松茸を前に考えました。こんなキノコに、日本人はどうして大層なお金を払えるのでしょうか?

外で頂くまつたけご飯には、マツタケの厚みを感じることが、ほとんど無理なので、家でいただく松茸こそ、その歯ごたえが醍醐味になるのです。

岡山の美作市で、彩菜茶屋で買ったマツタケは、いよいよ頂く時になりました。食べてしまったら、松茸も消えてしまうので、いま、生前のマツタケを、記録に残します。

まつたけ文化の無い、海外の人達から見ると、1本のマツタケが、日本産だと5000円とか、形が良ければ1万円とか、形も大きさも揃っていれば、2万円とか、信じられない値段で購入することは、外国の人から見れば、理解出来るのでしょうか?

それで日本人は、マツタケに、国産の松茸に、憧れているのです。

神社のお賽銭を考えてみると、10円100円の人もいますが、何万円も、小切手に語呂合わせの文字を記入して、お正月のお賽銭にする人もいるのです。

これも、神社のない外国の人には、この価値判断は、理解出来るでしょうか?

マツタケご飯が、炊きたての朝ご飯として、テーブルに登場です。どんな具合に出来上がったか、奥さんは、高価な松茸を使った調理担当者として、とても気になっています。

まつたけの吸い物には、今回は、うすくち醤油を使って、上品なお吸い物にしました。

まつたけご飯は、新米を使ったことで、水加減が難しく、最初やや水気が多いように感じましたが、時間を置くと、水分も蒸発して、適当なかたさになりました。

香りが良いのが国産松茸です。韓国産や、中国産の松茸の場合は、まつたけの香りが、やや物足りなくなります。

松茸ごはんをいただくとき、大げさに言えば、もう一つの醍醐味は、マツタケの歯ごたえです。

松茸を噛んだときに、ざくっとした、やや重みのある歯ごたえに、まつたけがなるのは、その分だけ松茸の厚みを、厚く切る必要があります。外でいただくまつたけご飯には、マツタケの厚みを感じることが、ほとんど無理なので、家でいただく松茸こそ、その歯ごたえが醍醐味になるのです。

2014年11月14日(金)