腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせる。大事(おおごと)になる前に、小事(こごと)のうちに。

投稿No:8712

腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせる。大事(おおごと)になる前に、小事(こごと)のうちに対処 

腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせる。 草取りすれば

腰痛で草むしりができなかったせいで、家庭菜園は雑草が生い茂り、

大変な状況に陥ってしまいました。

草の根が張らない内に、草を引き抜けば小事で済んだのですが、

畑を覆いつくす程、草が根を張ると、大事(おおごと)になってしまいました。

腰痛も、1か月経ってようやく落ち着いてきたので、梅雨が明けて

さらに雑草の勢いが増す前に何とかしなければ!ということで、

腰痛と闘いながらの草取りとなりました。

しかし、時すでに遅し。畑は雑草に覆われてしまいました。

菜園や畑の大事(おおごと)というのが、菜園を覆い尽くした雑草ですが、

これを職場に置き換えてみるとどうでしょうか。

大事(おおごと)になる前に、 外的要因

会社にとっての大事(おおごと)とは天災や、今回のコロナのような感染症の蔓延、

競合他社の台頭などがまず挙げられます。

我が社が実際にその影響を大きく受けた、これまでの経験を挙げてみたいと思います。

1. 大事(おおごと)になった 阪神淡路大震災

1995年1月17日の阪神淡路大震災は、阪神地区に計り知れないほどのダメージを与えました。

我が社も被害の大きかった三宮地区に会社と店舗を構えていたため、

会社の存続に関わるほどの損害がありました。

震災のような天災は、大事(おおごと)になる前に、と言う訳には行きませんでした。

何しろ、突然のことで、予想もしていなかったことですから。

次に、その対応と我が社の方針を決める上で苦慮したことは市場環境の変化でした。

2. 大事(おおごと)になった 震災後、激安店の攻勢

震災の傷は深く、多くの店や会社が再開もままならないような状況からようやく

僅かに落ち着いたころ、他府県から競合他社が、三宮市場に参入して来ました。

診療報酬の抜け道のカラクリを利用した激安の値段と煽り文句で、

次々と新しい企業が参入してきました。

コンタクトレンズの正しい使用方法の普及を行ってきた我々は、

過度な低価格競争に直面しました。

大事(おおごと)になる前に、 内的要因

さて、1.と2.は、外からの外的要因による大事(おおごと)でしたが、

職場の文化を規律ある文化に育成している段階で、規律に馴染めない

社員の存在が、問題となってきました。

腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせる。経営理念が理解できない社員

内的要因としては、

経営理念が理解できない社員の増加が一番の理由として挙げられます。

企業は、その基本理念や経営理念をもとに顧客の創造のための営業活動を行います。

理念を掲げ、それを遂行することは、謂わばお客様との約束事でもあります。

従って、従業員に理念の浸透が得られなければ、

皆が同じ方向を向いて業務に当たることが難しくなってしまいます。

透明な水に絵の具を垂らしていくと、絵の具がどんどん広がって、やがて水は濁ります。

理念の浸透が進まず、やりたいようにやる従業員が数名いるだけで、

その影響は思わぬ広がりを見せてしまうのです。

腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせるのです。

腐ったリンゴの法則 腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせる

リンゴの箱の中に、腐ったリンゴが1個あれば、その影響ははっきり出てきます。

3日間もあれば、隣の健康なリンゴにくっついて、腐らせるのです。

これが腐ったリンゴの法則です。

この腐ったリンゴの法則は、職場の「規律の文化」を壊していきます。

職場に一人規律が守れない社員がいれば、

周りが感化され、考えに染まって行きます。

この対策は、大事になる前に、腐ったリンゴを取り除くことです。

大事(おおごと)になる前に、 まとめ

生い茂った雑草の処理は並大抵ではありません。

時間も体力も奪われてしまいます。

小さなときに摘んでおけば簡単に抜けるものも、生長しきった後では広く

深く根を張って、抜くだけでも大変な作業になります。

企業も同じです。

常に従業員の皆さんに理念が浸透するように、浸透活動を続けなければなりません。

経営理念の浸透を図りながら、顧客満足を高めるにはどうすればよいかを

従業員が自然と自ら考えるようになるような職場環境を整えることが求められます。

雑草が生い茂らないように、大事になる前に、雑草の芽を摘んでいけば、

良い職場文化が育ちます。腐ったリンゴは、隣のリンゴも腐らせるのです。

私たちも、さらに良い循環を加速させ、お客様に還元していけたら嬉しく思います。

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2020年7月31日(金)