淡路島の大磯港の港の前に、古くから開店している食堂「渡舟食堂」の若夫婦が寒中で育てた養殖ワカメの茎を使って、生姜と一緒に炊きます。美味しいですよ
淡路の大磯港の港の前に、古くから開店している食堂「渡舟食堂」の若夫婦が、養殖ワカメ作りをしています。
梅の花がやっと咲き始めた、立春の後でも、海に出ると、手がかじかむほどの寒さの中で、ワカメを収穫し、塩で保存をして、販売しています。
ワカメは、塩で保存し、冷凍庫に入れていれば、一年を通して、料理に使えます。
ほんの僅かな、一掴みの干しワカメでも、水に戻すと、驚くほど大きく広がります。
若女将の好意で、ワカメの茎を分けて頂きました。
茎は、塩漬けと、獲れたままの二つの茎ワカメが入手出来ました。
塩漬けしていないワカメは、そのままでは1日もすれば、傷んでしまい、食べられなくなってしまいます。
すぐに佃煮を作るように準備に取り掛かります。これは、思った以上に時間の掛かる作業です。
まず、沖縄恩納村の山城興善さんの畑からもらってきた生姜を使います。
生姜の皮を剥いて、細く切って、イカナゴの釘煮をするときのように、一緒に煮込みます。
ワカメの茎は、根っこの部分は、かなり硬く、小さく切らなければ、柔らかく煮込めません。
1本の茎を、葱を刻むように、少しずつ小さく切り刻んで行くには、なかなか根気がいるのです。
ワカメの茎は、表面にぬめりがあって、滑りそうで、滑ってしまうと、包丁で指を切りそうなので、注意深く、指を切らないように、刻んでいきます。
生姜が千切りに出来て、ワカメの茎が細かく切り上がった頃には、寸胴鍋に入れて、醤油を掛け、砂糖を掛け、みりんを加え、ワカメの茎炊きを始めます。
出来上がって、試食してみると、少し失敗したところがあります。
意外に、塩辛いのです。ワカメの茎の水洗いが足りなかったのか、それとも、生姜をたくさん入れすぎたのか、それか、醤油炊きの着色のために、たまり醤油を少し入れたのが原因なのか、少し辛いのです。
しかし、ご飯に乗せて、お茶漬けにすると、ほぼ塩味が中和され、お茶漬けにぴったりの味付けになりました。
初めてのワカメの茎煮なので、沖縄にも持って行って、皆さんに試食してもらいます。
言い訳には、「お茶漬け用ですよ」と断りを付けて、渡すことにします。近隣ツアーの淡路で買ってきた食材をお皿に移して、今夜の松葉博雄夫妻の食事は、大変豪華な夕食になりました。
写真は、「いちじろう」で持ち帰りように作ってもらった、穴子の箱寿司です。これも、予想以上に美味しい、夕食となりました。家で食べるときは、運転を気にせず、ビールを一緒に飲めることが、一番のメリットです。
2009年2月19日(木)
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いつも、お店の宣伝ありがとうございます。
わかめを生姜で・・・・
すごいアイデアですねヽ(´▽`)/
うちのお店でもやってみます。
ありがとうございます。
今年は、わかめの成長が遅く気をもみましたが、何とかお店で使う1年分のわかめが収穫できました。
今年は試作で、わかめの芽がぶを佃煮にチャレンジしてみました。
思った以上に歯ごたえもあり、あの粘りがうまみを引き出してくれおいしくできあがりました。
また、いらしたときに炊いていればご試食ください。