彦根と言えば、多賀神社です。多賀神社と言えば、糸切餅です。老舗料理旅館「やす井」では、鴨肉と近江牛のしゃぶしゃぶを頂きました
彦根への近隣ツアー(2)
多賀神社の門前には、糸切餅のお店が並んでいます。店の前では、蒸籠でお餅を蒸して、「うちのお店が一番美味しいですよ」と、蒸籠の湯気が訴えています。
日本のお土産の発祥は、お伊勢参りだと言われています。
全国からお伊勢参りに集まるようになると、お餞別をくれた人に、お土産がいるようになりました。
伊勢参りだと、赤福餅ですが、多賀神社だと糸切餅になります。
京都の伏見神社だと、おいなり様を祀っているので、なぜか稲穂を食べるスズメを悪と見て、スズメの焼き鳥を売っています。
糸切餅の他には、甘酒、草団子、麩などが、お土産として並んでいます。
神社の境内に沿って横一列にお土産屋さんが並んで、やはり一番有利なのは、正面鳥居の前のお店だと思いました。
ここでお土産をまとめて買うとか、おまけに鈴をくれました。
ちょびちょび買うより、1ヶ所でまとめて買った方が、おまけがもらえて良かったと、つい嬉しくなりました。
昼食は、彦根でも老舗の料理旅館「やす井」で頂きます。
外門から玄関までは、お庭が続き、四季の花が咲いています。
広いお座敷に通され、床の間を背にして昼食を頂くことになりました。
今日は、大安で日曜日と続き、おめでたいので、料理旅館「やす井」さんでも、てんてこ舞いの忙しさで、結婚式の披露宴もあり、席に着いてもなかなかビールが出てきません。
かなり待っても、案内がないので、とうとうこちらから様子を見に行き、取り急ぎビールをお願いしました。
しばらくすると、女将さんが挨拶にやって来られました。今の季節は、鴨が美味しいそうです。
ビールを飲んで、寛いでいると、今度はどんどん料理が出てくるようになりました。
メインディッシュは、近江牛のしゃぶしゃぶです。
ゆっくり昼食を取っているうちに、周りは少しずつ日が暮れて、明りが点くようになり、お店を出る時には、明りがなくては暗くて見えないほど、夕闇が迫っていました。
2009年12月5日(土)