神戸大丸で感じたことは、通販の影響を大きく受けている事です。

神戸大丸8階の飲食街で、和食の安さんに入り、海鮮ちらしを頂きました。

さんプラザの地下で、昼食を頂いていると、同じ店が続きます。

8月の炎天下ですが、今日は元町の大丸まで、少し遠出してみました。

三宮から元町まで、地上の炎天下を避けて、地下道を通っていきました。

さんプラザから、元町の神戸大丸の入り口まで、地下道は続いているのです。

これは、意外に知らない人が多く、地下道を通る人も少ないようです。

大丸百貨店に到着すると、今日の昼食は8階の食堂街にある、和食の安さんです。

このお店は、以前にセンタープラザの地下にもありました。

何を注文するか迷いました。

目移りして、あれも食べたい、これも食べたいと迷うのです。

エスカレーターを使って地階から8階までゆっくり上ってくると、大丸百貨店のお客さんの人数が少ないことに気がつきました。

高齢者の方は多いのですが、若い方が少ないと思います。

今はインターネットでほとんどの物が注文出来る時代になりました。

百貨店で現物を見て、品番を確認し、ネットで注文するのです。

インターネット業者は、店舗もなく、店員もいません。

だから、固定費がうんと安くて、リアルに店舗を構えているお店とは競争力の強さが違います。

インターネット通販にも、弱点が見えてきました。

それは、宅配を支えてくれている運送業者に、過度な負担を強いていたことです。

ヤマトの宅急便は、値上げの方向に向かっています。

今のような、ネット通販が隆盛になれたのは、社会的なインフラのお陰でもあります。

例えば、高速道路は、税金で整備されています。

市街地の道路の整備も、市町村が負担しています。

税金を使って、皆で通販が安く出来る様なインフラを整備しているのです。

その結果、不利な立場になっているのは、実際に店舗を構えている企業です。

店舗を作れば、固定資産税を納めます。

神戸市の場合は、固定資産税以外にも、償却資産税がかかってきます。

店舗で働く社員の皆さんにも、給与や賞与が必要です。

その他にも、社会保険料の会社負担があります。

こんなにリアルとバーチャルのビジネスに、ハンディーがありながら、インターネット通販と戦っていくリアル店舗の経営者は、大変です。

安さんで選んだ料理は、海鮮ちらしです。

奧さんは、須磨御膳でした。

比較的空いていたので、ゆっくりと昼食を頂きました。

それにしても、インターネット通販と、リアル店舗が共存していくことは、大変なことだと感じました。