ジョンソン・エンド・ジョンソンにとって販売店は毛細血管のようなものです。
山口竜一さんから、大橋敬之さんに担当が替わりました。山口竜一さんは、得意先を大切にする気持ちが熱い熱血漢です。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの担当者の交代がありました。
これまで、我が社を担当して頂いていたのは、山口竜一さんです。
山口竜一さんから、次の担当は大橋敬之係長です。
大橋敬之さんは、入社18年のベテラン社員です。
1998年にジョンソン・エンド・ジョンソンに入社して、以前は他の医療器部門を担当していました。
コンタクトレンズの担当になったのは、2000年からだそうです。
山口竜一さんは、体育会系の熱血漢で、取引先の為になることを、優先的に考えてくれていました。
彼が、我が社の担当中に、記憶に残ることは、基本契約の締結です。
JJから、これまでの25年に渡る取引関係を、全てご破算にして、新しくジョンソン・エンド・ジョンソンの都合の良い基本契約に、締結をし直そうという提案がありました。
提案と言っても選択肢のない提案です。
過去の商習慣を全てご破算にするのは、心理的な抵抗がありました。
国と国とが国交を結べば、条約を締結します。
内閣が変わる度に、前の内閣が締結した条約をご破算にして、新しい条約を結ぶように迫られると、その国の信用がなくなってきます。
日本のことわざに、「泣く子と地頭には勝てぬ」といいます。
多くの販売店は、違和感を感じながら、新しい基本契約を結んだようです。
このような場合、不満は、目の前にいる担当者に向けて発言されます。
不満を聞いた担当者は気の毒ですが、会社に取り次ぐか、あるいは聞き流すかです。
どちらが正しいのか、その時点では分かりません。
しかし、どこの国でも、どこの企業でも、取引先との友好関係をいかにして守るかを考えているはずです。
メーカーにとって、販売店は、人間の体で言えば、毛細血管のようなものです。
心臓から、新鮮な血液が体の隅々まで浸透するには、毛細血管が必要です。
地域の販売店は、毛細血管のような働きをしているので、毛細血管が詰まれば、体に変調が出てくるはずです。
J&Jが、目先の利益に囚われて、長期的な販売店との関係を悪くすれば、毛細血管が詰まるように、J&Jの企業体質に悪い結果が起きかねません。
山口竜一さんの得意先を思う気持ちは、必ず皆さんに伝わる日がくると思います。
それまで、目前の仕事に励んで、また、一段と成長した山口竜一さんと、お会いしたいと思います。
またビジネスで関わる日を待っています。