原油安は、原油に集まったお金が少なくなると、水不足と同じように、経済に大きな変化が起きてきます。
大阪府立大学と大阪市立大学の統合は、黄信号が青信号になりそうです。 社長ブログ神戸/美味しいお店 とよの本舗
原油安止まらずの記事です。
ニューヨーク市場では、1バレル36ドル台まで下落しています。
一般に消費者にとって、物価が下がる事は歓迎ですが、経済に大きな影響を持つお金の流れから見ると、原油価格の下落は、産油国側にはお金の流れが変わってくることになります。
例えば、川の流れがあるとき急に枯渇してくると、川の水をあてにしていた農業や工業、さらに生活者にとっては水不足になります。
水不足であれば、生産力は低下します。生活も、水を節約していきます。
原油に集まったお金が集まらなくなってくると、水不足と同じように経済に大きな変化が起きてきます。
今日のお昼に、普段使っていない店を探して元町方向に歩いていると、おばんざい5種定食880円がありました。
お店の名前は、「とよの本舗」です。
とよの本舗では、メニューは1種類だけの30食限定だそうです。
お昼を食べながら、原油価格の影響を奧さんに分かりやすく説明していると、ものの値段が下がるだけが、良い事に繋がるとは言い切れない事がわかります。
特に、株価には悪い影響も出ています。
株式市場では、大きな変化を嫌っています。
原油価格が一定の水準から、上に行っても、下に行っても、そこには新しい均衡点が出るまで、市場が落ち着くまで、混乱が待っています。
その混乱に対して、どのように落ち着くのか、不安感があります。
この不安感が、株式市場では不安材料として扱われ、株価の先行きに悪い材料になっています。
そういえば、お昼のお店選びで安心なのは、これまでの行きつけの店です。
行きつけの店なら、はずれはありません。
しかし、もし行きつけの店が何軒もお休みになっていれば、仕方がないので新しいお店を探さざるを得ません。
ここに、不安感が出てきます。
新しい店が、また来たくなるようなピッタリの店であれば、これは幸せです。
しかし、なかなか新しいお店を探しても、また行きたくなるようなお店は少ないのです。
大阪府立大学と、大阪市立大学の統合問題にしても、最初は、統合されるとどうなるかと不安感が先行していました。
しかし統合に向かって進んでいると、次は、統合が難しくなったことへの不安感が出てきます。
一旦住民投票で否決されても、大阪府知事選挙と大阪市長選挙の双方で、大阪維新の会の考えに沿った選挙結果が出た事で、二つの大学の統合問題は統合に向かって進みそうです。
原油価格の下落、大阪府大、大阪市大の統合の二つの問題に共通していることは、新しい均衡点を見つける為の途中の不安感です。
2015年12月9日(水)