沖縄 美ら海水族館 マナティーの赤ちゃん20年ぶりに誕生 「会いに来て」
沖縄美ら海水族館
【本部】沖縄美ら海水族館(本部町)は26日、
飼育するアメリカマナティーの赤ちゃんが
20年ぶりに誕生したと発表しました。
2021年6月16日午前7時半ごろに生まれ、
全長は123センチ、体重は34キロの雄です。
母親の「マヤ」に甘えながらも、
元気よく水槽内を泳ぎ回っています。
写真出典 琉球新報社より
アメリカマナティーは大西洋地域に生息する植物食性の哺乳類です。
同館で赤ちゃんが誕生するのは、
マヤの第1子「ユマ」が2001年に誕生して以来です。
ユマは国内における繁殖個体の最長飼育記録を更新中です。
現在、赤ちゃんを含めて4頭飼育しています。
コロナの影響で休館中ですが、
赤ちゃんの様子はユーチューブを通して配信しています。
海獣課の河津勲課長「繁殖を通して明るい話題を提供したい。
水族館が再開したら、
ぜひ赤ちゃんを見て元気を出していただきたい」と述べました。
出典 琉球新報社
以下は、以前の記事です。
先祖は象の仲間 アメリカマナティー 沖縄海洋博公園 マナティ館~深刻な絶滅の危機に瀕している人魚伝説のモデル「マナティー」~
先祖は象の仲間 アメリカマナティー 沖縄海洋博公園 マナティ館~深刻な絶滅の危機に瀕している人魚伝説のモデル「マナティー」~
先祖は象の仲間 アメリカマナティー
アメリカマナティーは
カリブ海や南米の河口、海岸に生息する。
祖先は象の仲間とされ、
前肢に爪が生えるのはかつて陸で生活した名残という。
寿命は60~80年ほどと人間に近い。
沖縄海洋博公園 マナティ館では、
深刻な絶滅の危機に瀕している
人魚伝説のモデル「マナティー」が飼育されています。
海洋博公園ではメインは沖縄美ら海水族館ですが、
すぐ側に無料で入園できるマナティ館があります。
マナティは昭和53年と平成9年に
メキシコ政府より贈られました。
人魚のモデルと言われるジュゴンとも似ています。
そこで大きな水槽の上層部では
係の女性がマナティに人参をエサにあげていました。
階段を降りて水槽の正面から見ると、
マナティが人参を食べている様子が身近に見られます。
底に沈んだ人参をひとつひとつ食べています。
手を使って抱きかかえるようにする仕草は
人魚を連想させます。
沖縄海洋博公園ではマナティの出産も経験しています。
窓越しに見るマナティはとても大きく、
一つ一つの仕草がゆっくりとしていて、とても愛らしく見えました。
ジュゴンと同じように
だんだんと希少動物になっているようなので、
ここ海洋博公園で会えてよかったです。