真似して学ぶ 老松の夏柑糖を見本に夏みかんゼリーをつくってみました、上等の出来栄えです

投稿No:8637

真似をして学ぶ老松の夏柑糖 真似をして夏みかんゼリーをつくってみました

真似をして学ぶ老松の夏蜜柑(なつかんとう)でゼリーを作る

夏蜜柑が出回るのは初夏のころです。

なつみかんは江戸時代中期、黒潮に乗って南方から、

山口県長門市仙崎大日比(青海島)に漂着した文旦系の柑橘の種を

地元に住む西本於長が播き育てたのが起源とされています。

山口県、特に萩市で多く栽培されています。

出典 ウィキペディア(Wikipedia)

真似をして学ぶ 甘夏みかんでゼリーをつくる

夏ミカンをそのまま食べるのではなく、ゼリーにすると一層美味しくなります。

食べてみるととても美味しいので、うちでも作ってみようと、奥さんと相談がまとまりました。

まず、夏みかん、夏蜜柑、甘夏の材料の確保です。

淡路島では、沢山栽培されていて、値段も安いので、使いやすい食材です。

箱単位で買うと、大きな粒でも1個100円以下でした。

真似をするのは京都の和菓子屋さん、老松の夏柑糖ゼリーです。

真似をして学ぶ甘夏みかんゼリーのお手本は老松

なんで、真似をしようかと思ったのは、味が美味しかったからです。

もう一度食べようと思えば、取り寄せになります。

値段も高いようです。

それなら、真似をして作ってみようと思いました。

老松では、原産地である萩(山口県)の各農家に依頼し、種の保存と品物の確保に努めているようです。

需要拡大が起きて、今では原種の夏蜜柑確保のため、和歌山の産地農家にも依頼しているそうです。

各農家の協力を得て、ひとたび甘夏に変えらえれていた樹を夏蜜柑に戻してもらうことができました。

そのため、現在もこの菓子をようやく作り続けられる状況にあります。

毎年4月1日に製造を開始。その年の夏蜜柑の取れ高により、終了時期はまちまちになります。

※ ゼリーではありません。寒天です。

出典 老松 HP

真似するのに手間のかかったのは、夏みかんのくり抜き

真似してみると、手間がかかるのは夏蜜柑をくり抜いて、

中のミカンの実と果汁を取り出す作業です。

形がピッタリ合う、グレープフルーツナイフみたいなナイフがあれば良いのですが、

小さなペテェナイフで夏蜜柑を切り裂き、スプーンを使って中を穿り出していきました。

夏蜜柑の外皮を切り裂かないように、注意をしながらの作業です。

慎重に中身を穿り出すと、夏蜜柑の外皮の器が出来ました。

穿り出した夏蜜柑の中身は、夏蜜柑ゼリーの材料になります。

金笊で夏蜜柑の果汁を濾して取ります。

みかんの袋皮は、捨てることになります。

夏蜜柑の外皮は水に晒して、苦みを抜きます

夏蜜柑の外皮は水に晒して、あく抜きをします。

あく抜きをしないと、夏蜜柑の苦みが残ります。

水を何度か取り換えて、あく抜きを丁寧にしました。

あく抜きをしなければ、苦いゼリーになります。

寒天より簡単な、ゼリーの素

ゼリーを固めるのは、ゼリーの素を使いました。

別名クールです。

あまなつミカンの果汁300㏄に対して、ゼリーの素1袋を使います。

クールを使ってパッションフルーツゼリーをつくっているので、使い慣れています。

夏みかん果汁をゼリーの素で80度まで煮る

甘夏みかんの果汁とゼリーの素を、鍋で煮ます。

温度が80度ぐらいまで煮たら,加熱を止めます。

 

真似をして学ぶ 夏みかんの外皮の容器に流し込む

この煮汁を、夏みかんの外皮で作った器の中へ流し込みます。

これを冷蔵庫の中で、冷やします。

 

真似としては まずますの出来栄え

冷蔵庫から取り出してみると、夏みかんゼリーは、それらしい形になっていました。

初めての真似にしては、立派なものです。

真似をした 夏柑糖食べてみるとおいしい

いよいよ、試食です。

大きな夏みかんに入っているゼリーを切り分けました。

折角手間をかけてくり抜いた甘夏を、細かく切るのは、勿体ない気持ちです。

綺麗な器に盛りつけてみると、とても美しく見えます。

食べてみても、老松の夏柑糖と比べ、遜色がない出来栄えでした。

これなら、来客時にも出せると、奥さんと成果を喜び合いました。

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