従業員の朝礼優秀賞 2007年7月:松葉眼科・さんプラザコンタクトレンズ

従業員の朝礼優秀賞 2007年7月:松葉眼科・さんプラザコンタクトレンズ

朝礼優秀賞

2007年7月、従業員の朝礼優秀賞は、さんプラザコンタクトレンズスタッフのNさんでした。

「エクセレント・カンパニー」という本が、トム・ピーターズとロバート・ウォーターマンによって著されたのは1982年のことでした。

当時、多くのアメリカ企業は日本企業の成長に脅かされていました。そんな中、著者はアメリカの中でも、特に素晴らしい成果をあげている企業の特徴を調べ尽くしました。

素晴らしい企業に共通するいくつかの特徴が発見されたのですが、そもそも素晴らしい企業を対象に調査したのだから、結果が素晴らしいのは当たり前で、一般的に応用できる理論ではないという批判もありました。

どうすれば「良い企業」になれるのか、経営学者や実践を担う経営者によって、「良い企業」を測るモノサシはいくつも提案されています。近年、言われるようになったのが「アドマイヤード・カンパニー」という概念です。Nさんはとても良く勉強しています。感心しましたので今回の朝礼優秀賞の受賞となりました。

朝礼優秀賞「アドマイヤードというモノサシ」

出典は忘れているのですが、印象深く感じた話をします。

あるメガネの専門店チェーンの社長が、自分の息子の修行のために、他社へ預けました。普通、こういう場合は、自社よりも規模の大きな会社に預けるそうなのですが、この社長は、自分の会社よりも小さな規模の会社へ預けました。

その理由というのが、預かってもらう会社の経営方針にあるそうです。「売上とかチェーン店数を大きくすることに関心はない。日本一社員たちが元気で明るく、お客様に対して親切な、地域の人たちから『この店のあるお陰で』と言ってもらえるような商いをしたい」

預けた店は、店数こそ少ないものの、1店1店大変な繁盛店だそうです。かつて、エクセレントカンパニーということが言われ、収益性や売上伸び率などで60社を評価した本があるのですが、それはそれで、1つのモノサシなのですが、それのみをモノサシにすると、中は小は負けなのか?という疑問が出ます。

ここに「アドマイヤード」というモノサシを持ち込むと、状況は変わります。尊敬されるとか、憧れられるといった意味があるのですが、お客様から感謝され、競合であるお店の人からも尊敬される事が、アドマイヤードだそうです。

我が社も全国という規模で見れば小さいかもしれませんが、アドマイヤードな会社を目指して、お客様と地域社会のために力を尽くしたいと思います。