ニコニコマークみたい 笑顔いっぱいのアリアケカズラ(アラマンダ)の花
投稿No:8679
ニコニコマークみたい 笑顔いっぱいアラマンダ
ニコニコマークみたいな 笑顔いっぱいのアラマンダ
淡路岩屋の温室にアラマンダの花が咲きました。
黄色い大きな花弁を元気いっぱいに咲いてくれています。
緑の葉っぱと茶色の枝隙間に咲く、黄色のアラマンダは、
色鮮やかな姿で温室を明るく飾ってくれています。
アラマンダの花は、笑顔に見えて、ニコニコマークみたいです。
沖縄では、アラマンダは夏になると、高速道路の側面に群生して咲いています。
アラマンダの花を咲かせたくて、温室に蔦を這わせました。
沖縄ではアラマンダ、和名はアリアケカズラ
アラマンダの和名はアリアケカズラです。
沖縄でよく出会える花で、私が大好きな花です。
一つ、二つ咲くより、群生して咲くと見事です。
アラマンダは丈夫な性質で、温度さえ高ければ一年開花するので、
熱帯地域では広く栽培され、親しまれています。
日本は四季がある為、冬に咲かすのは困難です。
この暖房付きアルミ温室でも、一年中咲かせるには難しいのですが、
少しでも長い間咲いてくれることを期待したいと思います。
ブラジル原産のアリアケカズラは、生育環境によって樹形に変化が生じ、
日本ではだいたい蔓性になりますが、
熱帯強光線の下で育つとコンパクトなプッシュ状になります。
また、品種が多く、大輪のオオバナアリアケカズラや矮性で花が大きい
グランディフロラ、八重咲きのスタンシルズ・ダブルなどがあります。
同属で低木のヒメアリアケカズラは、花はやや小さいですが、
花付きがよく、鉢物としても流通します。
ニコニコマークみたいな、明るい笑顔
栽培環境は日光が良く当たる場所が適しています。
半日陰でも開花しますが、花付きが悪くなり、株姿も間延びするとのことで
温室に入っていては日光不足なのが少し気になります。
地植えにしたアラマンダは、蔓が空に向かって伸びていきます。
太陽が好きなんです。
アラマンダが天井に向かって伸びると、ニコニコ笑顔が見えません
アルミ温室には、アルミパイプを組んで、アーチを作っています。
アーチには、沖縄のモズク網を張って、蔦が這いやすくしています。
それを伝って、アラマンダは、天井にまで伸びていきます。
天井でアラマンダが咲いても、下からは見えません。
そこで、秋には枝を選定して、花は見えるところで咲くようにします。
ニコニコマークみたい 笑顔いっぱいのアラマンダの花
2019年の夏には、アラマンダの枝を挿し木して、植木鉢で育てました。
6月には、アラマンダの鉢を外に出して、日光に当てました。
すると、ぐんぐん成長して、7月の梅雨明けのころには、
アラマンダの花が鉢から沢山咲くようになりました。
まるで、笑顔の集まりのようでした。
アラマンダの花が、一度に20輪も30輪も咲くと、明るい子供たちがお遊戯をして
太陽を浴びて、元気にニコニコしているようでした。
ニコニコしてられない アリアケカズラ
アリアケズラにも、天敵がいます。栄養を盗み取る害虫です。
病気の心配は特にないようですが、害虫には注意が必要です。
アブラムシや、カイガラムシが寄生することがあります。
アブラムシは、成長期に、カイガラムシは日当たりや、
風通しが悪いと発生することがあり、
ともに樹液を吸って株を弱らせてしまいます。
アリアケカズラも、害虫の前ではニコニコしていられないのです。
アラマンダの剪定
アラマンダを育てるにあたって、主な作業となるのは剪定です。
6月~9月の間であればいつ行っても構わないそうです。
アリアケカズラの蔓は、適宜誘引し、伸びすぎた枝は切り戻します。
花は枝先につくので、夏の育成期間中に枝を強く切り戻すと、長期間開花しなくなります。
強い剪定は秋に行うといいのです。
剪定時期を間違えてしまうと、せっかくの花芽を落としてしまうかもしれません。
適した時期の選定と、正しい手入れ方法で、
きれいな花や樹形を維持することができます。
適切な育て方で、これからも奥さんとアラマンダを愛でたいと思います。
剪定した枝を、挿し木すると、新しいアラマンダの樹が伸びてきます。
2020年6月28日(日)