、第76回沖縄訪問の最後の夜になります。
いつも名残惜しい気持ちになってきます。
いつまでも有ると思うな時間と金ということになります。
2006年6月18日(日)