沖縄リゾート:子どもの競争:ハーリーでは、子どもの競争があります。子どもが競争するのは、果物取り競争です 第119回沖縄訪問(7)

子どもの競争:ハーリーでは、子どもの競争があります。子どもが競争するのは、果物取り競争です。子どもの競争には、親は安全対策です。子どもの競争は、ライフジャケットを身につけています。
【沖縄の文化:沖縄の伝統行事 恩納村地域の全員参加型の沖縄の伝統行事の「前兼久ハーリー」に参加します その7】

子どもの競争があります。子どもの競争は、果物取り競争です。前兼久漁港では、次から次へとハーリーのチームが出てきて、戦っています。

前兼久ハーリー

前兼久青年団のチームも参加です。顔見知りの人が出ています。知っている人が出ていると、つい、応援したくなります。熟練を要する舵取りは、青年団であっても、年長の人が出ても良いそうです。相生のペーロン祭のように、ひとつの船をみんなで漕いで、見ている人は応援で、大騒ぎしていきます。

前兼久ハーリー

もし、ハーリーの競技で負けるとどうでしょう?負ければ、舵取り役さんが大きく責められます。舵取りさんには、1500メートルもハーリー船を漕いでいると、誰が手を抜いているか、誰が足を引っ張っているか分かるそうです。従って、舵取り役だけでなく、漕ぎ手も責められます。

前兼久ハーリー

30年も40年も前のことです。ハーリーに出場するためだけの専用のハーリー船はありません。ハーリー船は、普段、漁業に使っているハーリー船を使って、その網元からハーリー船を借ります。

前兼久ハーリー

貸す方の網元は、自分のハーリー船が優勝すると名誉なことです。ひょっとすると、ハーリーで使った船が高く売れるかもしれません。

前兼久ハーリー

こうなると、現在の競馬のオーナーのような関係で、優勝すると、自分の持っているハーリー船の前で誇らかに写真を撮ります。網元は、太っ腹です。チームの維持、維持費を見ていくことになります。

前兼久ハーリー

ハーリーに戻ります。冨着信常さんが持っている船が、前兼久魚港の「海神祭」で救助船の役割をするので、冨着信常さんの船に乗せてもらいました。今度は、港の船の上からハーリーの競技を見ていきます。

前兼久ハーリー


中学生の女子の決勝が目の前でありました。中学生であっても、一生懸命漕いでいます。
船に乗ると、海の方から、中央のテントにある、前兼久ハーリー実行委員会が見えます。ここには、恩納村村長の志喜屋文康さん、実行委員長の金城正則さんの顔が見えます。これから始まる競技に対して、静かな静寂が一瞬あります。大勢の人の中で、その一瞬を海から見ていることも、ボートから見ていることも、初めての良い経験です。

前兼久ハーリー

 

前兼久漁港には、小さな小島があります。この無人島には、畑があって、その畑を耕すために、その耕している人が、島のオーナーになっています。この島には、ハブがいるのでしょうか?

前兼久ハーリー

最近、前兼久漁港は、浚渫が行なわれました、。真ん中の方のヘドロを取っていくと、くぼんだ部分が出てきます。そのくぼんだ部分に周辺のヘドロが集まってくるそうです。

前兼久ハーリー

風は強く、雲は厚く、低く垂れ込めています。

前兼久ハーリー

温かい風の中で、第119回の主な目的である、前兼久ハーリーに参加でき、一緒に応援出来る喜びを感じます。

前兼久ハーリー

このような沖縄のハーリーは、ひとつの文化ですが、どうしてこんな文化が生まれたのか、興味があります。

前兼久ハーリー

冨着信常さんの船に乗って、これから役割があります。それは、アトラクションのひとつに、果物を船から投げて、小学生が果物の争奪戦をすることがアトラクションになっています。

前兼久ハーリー

救助船は、港の中央の席の前に寄せて、果物獲り競争が始まるのを待機しています。事故があってはいけないので、小学生の周りには救助隊がついています。

前兼久ハーリー

次に、海に馴染むこと、そして、がんばれば獲れること、これらのことが子どもの競争に込められた意味です。

前兼久ハーリー

海から見るハーリー船が陸に上げられている光景は、どこかで見たような、東南アジアの風景に見えます。色鮮やかなハーリー船が集まっているのは、台湾、フィリピン、タイでしょうか、どこかで見た気がします。

前兼久ハーリー

前兼久ハーリーの競技が進んで行くと、職域ハーリーの決勝、上がりハーリー(班対抗)があります。

前兼久ハーリー

そして、最後は、成績発表があり、表彰式が行なわれます。

前兼久ハーリー

 

岸壁から見ていると、どのハーリー船が、どのチームなのか、すぐには分かりません。同じハーリー船を使って出場しているので、船を見るだけでは、チーム名は分かりません。

前兼久ハーリー

周りの人たちの、応援の雰囲気で、身近なチームが出ていることが分かります。

前兼久ハーリー

仲程學さんは、恩納マリンビューパレスのチームを応援していました。

前兼久ハーリー

地元なので、前兼久青年会を応援しましたが、残念ながら3位でした。

前兼久ハーリー

救助船から下りて、前兼久漁港に戻って、再び朝日会のテントに戻ります。雨は降りそうで降らない、晴れそうで、ぽちぽち降る、梅雨特有のお天気です。

2010年6月15日(火)

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください