神戸三宮の「勇すし」は、親子でやっている微笑ましい親子鷹です
神戸三宮の「勇すし」
勇すし 078-331-3043 神戸市中央区加納町4-8-15 AMUPLAZA 2F
神戸三宮の「勇すし」
この夏は、とても暑く、
全国的な猛暑となりました。
暑いときに、美味しいものは、何でしょうか?
暑い時には、握り寿司がいいと思います。
神戸三宮の近く、加納町4丁目にある、
「勇すし」を紹介します。
お店に入ると、「涼しいな」と思いました。
白木のコの字型のカウンターの隅には、
季節を演出するほおずきが置いてあり、
東京浅草のほおずき市を連想させます。
ほおずきを食べに来たのではありません。
肝心なお寿司の味はどうでしょうか?
お寿司屋さんの調理台兼カウンターには、
昔懐かしいお櫃があり、
お櫃には、寿司飯が入っています。
このお櫃から、寿司飯を取り出し、
適当なサイズに握り、
寿司ねたと相性よく握っていくうちに、
ひとつの握り寿司になります。
寿司ネタは、大抵のものが冷やして保存していて、
それを温かい手で握りしめていると、
体温が移ってしまうので、
素早く寿司を作ります。
すだちがカゴに盛られ、
そろそろ秋が近いことが目に映ってきます。
お寿司屋さんの寿司職人の姿は、
寿司ネタと同じように、
生きの良いのが自慢です。
「勇すし」は、ダイニングバーのように、
寿司職人が調理の仕事をしているのを見ながら、
親父さんと軽口を言いながら、
お寿司を頂きます。
息子の包丁捌きを横から見ている姿は、
可愛い息子だということがすぐ分かります。
親子で、子が親の技を受け継ぐことは、「勇すし」では、
毎日のことで、親父さんの包丁捌きを、
寿司の握り方を、子は見て味を覚えていきます。
あまり醤油を使わないように、
本来の素材の味を引き出すように、
工夫して、寿司ねたを出してくれます。
醤油を付ける時も、箸にちょっと醤油を吸わせ、
箸に付いたぐらいの僅かな醤油を刺身や、
寿司に付けて食べるように勧められます。
塩をちょっとだけ振ることもあります。
なかなか指導が細かい親父さんが「この寿司は、
ちょっとだけ醤油を付けて食べてみてください」
などと、助言があります。
「親子鷹」と言うのは、
優れた親と子どもの様子を言います。
親子寿司と言うのか、
「勇すし」の親子振りも見ていて、
「いいなぁ」と思います。
季節の寿司ねたを、
素材を活かした寿司で、
美味しかったです。
噂では神戸で1番髙い寿司屋さんと言われています。