神戸ラーメンの特徴は?「神戸ラーメン」は「神戸のラーメン」ということになります。

投稿No:8310

神戸ラーメンの定義は存在するのか?神戸のラーメンには、これといった統一した特徴は存在していません。さまざまな味やスタイルが混在しているのです。したがって「神戸ラーメン」は「神戸のラーメン」ということになります。「神戸のラーメン」 第一旭(だいいちあさひ)「神戸ラーメン」との違い 「神戸ラーメン」は「神戸のラーメン」ということになります。

神戸ラーメン と 神戸のラーメンのルーツは?

神戸ラーメンと聞けば、

神戸のラーメンを代表するような

特徴を備えたラーメンのように聞こえます。

神戸のラーメンには、

これといった統一した特徴は存在していません。

さまざまな味やスタイルが混在しているのです。

したがって「神戸ラーメン」は

神戸のラーメン」ということになります。

神戸大学神戸の大学とは、別物と同じです。

神戸ラーメンは 神戸ラーメン第一旭(アサヒフーズ)が命名

「神戸ラーメン」という言葉は、

神戸ラーメン第一旭(アサヒフーズ)が1984年に

FC展開する際に名乗ったことで誕生しました。

神戸市民の間では「神戸コロッケ」などと同じ、

単なる店名あるいは商標として捉えられており、

「神戸ラーメン」

というものが存在するという認識もありません。

神戸のラーメン 神戸に存在するラーメンの特徴 

古くから神戸に存在するラーメンの特徴としては、

次のようなものが挙げられます。

1. 縮れのないストレート麺 

2. 具材は焼豚(実際にはスープを取った後のゆで豚を用いる)・

    もやし・青ねぎを基本とする

3.豚肉や鶏ガラを主材とした旨みの強いスープ

本来の神戸のラーメン

1970年頃までの神戸のラーメンは、

豚の正肉などから取った無色透明の広東風清湯スープに、

柔らかく縮れのないストレートな細麺

(多くは平打ち)を合わせるというシンプルなスタイルでした。

私の記憶では、さんちかのカポネ

神戸のラーメンの特徴を備えていました。

具材としては、ゆでもやし・青ねぎ・焼豚(着色なし)が定番で、

ワンタンメンの人気も高かったのです。

神戸には戦前から華僑が多数在住しており、

また伝統的な食文化の面からも

醤油味を好む関東とは異なり、塩な

いしは薄口醤油を少量用いるのみで素材の味を生かした

薄味の関西風中華料理が発達していました。

現在も古くからの街の中華料理店で供されるラーメン

(メニューでは 「中華そば」 「汁そば」と

表記されることが多い)はほとんど

がこのタイプです。

下の写真のように、今も、

三宮の丸萬ではこの伝統が残っています。

中華料理 丸萬 アーカイブ

神戸のラーメン 第一旭の台頭 

1971年に、京都第一旭ののれん分けとして、

神戸に進出しました。

現在の神戸ラーメンの原点とも呼べる店でもあります。

脂っこく濃厚な醤油味と食べ応えのある硬めの麺、

山盛りのネギにスープを取った後の豚肉をスライスして用い

ることによるボリュームたっぷりの

チャーシュー麺などが革新的な味として

労働者や学生の間で評判となりました。

神戸のラーメン もっこす総本店

もっこすは、第一旭の味をベースに、

同店の出身者が豚ガラや背油などを用いて

さらに濃厚で若者向けに仕上げた

第二世代の人気店です。

現在の神戸を代表する味として支持を集めています。

もっこす 工場店の記事はこちらです。

第一旭が持ち込んだ大量の薄切り煮豚と

山盛りの青ネギという京都ラーメンのスタイルはしっか

りと継承されています。

神戸ラーメンのルーツは京都の第一旭にあるといえます。

神戸のラーメン 黄色いたくあんが置かれいる

第一旭と、その流れを汲む

もっこす神戸っ子などのカウンターには、

揚げにんにく・おろしにんにく・にら

唐辛子・ラー油など通常のトッピングに加え、

短冊状に切った黄色いたくあんが置かれている。

これはラーメンライスを注文する人のためであるが、

中にはたくあんをラーメンにトッピングとして

投入する者もいるという。

【出典 ウィキペディア(Wikipedia)

