防災のために 災害が起きる前に斜面地の土留め補強工事
投稿No:8650
防災のために 斜面地の土留め補強工事
防災のために 災害が起きる前に土留めで補強
明石海峡を見下ろす岩屋の高台は、戦後まもなくまでは棚田や段々畑を耕していた農村でした。
高度成長期に入ると、段々畑は次第に住宅地として、農地の宅地転用が進みました。
元々、段々畑だった土地なので、山頂までには高低差が続いています。
岩屋と言われるのは、土地の地盤が固く、淡路の大震災の時にも、
山崩れや家屋崩壊などの被害が出ていません。
防災のために 高低差の土留め
高低差のある土地は、高い方の土地の上に載る建物の荷重、地震、
土の中に溜まった雨水などの水圧など、さまざまな圧力がかかるため、斜面が崩れやすくなります。
水田は粘土質の土壌で、問題になるのは、圧密沈下という、粘土の中に含まれている
空隙や水分が長期で重量がかかることで圧縮されて沈む現象です。
そのため斜面の土を留める必要があり(土留め)、
擁壁とは土を留めるための壁状の構造物を築きます。
一般的には、高低差のある土地は、高い方の土地の上に載る建物の荷重、
地震、土の中に溜まった雨水などの水圧など、さまざまな圧力がかかるため、斜面が崩れやすくなります。
そのため斜面の土を留める必要があります。これが土留めです。
擁壁は土を留めるための壁状の構造物を指します。
防災のために 災害が起きる前に
地震が頻繁に発生する日本では、構造物に強い耐震性が求められます。
隣の家や道路と段差がある場合、敷地内の土が崩れてしまわないように、
擁壁(ようへき:コンクリートの壁)や石積みなどを設けなければいけません。
土砂が崩れるのを防ぐことを「土留め(どどめ)」と呼びます。
しかし、土留め擁壁には大きな土圧(どあつ:土が崩れようとする圧力)がかかるため、
施工方法を間違えると崩壊してしまいます。
実際に、大きな地震が発生した際、石垣やブロック塀、コンクリート擁壁であっても崩れてしまいます。
土留めが倒壊してしまうだけであればまだしも、
それの影響で誰かを傷つけてしまってはその責任は重大です。
防災のために
斜面にある家は一般的に道路よりも宅地の方が高くなっています。
土留め部分には、土圧(どあつ:土が広がろうとする圧力)がかかっています。
また、雨が降ると水が土に染み込むため、地下水位が上昇して土圧はさらに大きくなります。
これから梅雨にはいります。
大雨が降って、地盤が緩み、既存の土留めが壊れては大変なことになります。
まだ、何も起きていないうちに、小事のうちに対応することにしました。
工務店に相談して、土留めを補強するために、一段ブロックを積むことにしました。
ブロックには鉄筋を入れて、負荷に耐えるようにしました。
ブロックの補強工事は、3日かかりました。
作業員は3名です。
防災のために ブロックで土留め
土留めはきちんと施工しなければ次第に傾き、最終的に崩壊してしまう可能性があります。
台風による大雨や地震などの自然災害も頻繁に起こるので、
頑丈な土留めを作らなければいけません。
そのためには、鉄筋を入れることです。
13ミリの異形棒鋼をブロックの中に配筋しています。
防災のために 傾斜地を補強
1~2段程度であれば、土留めにかかる土圧は小さいです。
そのため、ブロックで土留めをするケースもあります。
土砂が崩れた際に被害が広がることを予想できる場合、
擁壁または石積みで土留めしなければいけません。
1~2段程度であれば、土留めにかかる土圧は小さいです。
そのため、ブロックで土留めをするケースもあります。
出典 タウンライフHP
防災のために ブロックで土留め
土留めすると、斜面の土がづる落ちないように、補強になります。
斜面には、雑草が茂るので、雑草を抜くときに土も抜けます。
土が抜けることを防ぐために、パッションフルーツの苗を5本植えました。
パッションフルーツは育ってくれば、枝葉を広げてきます。
広がった枝葉が、雑草を覆い、雑草の成長を抑える役目をしてくれます。
2020年5月28日(木)