淡路島仮屋漁港では、海苔の刈りとりが最盛期です。
仮屋港の海苔は、12月に刈り取られ、ポンプで工場に送られ、海苔に加工されています。
12月の年末になると、淡路島では養殖海苔の刈りとりと、海苔の生産のシーズンになっています。
テレビニュースでも、淡路島仮屋の地域では、養殖海苔の生産がピークを迎えていると放映していました。
そこで、今日はお天気も良いので、奧さんとドライブに行く目的地を仮屋港にしました。
仮屋地区は普段、国道28号線を走っている時に、通過してしまう地域でした。
今日は、仮屋漁港を目指して、国道28号線から海辺の方向に進んでみました。
冬の今は、誰も並んでいませんが、夏になると、底引き網の体験で、沢山の人がここに並ぶようです。
どこで兵庫のりを作っているのか、見当をつけるために仮屋漁業組合の建物の中にある、漁村センターに行って、職員の人に仮屋の海苔はどこに行ったら購入出来るのか尋ねてみました。
職員の人もあまり詳しくないようで、答えに困ってしまっています。
仕方がないで仮屋漁港の海沿いを車でゆっくり走り、探してみることにしました。
酒屋さんで尋ねると、海苔を養殖している工場を教えてくれました。
教えて貰った工場は、海辺の近くで、狭い道路が走る昔のままの地域でした。
大きなタンクがいくつか並んでいたので、これかなと思い、作業をしている人に尋ねてみると、当たりです。
このタンクの中に、仮屋の海で刈り取ってきた新海苔を、船からパイプをひいして、このタンクに集めているそうです。
タンクの中は刈り取った海苔でいっぱいのようです。
もちろん海苔は海水と一緒にまざっていてい、このタンクから加工場へと移されます。
作業をしてる人に海苔を売っている場所はどこですか?と尋ねると、このタンクのすぐ側だそうです。
タンクの向かいの工場とは思えないような民家に入って呼び鈴を押すと、しばらくすると頭にずきんを被った女性が現れてきました。
テレビで見たので、仮屋の海苔を買いに来ました。
ここで仮屋の海苔を分けて頂けますか?と尋ねてみると、今出荷したばかりで在庫がないそうです。
工場の周りには表札も出ていません。
海苔の入ったタンクの向かいには、海苔と海水を分離する工場がありました。
工場の中は、作業員は一人だけです。
どれほどの工場なのか、周囲をぐるりと回ってみました。
見えない所で海苔を乾燥させて、味付け海苔や巻き寿司に使う海苔を製造しているようです。
もう一度海辺に行って、海苔のタンクに刈り取った海苔を送る、沖合の作業船を見てみました。
作業船からは、流体になった海苔を、太いパイプでタンクに送り続けているようです。
今日の視察は、案内人がいなかったので、工場の中には入れませんでした。
この後、別の所で買った海苔を、ガスコンロで炙って手巻き寿司にして頂きました。
新海苔は香ばしくて、とても美味しい手巻き海苔が出来ました。
手巻き寿司の中に入れたのは、焼き穴子と、たくわんと、奈良漬けです。
淡路海苔に乗せて、すのこで巻いて、細巻きの出来上がりです。