商船三井ビルディングには、大丸神戸店のインテリア館「ル・スティル」があります。

家具は買いたいし、置き場はないし、買い替えするには今の家具を捨てなければなりません。

神戸元町の旧居留地に、商船三井ビルディングがあります。

先日このビルにある取引先を訪ねたとき、商船三井ビルの歴史的な建築物に感動し、また来たくなり、大丸が利用している一階の家具展示室を訪ねてみました。

大丸百貨店が家具展示場になっているので、家具を見るためなら、一階の展示室は訪れることができます。

入ってみて驚きました。

見事な作りです。

一階のフロアには、壁の間仕切りがなく、すべてオープンフロアです。

家具は一つ一つが大きいのですが、大きな家具がたくさん集まっても、フロアの狭さを感じないほどの広さです。

これなら、ダンスパーティーを催す、貴族の集まる映画を撮影する舞台になりそうです。

一階から二階に上がる階段の素晴らしさに驚きます。

なだらかな勾配で、ゆっくり上がれば、心臓に負担は感じません。

一階には、素晴らしい家具がたくさんあって、実際に買いたくなるほど重厚なテーブルセットを見つけました。

もし、テーブルセットを買うなら、これにしようと奥さんと相談ができました。

しかし他の候補もあり、今日ここで注文したわけではありません。

大丸神戸店のインテリア館「ル・スティル」は、外から見ても一度は入ってみたくなるようなお店です。

商船三井ビルディングのフロアがレストランなら、ビアホールなら、クラブなら、もっともっと利用の機会がありそうですが、家具となると、そんなに購入機会がないので、今までの利用経験がありません。

新築ビルもいいけれど、神戸の港に居留地があった時代から、その歴史を伝えるような伝統的な建物は、生活の中に、もっと接点があったらいいなぁと思いながら、商船三井ビルディングを後にしました。

2016年6月