フロリダで飛行機学校の教官をしている、元従業員の神田さん
1995年の震災の少し前の頃、我が社に勤務していたKandaさんが久しぶりに訪ねてきてくれました。どこから来たかといえば、それはアメリカのフロリダ州からです。長い飛行機の旅を終えて、関西空港に着くとすぐに我社を訪ねてくれました。
10年ぶりの再会でとても懐かしく思いました。帰国は6年ぶりとのことでした。関空でたちまち困ったことは、携帯電話の全盛で、以前のようにテレフォンカードで公衆電話と思っていたら、なかなか電話が見つからなくて困ったということでした。
ファッションについては、茶髪に髪を染めている人が圧倒的に多いことに驚いたようです。私たちは毎日のことなので気が付かないことが、6年ぶりの帰国の人の目から見ると、短期間で社会・文化・生活が大きく変わっているようでした。
お昼を一緒に食べながらKandaさんの最近の話を聞かせてもらいました。彼女は以前から大空に飛び立つ夢をもっていました。
神戸に居るときは、八尾の飛行場に行って時々飛行訓練を受けていましたが、日本ではとても飛行機の練習が高くつくので、彼女は単身でフロリダの飛行機学校に行きました。
以来、6年間ずっと飛行機の操縦を勉強し、そしてその後、飛行機学校の教官になり、現地で結婚もして、今は大空に羽ばたく夢をしっかりと実現できているようです。
これこそ、彼女にとっては、Dreamcome true なのです。
学校、職場の同僚のみなさん、近隣のみなさんともすっかり仲間に溶け込んで楽しそうな生活をしています。
多くの国から飛行機の訓練をしにくるので、国際的な人脈が出来ているようです。
しかし、2年前の9.11のニューヨークテロ事件以来、飛行機の操縦を教えることについては大変アメリカも神経質になっているようです。
久しぶりに食べる日本料理にとっても喜んでいます。
美味しい美味しいということです。どうやらアメリカでは食文化が大雑把で、特に美味しいと思えるものがないそうです。
日本料理店はあるものの、しかし、高いか不味いかのどちらかだそうです。たくさんのお土産をいただきました。わざわざフロリダから持ってきてくださいました。クッキーとチョコレートです。
彼女の夢はまだまだ大きなボーイングクラスのジェット機に乗って操縦をしたいということです。中々その壁は厚いようで、大型機に乗れるのはまだ先のようですが、彼女の夢はまだまだ続きます。頑張ってください。
2005年7月20日(水)