ビオトープ(Biotop)でメダカの池を作っています。(1)湯舟サイズと、箱舟サイズの二つの池です。

ビオトープのメダカ池を作るのは、難しそうです。上手く、出来るでしょうか? ビオトープづくり(1)

ビオトープ(Biotop)でメダカの池

ビオトープ(Biotop)とは、ギリシア語からの造語

(bio(命) +topos(場所))の二つの言葉の造成語です。

そこから、生物が住みやすいように

環境を改変することを指すようになりました。これが Biotopです。

ビオトープは、

生命が住みやすいように環境を改革することでもあります。

中でも、ビオトープでメダカの飼育が今流行になっています。

ビオトープのメダカの池は自然水の利用

アルミ温室を作って、その周辺の外構工事をしていると、

斜面の土地より自然水がしみ出してきました。

この湧き水を集めると池が出来るのではないかと思い、

周りの土で水を止めてみたところ、確かに水は貯まりました。

しかし少し強い雨が降れば、この水たまりは流されてしまいます。

そこで工務店にお願いして、コンクリートブロックで周りを囲んでみました。

ビオトープ池 失敗

結果は、失敗です。

コンクリートで周りを囲み、風呂桶のようなプールを作ってみると、

これまで流れていた湧き水は水の流れが変わったようで、

地面より下に方向を変えて、地上には水は湧き出なくなってしまいました。

上流から湧き水を集めてこのコンクリートの池に水を集めるつもりでしたが、

集水口からは湧き水は一滴も入って来ません。

ビオトープ池 二つ目

ビオトープでメダカを飼育する為、もう一つ池を作りました。

池が出来ると、コンクリートを乾かして

コンクリートのあく抜きをしなければなりません。

子供が溝にはまっても危なくないように、

水の深さは30cmくらいを考えています。

30cmくらいなら立ち上がれるはずです。

二つのビオトープの為のメダカの池は、防水処理をして、

水が抜けないように工事をする事と、

水が環流するように、水抜きも作るようにします。

2016年7月

コンクリートで水漏れを防ぐと、次は防水塗装で、水漏れとコンクリート灰汁の予防です。 ビオトープをつくる(3) 社長ブログ/社長の趣味/メダカ池作り

ビオトープの池を作り始めて、試行錯誤が続いています。

湧き水を利用して水たまりを作り、

その水たまりでメダカを飼育しようと考えています。

途中、自然のままでは水がたまらない事がわかり、

ブロックとコンクリートで、水漏れを防ぐようにしています。

夜、ビオトープの構想を考えるため、池の周りに行ってみると、

早くもカエルがどこからかやってきて、

このビオトープの池を住処にしようと、狙っているようです。

小さな体のカエルですが鳴き声は大きく、

夜の静けさにこのカエルの声が響き渡ります。

カエルは歓迎なので、追い払いません。

しかしまだ工事中なので、この蛙さんが願っているような、

ビオトープの池になるかどうかは解りません。

コンクリートとブロックで囲った水たまりのような池には、

早くも小さなオタマジャクシがたくさん生息しています。

不思議なのは、周りに水がないところなのに、

どうしてカエルはこの池を見つけたのでしょう?

そしてカエルは、いつの間にここに卵を産み付けて、

オタマジャクシになったのでしょうか?

後で一週間前の写真を見てみると、その時は気付きませんでしたが、

卵のようなものが沢山写っていました。

翌日もう一つの長方形のビオトープ池を見てみると、

排水の為のパイプが、コンクリートの底辺に、

壁に穴を開けて、排水溝のように出来ていました。

一定の水位になると、パイプの開口部から水は外に流れ出るように、

水位の設定がされています。

この後、防水塗装をすることになります。

色は、水色にするつもりです。

コンクリートのままだと、コンクリートの灰汁が出て、

メダカは死んでしまいます。

通常あく抜きをする為には、水を何回も入れ替えて、

3ヶ月から6ヶ月くらいは、あく抜き期間が必要です。

昨夜見た、カエルが居た、

自然水がたまるビオトープの池は、

どうなったでしょうか?

今朝の内に、職人さんが来て、

20cmほどたまっていたコンクリートとブロックの池の水は抜かれて、

昨夜見た、オタマジャクシのような小さな生き物は、

池の外に排出されたようです。

この自然水が溜まるコンクリートとブロックの池も、

防水塗装がこれから行われます。

防水塗装をすれば、コンクリートからの灰汁は防ぐ事が出来ます。

あの蛙さん、少し早まって、急ぎすぎて、

オタマジャクシを生み付けたのなら、

知らせてなくてごめんなさい。

沢山の生物が、

まだ出来上がっていないビオトープの池に入りたがっているようです。

まるで工事中のマンションに

居住希望者が入居しているような感じです。

2016年7月14 日(木)

FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称です。ビオトープを作る(4) 社長ブログ/趣味/メダカの飼育

ビオトープの池作りは、しばらく止まっていました。

止めていたのは、私ではありません。

お願いした工務店の都合です。

8月の炎天下の日に、ビオトープ池の防水工事が始まりました。

コンクリートのままだと、

水を張っても自然に水漏れが起きるそうです。

そこで、コンクリートの上から防水工事をしておきます。

防水工事は、FRP防水(ガラスマット敷設)方法で行います。

FRPとは繊維強化プラスチック(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称です。

ガラス繊維などの強化材(補強材)で補強したプラスチック、という意味です。

今日の職人さんは、シート状になった繊維強化プラスチックを、

コンクリートの表面に貼り付けています。

貼り付けるのは、接着剤です。

繊維強化プラスチックシートを、一枚ずつコンクリートに貼り付けていき、

上からローラーを使って接着剤を染みこませています。

接着剤は、ドラム缶から取り出した液体の接着剤と、

もう一つ何かの液体を混ぜて使っています。

水が漏れる箇所は、コンクリートのつなぎ目とか、

ブロックのつなぎ目、そして、排水のために穴を開けて、

パイプを埋め込んだ箇所です。

今日は、二つの池のうちの一つを防水工事しています。

繊維強化プラスチックシートをコンクリート壁面に貼ると、

コンクリートからのアクが出なくなり、

水を溜めて、何度も水を入れ替える、

コンクリートのアク抜き作業をしなくても良くなります。

炎天下のもと、丁寧に繊維強化プラスチックシートを貼り合わせていきます。

貼っては、接客液をローラーで塗り込んでいます。

これで防水工事は終わりです。

防水工事をすれば、水が漏れることはありません。

もっと大きなビオトープ池を作りたかったのですが、

あんまり大きな池を作ると、

幼い子供が池にはまってしまう事故が起きては大変なので、

想定の規模から5分の1くらいになってしまいました。

水が一杯溜まると、横から排水する水抜きのパイプも設置できています。

次の課題は、水の循環方法です。

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