青島神社は縁結びのパワースポット 青島の原生林はパワースポット

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パワースポット 青島は、亜熱帯植物のビロウ樹に覆われた島です。宮崎出張2019(5)

パワースポット 青島になぜ、魅了されたのか

魅了された理由は、南国的な景観です。

当時まだ見ぬハワイに憧れ、沖縄に憧れていた時、青島はハワイ、沖縄を連想する光景でした。

高校生の修学旅行で南九州を回りました。思い出に残るのは青島です。

青島には、島全体にビロウ樹が生い茂り、まるでハワイか沖縄のような亜熱帯植物が自然のままで生い茂っていました。

修学旅行は宮崎交通の観光バスにクラスごとに乗って、美人のバスガイドさんの後について、引率されながら青島を往復しました。

不思議なことに、あの時の光景が甦ってくるのです。

青島は、昔のまま今も続いていました。 

青島は奇岩「鬼の洗濯板」が島を囲む、周囲1.5kmほどの小さな島です。

青島海水浴場とは「弥生橋」で繋がっています。

青島になぜ、亜熱帯植物群落が?

島では200種類以上の植物が確認されています。

そのうち熱帯性及び亜熱帯性の植物が27種あり、北半球最北の亜熱帯植物群落と認められています。

中でもビロウの大群落は貴重であることから「青島亜熱帯性植物群落」として日本国の特別天然記念物に指定されています。

寒さで枯死する高緯度の場所に熱帯性及び亜熱帯性植物の植物群が存在するのですから、驚きです。

理由としては二つの説があります。

島の沖を流れる黒潮に乗ってフィリピンや沖縄方面から南方系の植物の種子や生木が漂着し繁栄したという説です。

もう一つは大昔、日本で繁栄した高温に適する植物が気候、風土、環境に恵まれたこの場所に取り残され、今日まで繁栄したという説です。

現在では後者が有力視されています。

島内にはビロウ樹をはじめ、亜熱帯性植物も多く茂っています。

ビロウ樹の葉を利用して、日よけの傘や、うちわなどは、今でも沖縄で作られて利用されています。

種子植物の自生および栽培品併せて74科174種2亜種5品種計209種、これにシダ植物17種を加えた226種が島内に茂っています。

沖縄の伊平屋島に ビロウ樹に覆われた山が

青島から沖縄を連想するのですが、沖縄に行くと、ビロウ樹が生い茂った山がありました。

伊平屋島の久葉山は、ビロウ樹が山全体を覆う、珍しい景観です。沖縄なら、ビロウ樹が育つ気候です。

伊平屋島 久葉山のビロウ樹の森

ビロウ樹の葉は、風に吹かれると、誰かが囁くような、風の話し声が聞こえてきます。

この久葉山は、山全体をビロウ樹の木が埋め尽くしています。

天然自然にこれだけのビロウ樹が育っているとは驚きです。

パワースポット青島は縁結びのシンボル

青島神社に祀られている山幸彦と豊玉姫が恋文をやりとりしたとされることから、縁結びのシンボルとして人気です。

青島の海をバックに、憧れの人にメールを送ってみるのもお薦めです。

神社にたどり着くまでに、絶景が2か所あると言われています。

国の天然記念物「鬼の洗濯板」を横目に見ながら、弥生橋を渡ります。

果てしなく平行に続く見事な景観に、これが本当に天然物なのかと驚かされます。

「自然が作った奇跡」を間近で見られるチャンスです!

青島神社に行くなら干潮時がいいようです。

岩場を散策できるので、巻き貝やカニなど、普段はお目にかかれない生物たちに会えます。

鬼の洗濯岩の海岸淵で海をバックに撮影すれば、良い写真が撮れそうです。

青島は周囲約1.5kmの小さな島ですので、時間のある方は、ぜひ島を一周してみてください。

ここには宮崎県内でも珍しい亜熱帯性植物群落で、国の特別天然記念物に指定されています。

樹齢300年を超えるビロウ樹が島を覆うように生い繁る雰囲気は南国そのものです。

木陰には涼しい風が入り、夏でも気持ちよく過ごすことができます。

青島神社は縁結びのパワースポット

青島神社が縁結びのパワースポットと言われるのは、恋にまつわる神話があるためです。

浦島太郎のモデルの神様「山幸彦」。彼は、兄「海幸彦」から借りた大事な釣り針を失くしてしまいます。

賢明に探し回っていたところ「塩筒大神」という神様にアドバイスを受け、海の宮殿へ案内されました。

そこで出会ったのが女神「豊玉姫」でした。

彼らはすぐに恋に落ちて結婚したのだそう。

豊玉姫の助けもあって釣り針も見つかりました。

そして、兄に釣り針を返した場所が青島と言われています。

本殿には「山幸彦」「豊玉姫」「塩筒大神」の三神が祀られています。

青島は保護されています

青島は、亜熱帯植物が生い茂る地域には足を踏み入れることはありません。

遊歩道がついていて、青島を訪れる人達は、決められた場所だけを歩いています。

柵でガードされた植物は、原生林のままのような、自然を守られています。

青島の原生林から不思議なエネルギー

立ち止まって、柵に腰を下ろして、青島の原生林を見ていると、高校生の時に初めて見た、亜熱帯植物の原生林に驚いたときの感情がまた甦ってきました。

ここに入って来た瞬間から、不思議なエネルギーを感じるのです。

静寂の中から、零れ日が辺りを照らして、空から何かが降ってくるようです。

ぎっしりと植物で埋め尽くされたような原生林の中にも、ビロウ樹の新しい芽が出て、これから空に向かって伸びていく機会を伺っているようです。

朽ちた木もそのままにされていました。

植物園なら、枯れた葉っぱは取り除いて、下のほうに光が届くように、上の方の葉を枝払いするかもしれません。

しかし青島の原生林は何も手を加えていません。

青島は小さな島です。

青島の周りには、日向灘の波が音を立てて押し寄せてきています。

押し寄せる波は、鬼の洗濯板といわれる板にぶつかって、白波を立てています。

一緒に歩いている奥さんに、私が高校生の時、修学旅行でこの浜辺を歩いたことを話しました。

そんな昔のことをよく覚えているねといわれました。

普段は覚えていないことでも、その現場にいると、以前のことを思い出してくるのです。

宮崎タクシーの運転手さんは、青島が良く見える場所に案内してくれました。

青島神社に通ずる参道と少し離れた場所に移ると、向こうの方に青島と白い浜辺が美しく見えます。

そして手前には繰り返し打ち寄せる日向灘の強い波が白線を描いて押し寄せてきます。 

理髪店の赤と青と白の行灯のように、打ち寄せる波はやむことがありません。

もともっとこの空気に浸っていたかったのですが、次の観光地に向かいます。

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2019年11月7日(木)