マンゴーは高級果物です。恩納村前兼久で、マンゴー農園を見て、栽培の難しさを知りました。
マンゴーが、沖縄恩納村前兼久の米須勇さんから送られてきました。マンゴーを見れば、思い出すことがたくさんあります。
沖縄恩納村前兼久の友人、
米須勇さんから、沖縄特産完熟マンゴーが届きました。
沖縄恩納村では、マンゴーだけでなく、
パッションフルーツ、アテモヤ、
ドラゴンフルーツなどの、
トロピカルフルーツに、力を入れています。
マンゴーといえば、りんりんのマンゴー種飲み込み事件を思い出します。
りんりんが、マンゴーの種を、飲み込んで、
危うく、お腹の開腹手術になりかけた事件です。
わんちゃんにとっても、マンゴーの香りは、
猫にカツオブシのように、
魅惑的な匂いだったようです。
マンゴー農家が苦労するのは、
温度管理、水分管理、自然災害、害虫、
ヤニ果防止など、心配の種が色々あって、
マンゴーの栽培は、非常に神経質で難しいようです。
温度は、他の果実なら
寒暖差が激しいと糖度が高くなったりしますが、
マンゴーの場合は、
常に一定以上
(農家によって基準は色々あるようですが、24度くらい)の
温暖な気候の元で育てなければいけません。
沖縄のある農家では、
春夏は屋外で日光を当てて、
秋冬はハウスで囲って温度管理をしています。
そのハウスも、台風で倒壊したり、
水害で流されたりすることもあるようで、
農家の方達は、自分の子どものように思いながら、
必死に守って育てているようです。
果肉からヤニ状の液体が出る、
ヤニ果になれば、商品としての価値が
著しく下がってしまいます。ヤニ果の発生の原因は、
「分泌嚢に蓄積 されていた樹脂 (テルペン)が
果皮のあちこちから分泌 してヤニ状を呈 し,
果実の外観を著 しく損ね、
商品価値を低下 させている.その原因としては、
成熟に伴 う果実の急激な肥大が果皮に
組織的なひずみをもた らし、
細かい亀裂が生ずることが考えられる」
(宮崎大学 学術論文 ’Irwin’マンゴーの果実発育とヤニ果の発生について より)
ということです。そういえば、
梅の実にもヤニがついていることがありますが、
あれも分泌物は別ですが、
梅の実に必要な養分が欠如して起こる症状だそうです。
そしてマンゴーは日持ちがしません。
先日の台風8号で、
出荷の足止めをくらった沖縄県宮古島市のマンゴーが、
なんと自衛隊機に特別輸送されるというニュースがありました。
(2014年7月14日(月)毎日新聞WEBサイトより参照)
以前に、恩納村前兼久の、山城久永さんのマンゴー畑を、訪問したことがあります。
マンゴーの栽培には、温度管理が大切です。
せっかく育てたマンゴーも、栽培条件が悪くなると、
マンゴーの実が落果してしまうことがあります。
宮崎県のマンゴーは、東国原宮崎県知事の時代に、
全国的に有名ブランドになりました。
庶民には、高嶺の花と思われるほど、
贈答品としては、価値が出るのです。
普段、食べられないものを、いただくと、
いただいた方は、嬉しくなるのです。
マンゴーが高いのは、生育に手間暇かかるだけでなく、
気温が低いときの暖房費が大きいと言われています。
マンゴー農家の話では、マンゴー栽培は、
リスクの高い果物で、当たれば高く売れ、
外れれば、出荷できないほど、
リスクの高いビジネスです。
2014年7月14日(月)