ヒロで日系人が生み出したハワイ料理ロコ・モコを食べる ~ハワイ島新婚旅行記 その4~
ワイピオ渓谷の近くの街、ホノカアに向けて移動
2006年4月23日、ハワイ島新婚旅行第4日目です。一週間の休暇をいただいて新婚旅行に出かけていますが、あっという間に今日で半分の行程を終えたことになります。
1日目はマウナケア山頂ツアーに参加し、2日目はシュノーケルをつけて海で遊んで、3日目はボルケーノエリアをトレッキングしました。まるで体育会系のような新婚旅行なので、今日は運動はお休みします。
明日の予定は、ハワイ島最大の渓谷「ワイピオ渓谷」に行きます。そこで、今日はワイピオ渓谷のすぐ近くの街、ホノカアに移動します。ホノカアへのドライブの途中、ハワイ島東部の主要都市ヒロでお昼を食べることにしました。
ハワイ諸島第二の都市・ヒロで、ロコ・モコを探す
ヒロの街は、ハワイ郡の郡庁所在地で、ホノルルに次ぐハワイ諸島第二の海港都市です。日系人も多く居住しているため、街の中にはお寺が見られたり、ちょうど僕らが訪れたときには、軒先に鯉のぼりをぶら下げている家もありました。
初期の日系人によって生み出されたハワイ島のローカル料理の一つに、ロコ・モコがあります。ロコ・モコは、丼茶碗にたっぷり熱いご飯を入れ、その上にハンバーグと玉子の目玉焼きを置き、牛肉のブラウングレービー(たれ)をかけて食べる丼です。
発祥の地として「元祖」を名乗るお店がたくさんあるのは、日本の名物料理でも同じです。
ロコ・モコの発祥についてもいくつか説があるようですが、今回は、1984年にロコ・モコの特許を申請してロコ・モコの「誕生地」として、大々的に売り出している「カフェ100」に行ってみることにしました。
地図を見ながら知らない道を勘だけで運転していき、やっとの思いでお店を見つけました。しかし、お休みのようです。お腹も空いてきているのでがっかりしました。
「クヒオ・グリル」でロコ・モコを味わう
がっかりしていてもお腹は膨れないので、次のお店をロンリー・プラネットで探します。
やはりハワイのローカル料理を出してくれるお店がいいなぁと見ていると、近くのショッピングモール内に「クヒオ・グリル」というお店があり、ここでもロコ・モコを出しているようなので行ってみることにしました。
さて、このショッピングモールが巨大で広大で、なかなか目当ての「クヒオ・グリル」が見つかりません。日本の感覚で言うと、広い駐車場のあるジャスコとダイエーとマツモトキヨシとユニクロとトイザらスがくっついたくらいの広さと規模です。とにかく駐車場が広いのです。
ショッピングモール内には、経営学の本によく出てくるシアーズ(Sears)やウォルマート(WAL MART)があります。もちろんマクドナルドもあります。
驚いたのは、キティーちゃんがハワイでも売られていたことです。サンリオはユニバーサル・スタジオ・ジャパンに進出したと思ったら、ハワイ島にも進出しているのです。
広い広い駐車場をあっちこっちと移動しながら、やっとクヒオ・グリルを見つけて入ることができました。店内には招き猫など置いてあり、どうやらこちらも日系人の方が始めたお店のようです。
クヒオ・グリルのロコ・モコはどんぶりではなく、お皿に乗って出てきました。左の写真は、ハワイのローカル料理のランチプレートです。ピンク色の料理は、ロミ・サーモンといいます。「ロミロミ」はハワイの言葉で「揉み揉み」を意味します。鮭をタマネギやトマト、唐辛子などと一緒に刻んで「もみもみ」したサラダです。これがさぱりとしてとても美味しかったです。
ホノカアに向けて移動
お腹も膨れたし、目的地のホノカアを目指して車を走らせます。左ハンドルにもだいぶ慣れ、時折路肩に車を止めては、目にとまる風景をカメラにおさめます。
夕方遅くにホノカアの街にに着いて、明日の目的地「ワイピオ渓谷」の下見に行きました。午後遅くから雲が出てきて、明日の天気が心配になってきました。
さて、明日はワイピオ渓谷を見下ろすトレイルを馬に乗って巡る予定になっています。