神戸のラーメン 第一旭 高架下の元町本店

予備知識を学んで、第一旭 高架下の元町本店へ

神戸ラーメンを食べに行きました。

店舗は神戸本店、三宮本店、三宮西店、元町本店があります。

今回行ったのは、元町駅のすぐ西にある、

高架下の元町本店です。

ラーメン専門店「第一旭」がオープンしたのは、

今からほぼ半世紀前、昭和30年代後半になります。

一日に1000食を売り切る盛況を続け、

第一旭のブランドは不動のものになりました。

厳選された高級小麦を使用して打つ自家製細麺に肉の出汁と

厳選醤油をブレンドした、コクとキレのあるオリジナルスープ、

加熱し過ぎず、本来の肉の風味・

歯ごたえを残した自家製チャーシュー。

リーズナブルにお腹一杯食べられる

コストパフォーマンスも人気です。

神戸ラーメンには「神戸」という名前がついているので、

どんなラーメンなのか、

神戸らしいラーメンとはどんな味なのか、

気になっていました。

何しろ歴史は古く、1944年生まれの、

歴史ある味を守ってきた本来の醤油ラーメンです。

奥さんと二人で行って注文したのは、

Aラーメン(ネギ・もやし・メンマのシンプルな醤油ラーメン)と、

Bラーメン(醤油チャーシューメン)の二つです。

運ばれてきたAラーメンとBラーメンを比べてみると、

はっきりとした違いがありました。

ネギがいっぱいかかっていて隠れた部分がありますが、

箸でネギをどけて中を探ってみると、

Bラーメンには、チャーシューがいっぱい入っていました。

しかしÀラーメンには、全くチャーシューが入っていません。

神戸のラーメン 第一旭の流れをくむ もっこすラーメン

スープをすすってみると、この醤油味、記憶にあります。

チャーシューを噛んでみると、

このチャーシュー、記憶があります。

どこで食べた醤油ラーメンなのか、

思い出すのは、もっこすラーメンです。

 

上の写真は、神戸市灘区の

もっこす工場店で食べた醤油ラーメンです。

ネギの配置、麺の細さ、そばに

たくあんが自由に食べられるサービスなど、

よく似ていました。味も、よく似ていました。

チャーシューの並び方も、よく似ていました。

Aラーメンは、チャーシューが一切れも入っていなったので、

Bラーメンのチャーシューをおすそ分けしました。

食べ盛りの若い方には、これでも足りないかもしれません。

この場合は、Cラーメンが用意されています。

Cラーメンは、チャーシューと麺がさらに1.5倍です。

私と奥さんはチャーシューを分け合いしたので、

もうこれで十分でした。

お店は高架下の店舗で、

入り口から奥に向かって細く長い店づくりでした。

ラーメン滞在時間は短く、

食べたらすぐに帰る方がほとんどです。

つまり、回転がいいのです。

私と奥さんも、醤油ラーメンを食べたら

支払いを済ませてすぐに帰りました。

神戸のラーメン まとめ

神戸のラーメンには、

これといった統一した特徴は存在していません。

さまざまな味やスタイルが混在しているのです。

古くから神戸に存在するラーメンの特徴としては、

次のようなものが挙げられます。

1. 縮れのないストレート麺 

2. 具材は焼豚(実際にはスープを取った後のゆで豚を用いることが多い)・もやし・青ねぎを基本とする

3.豚肉や鶏ガラを主材とした旨みの強いスープ

「神戸ラーメン」という言葉は、

神戸ラーメン第一旭(アサヒフーズ)が

1984年にFC展開する際に名乗ったことで誕生しました。

早いもん勝です。

現在の神戸ラーメンの原点とも呼べる特徴は 

ボリュームたっぷり

のチャーシュー麺などが革新的な味です。

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