商船三井ビルディング(神戸)で打ち合わせです。
商船三井ビルディング神戸は、神戸の居留地跡にあります。 社長ブログ神戸/神戸三宮/神戸旧居留地/レトロな建物
神戸に長らく住んでいても、海岸通りに集まっている、港湾関係の会社や、ビルディングを訪れる事はあまりありません。
神戸大丸の、南側の海に近い周辺は、旧居留地として、神戸が港から発展してきた場所です。
取引先を訪ねて、今日は商船三井ビルディングに来ています。
この近くを歩くと言えば、8月のみなと神戸海上花火大会くらいしか機会がありません。
商船三井ビルディングは、1922年に建築家の渡辺節氏によって建てられました。
石造りの重厚な感じです。
冬ならきっと、石が冷たくなって、ビルの中も冷たいのではないかと、心配します。
港に面した大通りの向こうには、神戸水上警察署や、合同庁舎があります。
商船三井ビルディングの1階部分には、大丸神戸店のインテリア館「ル・スティル」が入っています。
商船三井ビルディングの中に入っている、事務所への入り口は、別のところにあります。
インテリアの展示室は、入ってみたくなるような、センスの良さが伝わって来ますが、今日は約束の時間があるので、中には入れません。
先ほどの正面入り口から、大丸方向に、商船三井ビルディングに沿って北に少し戻り、ビルの角を東に折れると、事務所用の玄関があります。
事務所用の入り口にも、商船三井ビルディングの標識が上の方に見えました。
入り口から中に入ると、エレベーターホールがありました。
エレベーターは、3機並んでいます。
どれも、今時珍しいレトロ調です。
目的の階に、エレベーターを使って上がります。
エレベーターは、ゆっくりとしたスピードで、格調の高さを感じます。
映画で見た事のあるような、重役室専用のエレベーターホールのような雰囲気です。
郵便ポストが、エレベーターホールの脇にあり、ここに郵便物を投函すると、重力でまっすぐに1階の郵便ポストに落下するようになっています。
エレベーターを降りて、ホールから目的の事務所に、床がピカピカの廊下が続いています。
これも大正調か、昭和初期の時代を感じる廊下です。
打ち合わせが終わり、商船三井ビルディングについて、テナントの方からお話を聞きました。
この歴史有るビルでも、最近はテナントの出入りが多くあり、衰退していく企業と、これから生まれてくる新しい業界の時代の流れが反映されていくそうです。
2016年6月3日(金)